今年に入ってから、人形町の現場に出入りするようになった。
そこのインド人に連れられて行った、香港美食園 人形町店。
15時近い、遅いランチで入ることができるお店が限られていた、というのが大きな理由なのだけど。
そこの現場はインド人と中国人が多く、日本人は少ししかいない。
文化的な摩擦もなく和気藹々とやっているのだが、国同士の文化の違いなどを話してもらえるのが実に面白い。
彼は、お見合い結婚で、インド人は殆どそうなんだとか。
お見合いが済んだらすぐに婚約、少し間をおいて、すぐに結婚。
日本人に言ったら、「なんて非人道的な」とか「恋愛結婚じゃないなんて」という人もいるだろうが、日本だって高度経済成長くらいまではそうだったんじゃないの?
さて、ラーメンとチャーハンのセット。
結構なボリュームで、他にもランチメニューが15種類くらいあったのが印象的。

ラーメンの方。
「日本のラーメン」よりは、いわゆる「中華そば」に近い。
全然こってりしていない、あっさり系。

チャーハンの方。
中華屋さんのチャーハンって、もっとギトギトで化学調味料たっぷりな印象なのだが、なんとも優しい。
私は薄味でも平気なのでバクバク食べていたが、コッテリ好きには物足りないかもしれない。

入り口。
人形町の駅近くだし、見落とすことはないと思う。

その他、インド人の彼から面白い話を色々聞くことができた。
例えば、彼らはあまり生ものや踊り食いなど生きているものを食べないこと、とはいえ私が過去に刺身を食べにインド人と一緒に飲みに行ったことがあると言ったら「インド」と一言にいっても合衆国に近く北や南など地域によって大きく文化が異なること、婚前交渉(今日び死語だが)は厳禁であること、日本は安全過ぎること、それを他の国を訪れた時に同様だと思ってはいけないこと、例えばインドでは女性が独り歩きするなんて有り得ないこと、その治安の悪さから男がついていても女性は夕方以降外出すべきではないことなど。
色々な国の人と会話するのは、やはり面白い。
普段我々は政治や行政に文句を垂れることが多いかと思うが、少なくとも治安や安全という意味においては、感謝しなければならないのだろう。
すっかり忘れていたが、お店の評価としては、普段使いの中華屋さん。
近くにあったら、たまに昼飯を食べに行く感じ。
全体的に味付けが優しいので、コッテリ系は胃に重いが中華が食べたいおっさんにはよいかも?
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