竜馬バーガーを食べた後は、竜馬公園で海を見ーの、温泉入りーの、高知城を見-の、ヒロメ市場を冷やかしーの。
その中で見つけた、高知の夜に最も相応しいと思われる鰹人へ。
こういう時に私の嗅覚は絶対に外さない。
故に、確信しかない。
なんというか、ヒロメ市場は、いかにも観光客の受け皿です感が丸出し過ぎたのと、やはり一軒目はクオリティ重視にしたかったのに所詮は観光客向けレベルの店しかなかったことが残念。
ラーメン屋もあったし二軒目以降ニーズにはいいかもしれないんだけど、それだったら屋台街でいいって話になる。
そうすると、観光客と昼間から飲みたい地元民向けの施設でしかない気がする。
まずは、貝セット。
確か、ハマグリと大アサリだったかな?

刺し盛り。
もうね、この塩とニンニクで食べるカツオが異次元過ぎて。
今まで食ってきたカツオって何なんだ?というレベル。
それなりに旨いものは食ってきた自負はあるが、尋常じゃ無さ過ぎる。

アワビ。
基本的には火を通した方が好きなのだが、ここまで鮮度が良いとコリッコリで美味い。

「ヤケド」。
これ、実は十年以上前から存在を知っていて、まさか食えるとは思っていなかったもの。
感動したなぁ。本当に。
少し解説すると正式名称はハダカイワシというもので、皮膚が弱いのか何なのか皮が剥げやすく、水揚げされた頃には名前の通り裸になってしまうらしい。
それが保管状態としてよろしくないのか、あるいは単に量が取れずに流通しないだけなのか、とにかく東京なんかじゃ食べられない魚。
脂がのり過ぎているせいで焼くと物凄いことになり、その様からヤケド(火傷)と呼ばれるのだとか。
詳しくは、「ざざむし」という私が大好きなゲテモノ食いサイトがあるので、そちらを参照されたし。

ウツボ。
もっちもち。これも感動したなぁ。
ただ、かなり脂が強いと感じたので、度数の高い酒を飲むか炭酸ものにした方がよいかも。
ビールじゃあ負けてしまう。

さて、お次はトコブシ。
イケスに入っているものを取り出して即焼く。

基本的にイケスに入っているものなんて「辛うじて息も絶え絶えだが生きている」ってだけの話で、「生きてはいないが、良い状態で〆たもの」には大きく劣るというのが持論。
ただし例外はあって、イカは生きていてナンボだし貝は死んでいるとそもそも話にならない。

焼いている様子を撮影してみた。
その2。
その3。
大満足で店を出る。
高知の夜は、これから。
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