この日は、クライアントの部内の飲みの席に図々しくお呼ばれした日。
築地から晴海通りに出て、寿司大の裏手にある多け乃食堂(たけのしょくどう)。
小奇麗にしている洒落た店より、古くて小汚い居酒屋。
そういう意味では、全く私好み。
少し遅れて店に入ると、もう既に雰囲気は出来上がっていた。
このお店の二階は冷蔵庫から勝手に飲み物を頂いて、空き瓶で精算する形のようだ。
ビールやら冷酒やら、提供を待たないで頂くことができるのもウリの一つだとか。
外観。
寿司大の裏、とだけ覚えていればok。

キンキの煮付け。
このお店の魚介は美味しいとのことで、期待が膨らむが、全く言うことなし。
とにかく旨い。

こちらは、ノドグロの煮付け。
ノドグロという高級魚を一匹まま煮付けにするなんて、なんて贅沢なんだろうか。
ホロホロと柔らかく解ける身を頂いては、日本酒なしではいられない。

こちらは、岩ガキ。
昔は牡蠣アレルギーで、牡蠣チゲですらダメだったのだが、少量ずつ食べ続けていたらアレルギーが治ったらしい。(といっても、症状が恐ろしくて大量に食べる気にはならないが)
こんな旨いものを、また食べられるようになったことは素晴らしいことだ。

いやいや、実に素晴らしいお店を教えて頂いた。
21時に閉まってしまうのが厳しいところだが、早く仕事を終えてサクっと飲んで、21時には帰るという生活はさぞかし素晴らしいのだろう。で、家に帰ってお茶漬けを食べると。サザエさんの家みたいだな。
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