気付けば暫く実家に帰っていない。
じゃあ、ぶらり旅してみますかね。
そんな軽いノリで行ってみた、旭川旅行のお話。
よく家族サービスはしないのかとか何で一人で行くんだとか言われるのだが、子供が小さいうちは面倒を見るのが精いっぱいになってしまって嫁が楽しめないし、第一、子供たちを連れて行っても記憶に残る年でもない。
別に家庭不和ってこともないんだが、そんなわけで一人でぶらっと何処かへ行くことが多いのだ。
さて、初日、着いたらまずは熊ッ子ラーメンで腹ごしらえ。
私の体の何パーセントかはここのラーメンで構成されている、というほど昔から食い続けている。
最近は味が変わったとか落ちたとか言われているようだが、思い出補正もあるせいか私にとっては十二分に美味しかった。
次に寄生したら店を閉めていた、なんてことがないようにお願いしたいものだ。
ちなみにこれは、羽田で買ったお土産「とろける白桃」(だったはず)。
実家に帰る時の羽田での買い物はなんと楽しいことか。
土産と言いつつ、自分が食べたいものを買うんだけれど。
で、夜は実家で酒盛り。
ズワイ、毛ガニ、海老、シャケ、ツブ、などなど。
兄弟が揃うこともあまりないので(というより私がとにかく実家に帰らないせいか)、両親も含め、実に楽しい時間を過ごすことができた。
二日目は、まずはみづのでラーメン。
昔ながらのクラシックなスタイルで、実に美味しいシンプルイズベストな一杯。
唯一後悔しているのは、お目当てにして行った生姜ラーメンを勘違いで食いそびれたこと。
まあ、また行く理由になっていいや。
夜は、上の実家で酒盛りの記事にまとめてしまったが、庭でバーベキュー。
地元の美味しい焼肉屋さんから肉を買ってきたとのことで、実にgood。
また、外で食うメシ、外で飲む酒のうまいことうまいこと。
三日目、昼まで寝てて、この日は友人と飲むのだと思い出す。
まずは天金で昼メシ。
ザ・旭川ラーメンという味に舌鼓。
ここから少しぶらぶらして、夜は友人と飲み・・・だったのだが、日頃からお疲れの友人は、なんと2時間ぐらいでダウン。
おいおい、俺、朝まで飲むつもりだったんだけど。。。
友人は嫁さんと来ていたので、サクッと別れて時計を見ると、まだ9時。
おいおい、子供が寝る時間かよ。
夜遊びする気にもなれず、まつ田でラーメンでも食って帰るか!ということで、久々に行ってみる。
味は間違いなく旨い。旭川でもトップレベルだろう。
ただ、究極に接客がクソ。
腹は満足したが、イライラしながら帰路につき、10時半には寝ていた気がする。
なんて健康的。
四日目、姉夫婦とバオバブの木で昼メシを食べた後、「龍乃湯」という温泉へ。
風呂の中なので当然写真は撮れないのだが、この温泉、10円玉のような茶褐色のお湯で、とにかく温まるし熱が抜けない。
たっぷりと浸かって、かつて住んでいた東旭川をブラブラして、昼間酒を飲みにサンロク(町の中心部)に向かう。
・・・と思ったら、アクシデント発生。
バスで隣の席にいた若いカップルが携帯を置き忘れている。
運転手さんに届けたりバス会社に連絡しても、けっこうこういうのって戻ってくるまで時間がかかったりするんだよなあ・・・と思っていたら鳴ったので、電話を取ると、男の子の声。
町で落ち合って返してあげることに。
ああ、なんて俺って優しいんだろう。
善行をしたイイ気分で少しブラブラして、よしやで一杯。
旭川にも昼間酒が飲める場所があるなんて、いいね。
シンコ焼きってのが美味しいし、突出しが白菜の浅漬けってのが嬉しい。
軽く一杯やったら、祐一郎商店へ。
地元に帰ると割とよく行く店で、クオリティの割に値段が安くて嬉しい限り。
じゃあガッツリ飲むぞ~と思っていたら、兄から電話。酒盛りしようぜだって。
まぁそれはそれでいいか、ってことでサクッとシメて、外に出る。
いやいや、でも全然まだしっかり食ってないし、兄はメシの後だろうけどこっちは腹四分目くらいだ。
というわけで、山頭火へ。
ものすごく久しぶりだったが、実に旨かった。
で、タクシーで実家へ移動して、兄と酒盛り。
久しぶりだなあ、二人でゆっくり話すのは。
そうこうしているとキャンプに出掛けていた両親&孫ズが帰ってきて、この日は就寝。
五日目、まずは昼メシに花いちもんめで寿司を食う。
両親と水入らずの外食なんて、これからあと何回あるんだろう?なんて、少ししんみり。
夜は近所の焼き肉居酒屋一心で、父、兄、義兄、姉らと飲む。
今回は長めの滞在だったので、色々と話せたし、色々と食えたし、楽しい酒をたくさん飲むことができた。
満足のまま夜も更け、次の日は朝の便で東京へ。
さて、ここからはお土産コーナー。
まずは、「塩蔵ほっけ」。
塩蔵というだけあって常温でもつのだが、それ故に塩っ辛い。
米よりも酒だな。
塩モズク。
こちらも保存食だが、私にとっては懐かしい焼尻産。
これは美味しかったなぁ。
酒のアテには非常にgood。
空港で買った、倉島乳業のバター。
この高級バターが美味いのだ。
嫌でもテンションが高まる。
このまま貪りたいくらい。
真っ白。
鮮烈なバターの香り。
たまらん。
色々と食い方はあるのだが、とりあえず炒め物に。
鮮度が良いので生で食べてもよいのだが、やはり加熱した時に立つ香りこそが醍醐味というものだろう。
もの凄く散財したが、実に良い旅行だった。
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