神保町にある、小さな小さなラーメン屋 さぶちゃん。
7席しかない狭い店内は大分年季が入っているが、それもそのはず。
今ではよくある「半ラーメンと半チャーハンのセット」の発祥となったお店らしいのだ。
そもそもが、どちらも食べたい貧乏学生のために作られたとのことで、セットで690円。
ラーメン単体だと540円という安さ。
昨今のラーメン屋は800くらい平気でするのに、なんて良心的な店だと感心する。
安さもあってか、行った日は生憎の雨だったが、それにも拘わらず10数人が列を作っていた。
若いのもいたが、殆どがおっさん。ファン層を如実に表していた。
ようやく店に入り、着席してしばらく待つ。
どうやら、殆どが半チャンラーメン(ラーメンとチャーハンの半分ずつセット)を頼んでいるようだ。
余談だが、半チャンとは「半チャーハン」の訛りではなく、「半荘」。麻雀が由来であるとのこと。
半ラーメン。
スープは、濃厚な鶏ガラ。「沢山の具材から取ったダシが絡みあう、濃厚な味」ではなく、鶏ガラが前面に出ているシンプルな味。
チャーハンも味は濃いめで、濃い味好きには堪らないと見える。
私はかなりの大食いだが、味が濃いせいかセットだけで満腹になることができた。
さて、個人的には店の雰囲気も味も決して嫌いではないのだが、難点がいくつか。
- 行列ができる割に店内が7席しかなく、また2人で切り盛りされているため時間に余裕がないと行きづらい
- 自然、女性連れでは相当入りにくい
- また、結構ダイナミックにお店をやられているようなので、潔癖症の人は止めたほうがよいかも
- 化学調味料の味が結構強いので、それ系が苦手な人には向かない
こういう古びた店は、小奇麗なところにはない独特の雰囲気がある。
また暫くしたら行ってみようかな、と思う。
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