【神田 蕎麦】かんだ やぶそば

行こう行こうと思いつつ、なんとなく行きそびれていた店は多く、私にとって、ここかんだ やぶそばはそんな店の一つ。

元々そばは好きだが、旨いそば屋はあまり多くないし、そば湯すら出さないガッカリな所も少なくないが、創業から100年以上営業している店がマズいということもなかろうと、楽しみに出掛けてみた。

大通りから少し入った奥にあり、ちょっとわかりづらかったが、スマホのおかげで迷わずに済む。ありがとうGoogle Map。
店を見つけると見た目が非常に渋い。「佇まい」という言葉が、よく似合う。


何にしようか少し迷ったが、ダラダラ決めるのは野暮ったいので、じゅんさいそばにした。写真は大盛り。

さすがに、そばもツユもじゅんさいも旨い。じゅんさいというと瓶詰のいい加減なものを出す店も少なくないが、ここのじゅんさいは嫌な味が全くせず、夏を感じさせてくれる良いメニューだった。

しかし・・・全然足りない。まったく食い足りない。こんなの7~8杯はいけちゃうぞ、というくらい上品な盛り。
この日はランチで行ったのだが、これでは午後から仕事にならない。オフィスに腹の音を鳴り響かせることになってしまう。

それじゃイカンということで、ビールで喉を潤す。ちょっとしたアテも出してくれてうれしい。

鴨。たった3切れで千円近くするのかよとも思ったが、その辺の鴨とは違っていた。
いや、確かに旨い。

食す順番を間違えた気がしてならないが、少しリッチな昼を過ごしたい時には良い店だと思う。
ただ、そばだけで腹を満たそうと思ったら、相当な数をオーダーしないと足りない。(この発想自体、ひょっとしたら間違っているのかもしれないが)

また、この店でいいなと思ったのが、オバちゃんたちの働きぶり。
キビキビ動いているオバちゃんっていいな、と思いながらそばを手繰り、ビールを飲む午後は素晴らしかった。

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