JR秋葉原の電気街からほど近く、石丸電気の裏にある丸五。
聞けば東京の中でも名の知れたとんかつ屋さんらしく、ここは行ってみるしかないでしょう。
そろそろ若者という年でもなくなってきたせいか、変な(といっては失礼だが)揚げ物屋さんで食べると、テキメンに胃をやられるようになった。
多少値が張ったとしても、ちゃんとしたものを食べるに限る。
同じ秋葉原でも、電気街口を末広町に近づけば近づくほど萌えタウン化していて辟易する。
その点、この店近くは、まだ硬派なオタク色が褪せていないように感じる。
別に萌えタウン化しようがキャバ嬢の呼び込みのようなメイドさんが山程いようが構わないのだが、そもそもオタク文化(というより、ある種の「趣味」について)は、どこか後ろ暗く自分の世界だけに閉じこもるような性質のものであり、それを大っぴらに曝け出してしまうと、売る側の「おまえらこんなんが好きなんでしょ?」「どんどん金落としていってねー」的な態度が鼻につくようになる。
・・・というのは穿った見方だろうか?
まぁ、そんなことはどうでもよく、こちらが外観。
一軒家になっている。
お昼少し前のせいか行列はなく、すぐに座ることができた。
お店に入った第一印象は、「カウンターの中、人多すぎ」。
ロースにしようか迷ったが、ここはヒレで。
写真は、特ヒレ+セットメニュー(ごはんや赤だし。これにより定食になる)。
こちらが断面。
ほんのりピンクで柔らかく、ロースの脂はそれはそれで旨いのだが、ヒレはそれに頼らない赤身の旨味に満ち溢れている。
ヒレ最高。
確かに名が通るのがわかるほど旨かった。
ただ、決してこの店に味で劣っていないかつ平と比較してしまうと、コストパフォーマンスの面で分が悪いか?
頼んだ大根おろしを出し忘れられたりはあったが、良い接客・良いサービスと言ってよい。
一点ケチをつけるなら、食前と食後でそれぞれお茶を出してくれるのだが、食後のお茶は、「食後のお茶」なんだから、食べ終わりそうになったら出すのではなく、食べ終わってから出せばいいのにと思った。折角の心配りなのに、中途半端になってしまっていた印象。
最後に、お店側には何の落ち度があったわけではないが、隣に座っていたお兄ちゃんがクッチャクッチャ音を立てながら食べていて、とてもげんなり。
自覚していない人やら指摘されると逆切れする人やらいますが、そんなことで印象を悪くしたり付き合いが狭まったり(※クチャ食いする奴とはメシ行かない!飲み行かない!という人は少なくない)するのは、勿体ないですよ。
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