仕事帰りに、人形町でお買いもの。
ここ魚久は大正三年創業の老舗中の老舗らしく、前から気になっていた。
本店の方は割烹らしいが、ここでは魚介の粕漬けなどを販売しているとのこと。
外飲みも楽しいが、美味しい魚をテイクアウトして晩酌というのも乙なものだ。
どうやら閉店間際だったようで、お店の中は閑散としている。
商品を見ていると、お店の方に声を掛けられる。
「サービス品、残り二つとなっております。如何でしょうか?」
いや、まずサービス品とやらを説明しろよと思ったが、壁に書いてあったものによると、要は4品パックで値段が安いという品らしい。
(余談だが、店独自のサービスを説明もなく紙で貼り出すこともなく、さも客側が知っていて当たり前という態度をとる店には本当にうんざりする。いや、この店がってことではなくて)
もちろん単品の粕漬けよりは小ぶりだったりするのだろうが、単品だと700円くらいのものが、4つ入って840円なのだからお得感満載である。
こちら、開封後。
「四季おりおり」という文句が良いですね。
この日の内容は、鰆、鮭、ギンダラ、イカ下足。
ウキウキしながら、焼き上がりを待つ。
焼けました。
これを840円で食べられる場所は恐らくないので、物凄く得した気分になる。
これに冷や奴でもつければ、晩酌メニューとして完全体になるレベル。
鮭と鰆。
鮭の粕漬けなんて初めて食べたが、実に旨い。
鰆も鰆で、酒が進む。
こちらは、ギンダラとイカ下足。
こちらも、おつまみとして超優秀。
ご飯にも合うとは思うが、酒の方がより合う気がする。
大満足。
くどいが、840円でこれは本当に素晴らしいと思う。
【2013/12/29再訪】
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