赤坂の5番出口から歩いてすぐにある、鴨シャブ 竹亭 赤坂店。
鴨もラーメンも大好きなメニューだが、ここでは「鴨ラーメン」が食べられるとのこと。この前情報だけで心が躍る。
そもそも神田あたりのオッサンくさい所を好むため、赤坂なんて小洒落た場所にはあまり足を運ばないのだが、どこにだって行こう。鴨ラーメンを食すためなら。
階段を下りて店に入ると、賑わってはいるが喧しくなく、店側と客層とが落ち着いた雰囲気を醸している。
間取りもゆったりと構えられており、良い空間。
温かいお茶を頂きながら、その日の相手を待つ。
挨拶もそこそこに、とにかく今日は鴨!ということで、とりあえずタタキっぽいもの(名前は失念)を頂く。
香りづけも薬味も完璧です。

「鴨の山椒煮」。ツマミにちょうどいい。
しかし、他のメニューもそうだが、この一品はビールでは負けてしまうので、飲める人はワイン等に移ることをお奨めする。

さて、店のタイトルにもある「鴨シャブ」が出てくる。写真は一人前。
完全に火を通さず5~6秒さっと湯がいて頂く。実に旨い。
おかわりできる野菜も、しゃぶしゃぶのタレも非常に良かった。

一品料理としての鴨ラーメンも試してみたかったが、鍋のシメとしての鴨ラーメン。
極細面がダシとよく絡み、全く素晴らしい。
そのままでも旨いが、スープ割でお吸い物的な頂き方も良かった。

この時点でそこそこ腹は満たされていたが、気になるメニューに釘付けになる。
「しじみラーメン かんぞう君」。

しじみ入れ過ぎだろ、というほど惜しげもなく大粒のシジミが盛られており、そこから出たダシは実に優しい味。
料理として旨いだけでなくシジミにはアルコールの分解を助ける効果があることから、一次会で飲み食いした後にこのラーメンだけを食べに来る人もいるそうだ。

お店の雰囲気よし、料理よし、酒よし、従業員の感じよし。
お勘定は安くはないが、クオリティを考えれば決して高くはないと思う。
また、「かも」だけに火曜と木曜だけランチをやっているとのこと。
ただし限定60食のみということで競争率は非常に高そうだが、ランチ限定の鴨の炊き込みご飯はぜひ食べてみたいと思う。
ハウスワイン(その日はスペイン)も割と美味で、果実酒など甘い系のお酒も取り揃えられているため、女の子を連れて行くのもいいだろう。
或いは、野郎どもが連れ立ってラーメンを啜りに行くのも悪くない。久しぶりに、良い店を見つけられた。
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