【エサ論】コマセについて

初心者向け

ヘタクソなりに、コマセについて語ってみる。

エサ属性

針持ち:☆☆☆☆☆
食いつき:★★★★☆
汎用性:★★★★☆
安さ:★★★☆☆
使いやすさ:★★★☆☆

適正

撒きエサ:★★★★★
足元、穴釣り:☆☆☆☆☆
ウキ釣り、フカセなど:☆☆☆☆☆
投げ釣り(ぶっこみ):☆☆☆☆☆

概論

コマセとは、簡単にいえば「撒き餌」のこと。それらの総称。

針につけて直接食べさせるエサを「付け餌」や「刺し餌」と呼ぶが、撒き餌であるコマセは、
・近くにいる魚を寄せる(だからニオイが必要)
・泳いでいる魚の足止めをする(お、なんかあるぞ的な)
・食いつきをよくする(大して腹が減ってなくても、何か食ったらもう少し食おうかとなる)
このような効果を発揮する。

だからドンドン撒いちまえ!かというと、そうではない。
本当は釣りあげるために刺し餌を食わせたいのに、コマセばかり食べて腹が膨れてしまっては意味がないし、撒きすぎてコマセ酔いという現象を招くこともある。
船釣りのマダイは、出し惜しみするくらいの方がよいと言われている釣りもある。

それらを踏まえて、コマセの使い方は釣りものや釣り場所ごとに適した形で行う必要があり、コマセワークとも呼ばれる。
船釣りのアジみたいに特に気にせず適宜使うような方法もあるし、ワラサみたいに一撃でコマセを出し切って一匹釣るような方法もあるし、磯釣りや堤防のウキ釣りやフカセ釣りでは少量をチマチマ撒くという方法もある。

堤防サビキ釣りのコマセ

サビキおよび撒きエサの王道で、サビキだけをやりに行く人も、サビキで釣れた魚を泳がせる人も愛用するエサ。
実体は小さなエビ(的なもの)であるため、当然ながら刺し餌としては使えない。

大きくは、冷凍のブロックとレトルトのものがある。

冷凍のものは、釣果としてはレトルトよりも上の所見であり、コマセバケツに集魚剤を混ぜられるなどのメリットもあるものの、コマセバケツが荷物に増えるとか一回解かしたら使い切らないといけないとか単にニオイがキツイなどのデメリットもある。

対してレトルトは、釣れることは釣れるものの釣果は冷凍ブロックほどではない等のデメリットはあるが、アミ姫などキャップ付きのものも多くあるため持ち運びが便利で必要なだけ使えてニオイがないなどのメリットもある。

コマセブロック

レトルト

アジパワー。集魚効果が高まる。

パン粉。混ぜると釣果アップする。安いし試してみてほしい。
しょせん釣り用なので、安いものや業務スーパーで売っているものでOK

オカッパリでのウキ釣り・フカセ釣りのコマセ

基本的にはサビキ釣りのコマセと同じだが、それなりの量を使うので大きめのサイズの冷凍ブロックのアミコマセを使うことが多い。
そこに集魚剤を混ぜて、コマセを作る。

アミノ酸やニンニクやオカラなど、旨味成分を配合している商品も多い。

マルキューの商品は、けっこう幅広い年齢層の釣り人に人気があると思う。

船釣りのコマセ

アジ釣りであればイワシミンチ、マダイやイサキやキハダなんかはオキアミ。
殆どの場合は釣り船で用意してくれるので、わざわざ自分で用意することはない。

オキアミであれば、こんな感じ。

基本的には、指示ダナ(船の人に指定される水深)+ハリス(釣り針とつながっている釣り糸)の長さでコマセを振って、指示ダナまで上げる感じ。
例えば、タナが50mでハリスが8mなら58mまで落としてコマセを出して、50mまで巻くということ。
(もちろん、潮の速さなんかで仕掛けがどのくらい流されるかにもよるが)

オカッパリでコマセを撒くときは、殆ど表層かボトムくらいしか意識しないのだが、船釣りではどこでコマセを撒いてどう指示ダナに合わせるかが釣果を直接的に左右する。
東京湾のアジみたいな浅場で食いつきがいい魚を釣るならば大して意識しなくても大丈夫だったりするが、深場であるほどタナが深くなるほどシビアになっていく。

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