【初心者向け】これだけは覚えよう、基本的な釣り用語:釣り方編③

初心者向け

何でもそうだが、何かを覚えたり身につけたりするためには、最低限必要な「知っておくべき言葉」がある。
釣りもそうで、これを知っておかないと説明のしようがない、調べようがない、なんて言葉を紹介したいと思う。

※不完全な内容で公開されてしまっていたが、update済み

なお、下記は海釣りメイン、ルアーもやるけどエサ釣りの方が多い、釣り人7年生の俺の私見に基づくものなので、絶対的に正しいってわけではないので注意。

釣り方編③

キャスト

ルアーや仕掛けを投げること。

船釣りでは真下に落とすことが殆どだが、オカッパリではほぼキャストしないと釣りにならない。
サビキ釣りやヘチ釣りなどで竿やリールの扱いに慣れたら、チョイ投げ、ブッコミ、ウキ釣り、ルアーなど、キャストを伴う釣りもやってみよう。

人が多いところでは、ある程度は狙った方向に投げられないとダメ。
不慣れな人がルアーを投げて近くの人に引っ掛けてしまうなんて聞く話で、怪我をさせてしまう。
怪我にはならずとも、隣の人に領空侵犯をしたりエサを飛ばしてしまうとトラブルになる。
ビギナーは人が少ない場所や夜にキャストの練習をするとよいかと。

遠くにキャストできる=上手いわけでも偉いわけでもないが、広い遠い範囲も探れるようになることは確か。
上手な人は100mも200mも投げることはできるが、港や釣り公園なんかでやる範囲なら10~30mくらい投げられるようになるだけで充分。

なお、ライン(釣り糸)が太ければ太いほど飛距離が出ないため、オカッパリでは細めのラインを使う人が多い。
逆に船釣りではキャストする釣り物は多くないため、狙いの魚に対して太いラインを使っても差し支えないケースが多い。
(もちろん、糸が細い方が反応がわかりやすいので、細い糸を使う人もいる)

竿を立てる

ほら、竿たてて!!!

不意に魚がかかった釣れた時に、船の人や他の人から言われるこの言葉。
しかし殆どの人は何それ???となり、どうしていいかわからないことが多いように思う。

竿尻をチンコあたりで固定して、竿先を引き起こすようなムーブ、と言えばいいだろうか。
応援団長が下から旗を立てるような感じ?
竿を下から起こしていく感じ、魚を引き寄せるような。

意味合いとしては、糸を弛ませない、針先をしっかり食い込ませる、ドラグを使って魚の体力を削るなどがあり、これをしないと魚がバレやすくなる。
軽い釣り物であれば不要だが(オモリや仕掛けが前者の2つはやってくれるし、小物は削るほど体力がない)、「結構引くなあ」以上になればやった方がいい。

テンション・糸ふけ

ラインをピンと張っているかどうか。
ピンと張っておらず、糸がダランとなっている状態を、たるんでいるとか糸ふけがあるとか呼ぶ。

糸ふけがあると魚がエサをつついていてもわかりづらいし、弛んだ糸が絡まったり隣の人とオマツリしたりするため、ピンと張っている或いは近い状態をキープすることが望ましい。
ただし、ピンと張り過ぎていると、仕掛けやエサが魚から見て不自然な動きをしてしまい警戒されることも多いようなので、一概に正解とは言えない。
また、すべての釣りに当てはまるわけではなく、ウキ釣りやフカセ釣りなんかでは糸を意図的に弛ませることも。

大切なことは、張るか弛むか0か100かでとらえるのではなく、糸をピンと張っている状態を100とするなら、100にしたり80にしたり50にしたり調整する引き出しを持つことだと思う。
「そんな難しいことわからんよ」であれば、重めのオモリ+ピンと張るでよいかと。

ポンピング

魚が釣れた時、竿を立てて魚を寄せ、竿を下ろすときに糸を巻くムーブのこと。
主に大物が食ってきた時に使い、小物釣りでは出番はない。

竿のしなやかさを借りて魚を引き寄せ、魚が近寄る=糸が弛むなので、弛んだ糸を巻くってこと。
これをせずに力任せに巻いてしまうと針が折れたり仕掛けが切れたりする。
マグロなどの大物になると、そもそもコレをやらないと糸が巻けない。

魚が走っている時は無理にポンピングしたり巻いたりせず、竿を立てて魚が止まるのを待ってからで、向こうの攻撃ターンをやり過ごしてからこっちが攻めるイメージ。

誘い

魚が食いつくように、文字通り誘うこと。「誘いを入れる」とも。

狙う魚や釣り方あるいは使うエサによって、誘い方は異なる。
YouTubeを見たり船の人に教えてもらったやり方をしよう。

注意点として、上手に誘う>何もしない>>>>>>ヘタクソな誘いというケースも結構あること。
つまり、下手な誘いを入れるくらいなら置き竿で何もしない方がマシって時は少なくない。
あんまり釣れないようなら、放置してみるのも手。

ただ、ヘタクソであっても一定のリズムで誘い続けるのが大切とか、仕掛けを動かしていないと反応しないなんてこともあるため、一概には言えない。

さびく

竿を使って仕掛けやルアーを引っ張るムーブ。

竿のケツは自分を中心に動かさないイメージで、竿と腕の全体を使って横や後ろに引きずる感じ?
オカッパリだと、キス釣りで底をズリズリさせる。

そのまま巻いてもズリズリはできるが、さびくと竿先の反応を見ることができる。
竿さばきの一つとして、引き出しに入れておこう。

トントン、ガチャガチャ

オモリを底まで落として、文字通り底をトントンする釣り方(誘い方)。
カワハギやカサゴなんかで使う。

トントンする速さや回数は、どんな感じがいいのか試した方が早い。
高速で行う必要はなく、トン、トン、くらいで良いかと思う。

ガチャガチャは、オモリを底につけたままでガチャガチャ動かす感じ。
主にマダコ釣りだろうか。
(もっとも、激しく動かすほどいいというわけではない)

そこから浮かせる釣りだと、仕掛けやルアーがどのように動いているのかイメージしづらい。
少し慣れてきても、イメージ通り動いているかは、はなはだ心もとない。

しかし、底に触れるトントンやガチャガチャだと、わかりやすいしイメージしやすいので、まずはトライしてみては如何?

サミング

糸が出ている最中に、糸に少し触れること。
糸が勢いよく出過ぎてしまう弊害を緩和させるために行う。

船釣り全般やヘチ釣りなどで仕掛けを真下に落としているシーンで、少しだけ糸に触れるのがわかりやすいか。

例えば、高速道路を運転している時、風が強くて車体があおられる経験をした人は多いだろう。
スピードを出せば出すほど風の影響を受けやすくなり、スピードを落とせばマシになる。

釣りも同じで、船釣りで勢いよく仕掛けが落ちてスピードが出ると、潮に流されやすくなる。
結果、オマツリしてしまうこともしばしば。
そこでサミングしてあげると減速され、潮の影響が小さくなり、少ししか流されなくなったり。

オカッパリのキャストでもサミングはあり、思い切りキャストした時に糸がガイドにバタバタとぶつかって飛距離が出なかったりする。
そこで少しサミングしてあげることでガイドとの衝突が減り結果として飛距離が伸びる。

・・・と師匠に教えられたのだが、俺はいまだにコレが上手にできない。
ブレーキをかけた方が遠くに飛ぶってのも、面白い話だ。

根掛り

海底にある岩や海藻やゴミなどに仕掛けやルアーが引っかかってしまうこと。
いわゆる、地球が釣れたというやつ。

釣りにはつきものだが、海を汚し生き物に負の影響を与えてしまうため、最小限にとどめたい。
もっともよくないのは、引っかかったときにそのまま竿でグイっと引っ張ってしまうこと。
だいたい外れないし、悪化して外れづらくなる。
力任せにやってしまうと、最悪は竿が折れてしまう。

そこで、根掛り自体を減らすというアプローチと、根掛り自体は受け入れて外し方を上達するアプローチがある。

根掛り自体を減らすには、簡単な話でベタ底でやらず少し浮かせる、ベタ底で仕掛けを固定せずトントンしたりするなど。
あるいは、根掛りしづらい形のオモリを使う、軽いオモリを使う、針先をエサに隠すなど。
もっともマダコのように根掛りはつきものの釣りもあるが、それでもキツイ場所でケアするだけで違ってくる。

外し方については、竿でそのまま引っ張らず、ベールを上げたりクラッチを切ったりした後で「竿の外に出ている糸」を軽く引っ張ったり緩めたりする、軽く張る→緩めるを繰り返す、根掛り回収機を使うなど。
繰り返しになるが無理に引っ張らないこと。

どうしても外れない場合は、根掛り地点と竿を真っすぐにして竿がしならない状態にして引っ張って切るしかない。

手返し

段取りのスピード、モタモタしないこと。
スムーズに流れるように進めることを「手返しがいい」なんて言う。

回収して、エサをつけたりコマセを詰めて、あるいは仕掛けを変えて、いち早く仕掛けを投入して、また回収する。
アジやキスなど数を釣ってナンボの釣りは、手返しがモノをいう。
また、時合いが来た時にどれだけ釣るか?という釣りではモタモタしていると機を逸する。

慣れによる部分は大きいが、よく使う道具は使いやすい場所に予め置いておく、作業をしやすいように竿受けやバケツを配置するなど、細かい工夫が大切になってくる。
逆に、不慣れであれば、ひとつひとつのアクションを丁寧にやった方が経験上よい結果になる所見で、じきにその動きはスムーズになってくるため、下手に高速でやろうとしなくていい。

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