【船釣り】2024/06/08_今季初のマグロ、無事に今年のDT卒業

【船】伊豆七島

今年は、始まるのが早い。
さっそく乗らなければ!ということで長三郎へ。

釣行日程

2024/06/08 葉山 長三郎丸

釣果

  • キハダ16kg

反省点

  • どうもドラグ緩すぎみたい。切られるのを怖がり過ぎか
  • 一匹釣り上げたらヘトヘト。もうちょい体力が要る
  • それなりに頑張ったが、さばくのは相変わらずヘタクソ

釣行詳細

今年は5月の中下旬くらいからスタートと、例年よりはずっと早い。
ならばとっとと乗るべし、ということで長三郎へ。

いつもながら、前日はアドレナリンが過剰分泌されているのか眠りが浅い。
早めに行ったつもりだが、5時前でも駐車場はギリギリだった。

受付を済ませ、乗り場付近へ。
少しでも寝ていればよいのだが、無理な相談だ。
目が血走っていることは、鏡を見なくてもわかる。

ほどなくして出船。
この日は風もなく超ベタ凪で、行きの道中はザッパーンが全くなかった。
まだ夏には早いため朝方に濡れるとさすがに寒く、助かった。

この日は、まわりはいい感じの人たちで安心。
正直マグロ船はイキリ系のカスも多いのだが、一日が楽しく過ごせそうでなにより。

いつも通り、いや、いつもより少し長かった気もするが、9時前にくらいには大島の先に着く。

ところで、フカセマグロは、ティップランのように船の片側にだけ乗る。
みんな揃って、イワシを潮に乗せて流す釣り方であるためだ。
で、片側に10人以上乗るし、イワシは好き勝手に泳ぐ。

つまり、オマツリは非常に多く、つきものといって差し支えなくらい発生する。
それはそれで仕方がないのだが、問題は重篤化させないことで、「ちょっと引っかかった」や「ちょっと絡まった」くらいの被害に留めることが非常に重要だ。
例えば、このままだとオマツリするなぁと思ったらその時点で巻く、いまイワシがどこにいてどこに向かっているかを常に把握する、糸を出し過ぎない、できるだけイワシの進み方をコントロールする等。
それができていないと重篤なオマツリが頻繁に発生してしまい、ただでさえ少ない釣り時間がもっともっと減っていくことになる。

この日は、ミヨシの3人組が初乗船ぽくて、頻繁にトモとオマツリしていた。
なんでミヨシとトモがオマツリするんだよという話だが、上記のことができていないと「そう」なる。これは釣り物を問わない。
トモの人は、ひたすら気の毒だった。
もちろん俺を含め間に挟まれている人たちも被害は受けるのだが、一投目は見送ってみんながオマツリしている間に投入するなど、少しでもトラブルが減り効率的に釣りができるようそれぞれが工夫をする。

ほどなくして、隣の隣のヤンキーっぽいお兄さんがソコソコのカツオを釣り上げる。
ホーリーランドの土屋を少し細くした感じで、移動中も釣り中もしかめっ面だったのだが、カツオから針を外している時は嬉しさからか少し微笑んでいて、他人事だけど「なんかいいなあ」と思ったことが印象に残っている。

ここで船長が言っていたことのだが、「カツオは血抜きをするな」。
「血抜きしたカツオなんて、俺はまずくて食わねえ」と。
衝撃的すぎた。

もちろん釣り物という鮮度抜群のカツオに限った話なのだろうが、血も旨味ということなのだろう。俺も釣れたら試してみることにしよう。

また少しすると、隣の大人しそうな人がメジ→カツオと釣り上げる。良い型。
羨ましいなあ、俺も頑張ろう。

この日は、けっこう長くやることができた。
が、12時近くなってきて、そろそろかな・・・と思ってきた矢先、明確なヒット、あわせてみると、しっかりとしたヒキ。

うん、これは間違いない。マグロだ。
船先に移動して、船長に怒鳴られたり中乗りに煽られながらファイト。

念のため言っておくが、俺は決してコレが嫌いではない。
「ドラグがズルズルだろ!!もっと締めてェ!!!」と怒鳴られたり、自分よりずっと年下の中乗りにもうちょい頑張れよオッサンそうじゃなくてこうだろコラァ的な煽りを受けたり、決して悪くない。
いいオジサンになると怒られる機会が減るし、ストレートにダメ出しを受けることもなかったりするのもあって、俺は割と楽しんでいる。
まあ、長三郎が好きし信用しているから、というのも大きいのだろう。

さすがに前回よりは余裕が出てきたが、それでも野生の膂力をシッカリと感じる。
前回よりは無駄な力や無駄な動きは減らせたと思うが、それでも暴力にさらされている感がすごくて、テクニックもあるのだろうが、マグロ釣りはこの暴力vs暴力感がたまらない。

10分数分ほど続くと、さすがに少し疲れてくる。
が、ようやく魚体が見えて、やる気が出てくる。

更に数分ファイトが続き、ようやくタモにin。
釣っている最中からわかっていたが、やはり小型。
もちろん、それでも充分ヘトヘトになったけどね。

釣り上げたころには12時を少し回っていて、酸欠になった体の回復やら血抜きだのを済ませ、あともう少しで終わること、もしもう一匹かかったら釣り上げる体力が残されていないことから、納竿とした。
12時40分くらいまでやっていただろうか。その後は、他の人たちのファイトをタバコを吸いながら、ただ見ていた。

帰りは、少しだけ海が悪いところもあったが、ほとんどは船べりに頭を乗せて横になって寝られるくらい穏やかだった。
疲れたは疲れたが、マグロ釣れたぞ!という興奮もあって、眠りに落ちることはできなかった。
が、横になってリラックスできたことは大きく、この日を過ごす体力の回復を感じていた。

港に着いたら、写真を撮って、とっとと帰る。
マグロのクーラーは重い。
運んで仕舞って持ち上げて積み込んで、出発。
手はとっくにプルプルを通り越している。

家に着いて、車からクーラーを下ろす。
まず、重くて持ち上がらない。
いや、普段ならいけても、筋力を消耗した今は無理だ。
更に、家の中に持ち込んだところで、さばくスペースはない。

じゃあ、仕方ないよね。
道端でさばくことにした。

東京都中央区の路上でマグロ解体ショー開始。アホだな。
通りがかった人たちが興味ありげに話しかけてきて、特に子供たちには人気だった。

サク取りして、塩水処理した状態がこれ。

翌日、馴染みの店に持ち込んでカマを焼いてもらう。

4日ほど寝かせて食す。
キハダとは思えないくらい美味しくて、アタリ個体だった。

おまけに、これまでの釣果で刺し盛。

血合いや頭肉、ねぎとろで作った自家製ツナ。
美味い。それを捨てるなんてとんでもない。

翌日、漬け丼にして堪能。
刺身でも美味かったが、漬けはたまらんかった。

我が家では、刺身は多めに切って、余りは漬けにして翌朝に食べている。
冷凍していた魚であっても、余計な水分が抜けて香りや食感がよくなるのでお勧め。

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