【釣り旅】2023GW淡路~本州の上半分ぐるり旅①

【兵庫県】津名港(淡路島)

2023GW、彼女と二人で行き当たりばったりの釣り旅。
前半。

04/28(金)

正直に言えば、連休前の週は全く仕事に身が入っていなかった。

連休の旅行をどうするか、天気がいいのかわるいのか、あそこには絶対に行きたい、できればあそこにも行きたい、でもそうすると時間が足りなかったり遠回りになってしまったりする、ああ釣り具の準備をしなきゃ、仕掛けも少し追加で作っておこう、せっかくだから色んな釣りができるよう道具を準備しておきたい、でも積み過ぎると車は狭くなってしまう、ではどうするか、などなど。

そんな有様だから大したことはしていないのだが、18時で切り上げ、レンタカーを借りて、荷物を積み込み、19時には出発。

帰宅ラッシュの時間だし、連休前に出発する連中も多いだろうから覚悟はできていたのだが、やはり混んでいる。
三茶くらいから海老名くらいまでは渋滞していた。

少し移動が楽になってきて、足柄で休憩。

そして、晩メシ。

で、これくらいは想定内だったのだが、これ以降がとにかくしんどかった。
というのも、足柄以降、車はそこまで多くなかったのだが、とにかく複数車線を並走して塞ぐトラックに遭遇することが多かった。
特に二車線のところで、80kmのトラックを抜きたい88kmくらいのトラックが右車線を塞ぐパターンが20回以上あったんじゃなかろうか?

いや、別に俺は飛ばす派じゃない。
高速のっても、せいぜい制限速度プラス15~20kmくらいしか出さない。
捕まりたくないし、それ以上出しても移動距離300km未満では所要時間なんて大してかわらないからね。

でも、1000kmも2000kmも3000kmも移動する俺の釣り旅においては、飛ばすべきエリアでしっかり距離を稼ぐことはとても重要なわけで、具体的には東名の120km制限ゾーンで120km出せるかどうかは旅の日程に大きな影響を及ぼす。
また、120km制限の道でない通常の高速であっても、アベレージ110kmくらいはキープしておきたい。

東名なんて日本の大動脈なわけで、左車線を80kmで走るトラックに罪はないが、それを抜こうとする88kmくらいのトラックが右車線を塞いでいる状況は、日本経済に血栓を埋め込む行為に他ならない。
マジで日本中(というか俺)に迷惑だから、本当にやめてほしい。
そんな状況がずっと続き、距離が稼げないまま時間が過ぎ、疲労と眠気が増していく。

そして、道沿いの木々を見るに相当な強風で、釣り旅に暗雲が立ち込めてくる。
目標は湾岸長島なのだが、そこに至る前にしんどくなってくる。

そして、岡崎あたりからPASAがパンパンで入ることすら難しくなってくる。
日付が変わるころ刈谷に到着し、なんとか停められたので、今日はここで寝ることにした。

そして、すぐに後悔することになる。

04/29(土)

2日目。

刈谷で起床。
車中泊した人も多いようで、朝から混んでいた。

朝飯は、昨日SAで買った赤福。

草津で休憩。

赤福だけでは足りなかったので、ブランチにうどん。

そこから、ひたすら移動。
事故渋滞やら故障者やらでソコソコ混んでいた。
眠いし疲れてたのは確かだが、やはり昨日は頑張って湾岸長島まで行けばよかったか。

昼過ぎ、ようやく淡路島に上陸。
津名港に着くころ、少し雨が降ってきていた。

いつもは少し離れた堤防で釣りをしていたのだが、この日はフェリーターミナル側に行ってみた。
驚いたのが、トイレの張り紙から察するに、ここで釣りをしてもOKだよ!となっていたこと。
フェリーターミナルって、だいたい基本はダメだと思っていたのだが。

長い堤防には先客が何人かいて、話してみると今日はダメだと。
風邪も強いし、雨も降ってきた。

でも、実際にやってみてダメじゃないと納得いかないのが釣り人のアホなところ。
一時間ほど竿を出して、やはりダメで、津名港を後にした。

で、少しドライブして洲本に到着。
バスターミナルあたりにあるお土産屋さんを物色して、以前長期出張でいたときに日参していたマルナカというスーパーに寄って朝メシなんかを買って、ホテルにチェックイン。

ハーバー海月というビジホなんだが、安いし、洲本港の目の前でオーシャンビューだし、釣りをするにすごく便利。

で、洲本に来たら毎回行く「海山」で晩メシ。
ここに初めて来たのは2015年だから、もう8年ほどになる。
地方にしては高い店だが、クオリティが半端なく高いので、予算に余裕のある人は是非とも足を運んでほしい。

俺が大将のことを尊敬している点として、毎回毎回、引き出しが増えていたり同じものでも磨きがかかっていること。
ここしばらくは年に1回くらいのものだが、ここに来るたび俺も負けていられないなと気合を入れ直すことができる。

この日は、雨も降っていたし、次の日もあるので、早々に就寝。

04/30(日)

3日目。

朝、ゆっくり目に起床。
ゆっくり寝て疲労は回復したが、ゆっくりし過ぎて朝風呂の温泉に入りそびれた。
仕方がないのでシャワーだけ浴びて、朝飯を済ませてチェックアウト。

せっかくなので洲本港でも竿を出す。
・・・が、やはり風が強い。

風がクソ強い中、ガン無視してウキを流すべく、堤防の先っちょへ。
先客が一組いたが、風邪も強いし釣れないしで撤収していた。

相変わらず、良い堤防。
まったく生命感がなかったが、竿が出せてよかった。

で、そもそもの予定は淡路四国堪能コースだったのだが、この連休は思いっきり天気が悪く、釣り旅どころじゃないらしい。
天気を見ると東北だけは、ややマシか。
うん、じゃあ東北に行こう。

とりあえず、淡路SAで休憩。
眺めがいい。

観覧車もあるが、この日はあいにくの天気、あいにくの風。
ここのSAは温泉もあるし飲食店もあるしお土産ゾーンの品ぞろえも良いのでお勧め。
四国のお土産を淡路で売るのはどうかと思うけどね。
ここで買った香川のうどんと小豆島のそうめんはマジで美味かった。

彼女。
ただの自慢。

そこからは、いったん日本海側に出るべく、ひたすら移動。
ここからは彼女も運転してくれたので、移動が楽に。
渋滞もあまりなかったし、気持ちよく移動ができた。

草津SAに到着、休憩。

昼メシのネギラーメン。

更に移動、賤ヶ岳SA。

どんどん移動。尼御前SA。

石川県に入る。

道の駅高松。たしか高速沿いのSA的な位置づけ。
というのも、能登半島に向かう道は、実際は高速道路なのだが、いまは有料道路でないようだ。
そのせいでカーナビは下道前提の時間を計算しているのだが、どう考えてもそんなにかからねえだろアホ!と思っていたのだが、真相はこれだったみたい。

能登半島の先っちょくらいにある空港らへんまでは高速があるのだが、それ以降は下道。
集落はあるが、田舎らしく少しはずれると何もない、秘境感のあるエリア。
この日は空港近くのコンビニで晩飯にした。

海岸沿いの道は狭いところも多く、また山に入る部分ではイニシャルD的な道を楽しむことができる。疲れる。
で、ようやく高屋漁港に到着。

風もなく、音もない。
近くに民家はあるものの、なかなかの秘境感。
夜は特に、普通に妖怪がいそうな雰囲気を醸し出している。

この釣り旅で、ようやく普通の釣果。
マルタウグイだろうか?40cmほど。
持ち込んだエサが切れてしまったので、コイツを切り身にしてエサにしよう。

以前来た時にはチヌやニゴイっぽいものが釣れたのだが、この日はこれ以降は釣れなかった。
彼女はヘチやウキをしていたが、まったくダメだったようだ。

で、ここで寝ようとも思ったのだが、秘境感がありすぎて彼女が難色を示す。
20~30分くらいだろうか?いくらか移動したところに道の駅があったのが幸い。

車の中で明日の予定を肴に寝酒を飲んで、就寝。

05/01(月)

4日目。

ここにきて、寝酒の重要性に気づく。
普通に考えたら、酒は抜いた方が体にいいに決まっている。
が、車中泊の旅においては、少し飲むだけで寝入りが良くなるし、深くなる。

洲本のビジホなんかより、ずっと疲れが取れたことが印象に残っている。
朝も、メチャクチャ目覚めがよかった。

朝メシは、石川のSAで買った柿の葉寿司とおいなりさん。

ふたつで1200円くらいだったろうか。
けっこう高かった記憶があるが、うまかった。

柿の葉寿司、魚が小さすぎだろう。
いや、うまかったけどさ、なんというか。

道の駅「狼煙」は、トイレきれいだし利用者の民度は高いし、お土産の品ぞろえもgood。
また来るね。

すぐ近くにある、狼煙漁港。

天気も最高だったし竿を出したかったが、移動が長いので我慢。

本当にのどかな場所で、すごくよかった。

入口の看板。

全体図。
外海側でやっても、湾内でやっても良さそう。

途中の道の駅で休憩。

寄り道したり道を間違えたりして、道の駅「氷見」に着いた頃には、昼を過ぎていた。
ここ、海沿いでキレイだし、駐車場は広いし、温泉が併設されてるし、お土産売り場はすごく広いし、飲食店も充実している最高の場所。
俺が知っている道の駅の中でも、最高クラスだと思う。

昼飯は、白エビのかき揚げ丼。

これ、メチャうまかった。
観光スポット価格の海鮮丼なんか食うよりも、絶対こっちのがいい。

で、近くに海沿いの展望台があって、そこからの眺め。

絶景としか言いようがない。

グラウンド的な広場もある。

釣りをしていいのかわからないけど、最高のスポットだと思う。
もっとも、この日は風が強すぎて無理だったけども。

そこから1時間半くらいだろうか、昼下がりのドライブ。
もう5年くらい前になるだろうか、思い出の港である「岩瀬漁港」へ。

天気は崩れかけで、かなりの風。
釣り人は、誰もいない。

ここは、穴釣りスポットなのだ。
前に来たときは、ハゼやらアイナメやら色々釣れた。

港の内側その1。

港の内側その2。

穴釣りスタート。
エサは、能登半島で釣れたマルタウグイ(たぶん)の切り身。

ギンポ。
2バラシ1キャッチ。

とっとと移動したかったのだが、彼女がアタリを捕まえられず、悔しがっていたのでもう少しやる。
結局ダメで、かなり悔しがっていた。
面白いので、「俺は釣れたけどね」と何回か言ったら、何回かイライラしていた。

帰り際、釣り人が来たので少し話してみた。
いまは全然ガラガラなのだが、朝はアジ狙いの人で釣り座が埋まっているのだとか。
その人は確かシーバス狙いだったが、強風過ぎてすぐに引き上げていた。

ついでなので、近くの滑川漁港にもよってみる。
ダラダラしてたら道の駅が閉まっちゃって、残念。

そこからは高速に乗って、移動。
有磯海SAで休憩。

食べ損ねてた富山ブラック。

そこからは、ひたすら移動。
タウンエースはプロボックスよりも格段に燃費が悪く、ガス欠になりかけたり、急いで降りてガソスタ探したりしつつ、山形へ。

閉店間際のスタンドでなんとか給油して、道の駅「しゃりん」へ。
例によって旅の日程を肴に少し寝酒をして、おそらく日付が変わる頃にはぐっすり寝ていた。

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