釣りを覚えようとなると、タックルや仕掛け、エサやルアー、釣り方、場所、船、天候、潮、時間の過ごし方などなど覚えるべきことは山ほどある。
でもね、順番は、心得が先だと思うんだ。
別に、堅苦しいことや偉そうなことを言うつもりはない。
楽しさは可能な限り増やすべきだし、楽しくなさは可能な限り排除すべきということ。
不快な思いをするよりは、しない方がよいこと。
もう二度とやらねえ!と思うよりは、絶対またやりたい!と思った方がよいこと。
いままでOKだったことが、何かをきっかけにNGになってしまう事態は避けるべきだということ。
これって、誰であろうと間違いないわけ。
そのためには、具体的な行動も大事ながら、それ前段である心得が先なのかなと。
趣味としての心得
- 楽しいからやるんだ。楽しむことに集中しろ
- ハマるだけハマれ。金や時間は、どんどん犠牲にしろ
- ただ、趣味は「軸」があるから成立する。仕事や普段の生活をぞんざいに扱ってはならない
- ソロもいいけど、趣味仲間がいることは素晴らしい
- 趣味は自分のためにやるもの。他人の目やなんと言うかなぞ気にしない
アウトドアとしての心得
- アウトドアの基本は、「ご安全に」。怪我なく事故なく無事に家まで帰ること。
- だから、無理や無茶はしない。危ない行動や危ない場所には行かない。
- 車の運転も同様。スピード出し過ぎ、煽り運転、イライラ運転なんぞ以ての外
- コンディションを整えること。寝不足は大敵。
- 道具や装備などは抜け漏れないようチェックすること。不安なら余計に持ってけ
釣り中の心得
- 他人が釣れていて自分が釣れていなくても、気にしてはいけない
- ブレないことと創意工夫をしないことは、明確に違う
- アレコレ試してみることと風見鶏であることも、明確に違う
- 「絶対に釣るぞ!」なんて思うからイライラする。釣れなくても楽しめる心の余裕を。
- 釣果が悪い=金や時間を無駄にした!的な発想はやめよう。得られるものがあるからやるなら、それは既に仕事。趣味なんて、金も時間も失うもの。
社会の構成員としての心得
- 釣り公園も漁港も磯場も、「みんなのもの」ではない。使わせてもらっているだけ。
- 海は、漁業従事者、海運、遊漁船のもの。ごく一部が一般向けに解放されているだけ。
- 間借りしているだけ。カラオケボックスやラブホと一緒。過度に汚したり荒らしたりすればペナルティはある。始める時よりキレイにして返す気持ちで。ゴミは持ち帰ろう。
- 自分の楽しみを邪魔されたくないように、他人の楽しみも邪魔してはならない。
- 対人トラブルなぞ以ての外。罰則の有無に関係なくルールやマナーを守ろう。揉めるくらいなら引き上げよう。楽しみにいっているのにストレス溜めてどうする。
- 助け合いはドンドンやろう。助け合いは連鎖して、いずれ自分に返ってくる。
- その場所が釣り禁止になったり、今までにないルールが設けられてしまってから後悔しても遅い。釣り場はみんなで大事にしよう。
ちょっと覚えてきてからの心得
- 半端知識や経験の披露は恥をかくだけ。釣り人に30年選手なんてゴロゴロいる。
- 王道はあっても、正しいやり方なんてものはない。地域や季節や場所による。
- 自分のやり方に固執しないこと。違うやり方もドンドン取り入れよう。
- ビギナーには優しくしよう。アドバイスおじさんになってはならない。
- つい話したくなるけど、秘密の場所は秘密のままにしておこう。
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