何でもそうだが、何かを覚えたり身につけたりするためには、最低限必要な「知っておくべき言葉」がある。
釣りもそうで、これを知っておかないと説明のしようがない、調べようがない、なんて言葉を紹介したいと思う。
なお、下記は海釣りメイン、ルアーもやるけどエサ釣りの方が多い、釣り人7年生の俺の私見に基づくものなので、絶対的に正しいってわけではないので注意。
基本的な道具関連②
ガイド
釣り竿の、糸を通す輪(リング、ワッカ)のこと。
これね。画像はAmazonから拝借。
ダイワ(DAIWA) スピニングロッド LURENIST(ルアーニスト) バス/トラウト/アジ/メバル/シーバス/ショアジギング/エギング 各種
竿を伸ばしたり繋げたりして、リールからの糸(ミチイト)をココに通して、先っちょのトップガイドから出す。
その糸にサルカンを結んで、竿の準備が完了する。
ビギナーは、まずここまでできるようになろう。
釣りが終わったら、しっかり洗おう。
季節を問わず、釣りの後は汗もかくし汚れもするから、シャワーも浴びるはず。
その時に、一緒に風呂に入って洗うのがgood。
先っちょから順番に、硬いものは使わず柔らかいスポンジや手で洗おう。
慣れないうちは道具の扱いも雑なもので、地面において踏んでしまったり、特に先っちょは折れやすい。
折れてしまったら、じゃあもう竿は使えないのか?というと、そんなことはない。
そんな時は、先っちょだけ修理しよう。
直してくれる店に持ち込んでもいいが、Amazonに売っている先っちょでやると安価。
トップ以外のガイドが割れたり欠けたりしてしまった場合は、微妙。
何万もする高価な竿であれば金をかけてガッツリ修理してもいいが、1万やそれ以下であれば修理代をかけるよりも新しいのを買った方がいい。
簡易に自分で修理をして限界まで使い、それをもって寿命とするのが供養かなと。
ベール
スピニングリールについている、湾曲した金属のバーのこと。
これね。画像はAmazonから拝借。
シマノ(SHIMANO) リール 19 FX 1000/2000/2500/C3000/4000 糸付
簡単な話、これを上げると糸が出て、これを下げると糸が出なくなる。
釣りをする上で、初歩的かつ超重要なパーツ。
リールを使わない述べ竿でなければ、何らかのリールは使うことになる。
ベイトリールにはないが、スピニングリールには必ずついている。
これを紛失したり壊れてしまったりすると、スピニングリールは使えなくなる。
ヘチ釣りやサビキ釣りなどで足元に仕掛けを落とすとき、あるいは仕掛けやルアーを投げる時に、ベールを上げる。
糸が出ないと、仕掛けやルアーはどこにも行けない。
底や狙ったタナに到達したとき、あるいは仕掛けやルアーが着水した時に、ベールを下げる。
これ以上、糸が出ないようにするために。
ベールの上げ下げを必要に応じてタイムリーにできるようになろう。
補足が2つあり、1つ目は置き竿の泳がせ釣りをするときは、仮にベールを上げている状態だったとしても、油断しないこと。
竿ごと持っていかれたことがある。必ず、なにかに巻き付けたりしよう。
もう1つは、持ち竿で泳がせ釣りをするときは、ここぞ!!ってタイミングでベールを下ろし、即座にアワセをすること。
ここぞ!!じゃない時にやってはいけないし(焦らされタイムすら楽しもう)、ベールを下ろしたらアワセはチンタラしてはいけない。
ドラグ
リールから糸の出方を調整するためのパーツ。
これね。画像はAmazonから拝借。
シマノ(SHIMANO) リール 19 FX 1000/2000/2500/C3000/4000 糸付
上記のベールで説明した通り、ベールを上げたら糸が出るし、ベールを下げると糸が出なくなる。
が、このドラグをユルユルにすると、ベールを下げていても糸が出る。
そこまでユルユルでなくても、引っ張ると糸が出るようになる。
キツキツにすると、全く糸が出ないようになる。
なんでそんなのが必要なのかというと、ミチイトも、ハリスも、針も、竿も、当たり前だがその全てには限界耐久力があって、それを超えたら千切れたり壊れたりする。
ドラグをキツキツにしていると、衝撃はどこにも吸収されず、それらにダイレクトにダメージを与えることになり、ハリスやミチイトが切れたり竿が折れる。
そうならないように、ドラグを緩めるってわけ。
対象とする魚に合わせて竿もミチイトもハリスも針も使うのだが、不意に大物がかかることもあるし、食いつきをよくするために敢えて少し弱いセッティングをすることもある。
そういう時に、ドラグがなければどうにもならない。
もちろん、何でもかんでもユルユルにしておけばいいってもんじゃない。
カワハギみたいな即アワセをする魚や船アジ・イサキみたいにクッションゴムを使う場合は、むしろキツキツでいい。
ベールの補足と同じく、起き竿で泳がせ釣りをするときは、ドラグがユルユルだから大丈夫なんて思ってはいけない。
ガタっと音がして、振り返ってみると愛用の竿が水面をシャーって泳いでいた光景は、今も忘れていない。
天秤(テンビン)
道糸と仕掛けの中間に接続する釣り具のこと。
主に、ミチイト・仕掛け・オモリや撒き餌を入れるカゴを接続する。
L字テンビン、片テンビン、ジェットテンビン、誘導式テンビンなど色々ある。
別に中間に必ず接続しなければならないわけではないし、テンビンなしの釣りもたくさんある。
が、テンビンありの釣りもたくさんある。
船釣りで使うのは、こんな感じ。
釣りものに応じて、ゴツさを変えて使う。
アジやイサキではコンパクトなもの、マダイなんかではもうちょっとゴツイもの、コマセマグロでは相当ゴツイものなど。
前までは、テンビンのゴツさなんて釣果に関係ないだろうと思っていたのだが、そうではない。
やはり、仕掛けやオモリと同じく、釣りものに合わせて軽いもの・しっかりしたものを使い分けよう。
フィッシュグリップ
魚を掴むための道具で、2つタイプがある。
1つはメゴチバサミとも呼ばれる、こんな感じのトングみたいなタイプ。
アジとかイワシとかの小物は、コレで充分。
このタイプは、手が汚れるから間接的につまもう的なやつ。
ゴンズイやアイゴなどの毒がある魚、ウツボやタチウオなど歯に触れるとスパっと切れてしまうような危ない魚は、手が汚れるとかそういう問題ではないので、直接触れないために、柄の部分が長いものも用意しておこう。
もう1つは、ある程度以上の大物用に使う、こんな感じのしっかりしたタイプ。
ある程度のサイズを超えると、挟むタイプでは無理。
手なんて汚れたら洗えばいいけど、とにかく怪我をしたり寝込んだりしないように使おう。
バッカン
いわゆる、水汲みバケツ。
特にオカッパリの釣りでは、これがないと不便。
まず、魚や釣り餌を触って汚れた手を洗う。
海水で洗ってもキレイにならんだろ、と思うかもしれないが、そりゃそうなんだが、とりあえず洗えば多少はマシになる。
また、釣れた魚をとりあえず入れておいたり、釣れた魚の血抜きをしたり。
そういう意図では、よくあるこういうタイプでok。
次に、釣れた魚を活かしておく、泳がせ釣りのための生き餌を入れておく。
上のようなタイプでもいいが、その用途ではこっちの方がいい。
安いものでは畳むとペシャンコになって収納も楽。いくつか用意しておくと便利。
プライヤー
大きくは、釣れた魚から針を外すための用途と、仕掛けやルアーのメンテに使う用途がある。
先っちょが長いタイプも、便利。
それなりのサイズの魚がハリを飲んでしまった時に、便利。
その用途だと、先っちょが細い方が使いやすい。
仕掛けやルアーのメンテ用には、こんな感じ。
仕掛け作りでハリスの締め込みなんかにも使う。
針外し
釣れた魚から針を外すための用途であれば、プライヤーでもいい。
コメント