この記事では、私が3月末に受験した簿記三級について、体験記として紹介したいと思います。
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簿記とは
簿記とは、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。つまり、ビジネスを進めるにあたり必ず発生するお金に関する出来事を記録にまとめ、社会に向け公表するための方法です。経理を担当している方が取るべき資格に感じられますが、簿記を理解することでお金の流れなどを把握することができ、ビジネスを進める中で取っておくべき資格試験といえます。
概要
試験日時:筆記試験(2級と3級は年に3回、1級は年に2回)、ネット試験(2級・3級、全国の試験会場で順次開催)
受験資格:学歴・性別・年齢・国籍いずれも制限なし、希望級から受験可能
受験料:1級7,850円、2級4,720円、3級2,850円
※CBT試験の場合手数料がかかる場合もあり
参照:商工会議所の検定試験
申し込み方法
ネット試験:簿記公式の申し込みサイトにてマイページを作成したのち申し込みを行う。
統一試験:商工会議所の検定試験のサイトより申し込みを行う。
勉強方法
使用したテキスト
テキストは書店に行き、いくつかのテキストを見比べて購入しました。私がこのテキストを購入した理由は、単純に見やすい・単元ごとに練習問題がついていて効率的に進めやすいと思ったからです。さらにこちらのテキストには、「ネット試験模擬プログラム」が購入者特典として付属しており、インターネットから専用ページへアクセスし、テキスト内にあるシリアルナンバーを入力することで、自分のパソコンを利用して模擬試験を受けることが可能だったため、今回購入を決めました。
実際にテキストを利用して感じたこと
テキストの内容ですが、最初の単元の仕分けの部分はわかりやすかったのですが、その後の帳簿記入・勘定記入や、試算表作成に関してはテキストだけでは理解しにくい部分が多々ありました。なぜそのような記入になるのかといった説明がほとんどなく、ただ表が記載されているだけの部分もあり、YouTubeでわからない部分を調べ改めてテキストを見返すという部分が多くありました。
また単元の最後に付属している問題集の解説がなく、なぜ間違っているのかを分析するときにものすごく時間を取られてしまいました。
テキスト・問題集を購入する際に、解説の部分まで見るべきであったと反省しました。
勉強の流れ
テキストを読み練習問題を解く→テキストをもう一度読み、練習問題を解く→問題集を解く→テキストに付随していたネット用模擬試験を解くといった流れで勉強を行いました。
最初テキストを読むときは、簿記とはどのような内容であるかを知るために読むことを目的とし、理解をするためではないことを意識してください。まったくの初心者である場合、いきなり理解することは難しいです。簿記の言葉や雰囲気を感じ取るためにまずテキストを1周します。その後もう一度テキストを読み返し、この時に付属している問題を解いていきます。ここでは全問正解するまでテキストの問題を解き続けました。
問題集も同様に間違えた部分を復習しつつ、すべての問題を正解できるまで問題を解き続けました。
試験当日の流れ
試験当日は時間に余裕を持たせるために、試験開始時間の20分前に会場に到着し、すぐに受付にて免許証等の本人確認証を提示しました。また、電卓は持ち込み可(一般的な四則演算機能のみのタイプに限る)なため、受付で電卓のチェックも行いました。試験時の注意事項の説明と試験を受ける座席の指定を受け、そのまま座席に移動しました。受付では受験者情報の書類・メモ用紙・ボールペン二本を受け取りました。
指定された座席へ移動後、受付で渡された受験者情報の書類・メモ用紙・ボールペンと持参した電卓のみ机の上に出し、それ以外はカバンにしまって机の下に置きます。そしてログイン作業に移りました。着席した時点でパソコンにはログイン画面が表示されており、受験者情報の書類を用いてログイン作業を行い、そのまま試験を開始しました。
回答はマウスとキーボードを用いて行い、渡されたメモ用紙とボールペンを使って書き込みをしながら回答を進めていきました。
試験終了時は、制限時間が終了する前に終了をすることも可能ですが、私は1時間まるまる試験を受けていました。終了画面が表示されたのち、その場で点数が表示されました。その後荷物を片付け受付へ行き、受験者情報の書類・メモ用紙・ボールペンを返却し、試験結果の書類を受け取って帰宅しました。
反省点
実際に試験を受けてみて第三問のミスが多かったと感じました。ネット試験に慣れていなかったこと、問題集を解いているときに試験時間の意識をしていなかったことが要因だと思われます。模擬試験は2,3回ほど解いていましたが、テンキーの使い方が慣れておらず入力に時間がかかってしまったこと、その後第三問を解く時点で残りの試験時間が少なく、焦りから試算表の計算ミスを多くしてしまいました。
内容の復習はもちろんですが、ネット試験に慣れるために模擬試験の数をこなし、また問題集であっても時間を意識しながら問題を解き、次回試験に挑戦したいと思います。
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