SAPを学ぶための前提となるIT知識のひとつである、データベースについてのまとめ
ITを扱うにあたり、データベースをうまく理解していないと、保持しているデータを活用やデータの仕込みができないので、まず理解すべきポイント。
データベースには種類がたくさんあり、SAPシステムは巨大なデータベースの一種である。
データについて
データを保管方法には紙や電子ファイル、人の記憶など様々ある。
データベースというのはその方法の1つであり、代表的な手段である。
そもそもなぜデータ保存を行うのかというと、企業活動として作成したものを保持する必要があるから。
さらにそのデータを活用していく。活用するために保存している。
データベースとエクセル
データの管理にはエクセルを使用する方法もあるが、データベースとは何が異なるか、どちらが向いているのか。
エクセルも有効な機能である。
エクセル
メリット
誰でも簡単にデータ登録・更新ができる。表形式・書式の設定が簡単。
デメリット
誰でも簡単に使えるからこそ保護レベルが低い。ファイルの一元管理が難しい(勝手に追加・削除される)。
エクセルは手軽で使いやすいが、厳密なデータ管理が難しく、ベストなツールではない。
データベースは取り扱いが複雑であるが、厳密なデータ管理には適している。
データベースとは
たくさんのデータの集まりで、検索や加工などに利活用するために保存するもの。
データベースには保存・取り出し・橋渡しと用途があり、データベース内の情報を活用する。
データベースの構成
データベースについて学において必ず覚えるべきポイント。
データベースというデータのまとまりの中に、具体的なデータの保存先となるテーブル(表)が存在する。
テーブルには項目(カラム)という何を管理しているのかなどの情報を表す列と、データ(レコード)というエクセルでいう行がある。
キー項目:
項目の属性の1つ。テーブルの中で1番重要。
データを独立させ明確に区別できるようにする項目(個人や特定のものをすぐに判別できるようにIDを付与する)
一意:
キー項目によって各データが明確に独立して特定できる状態
データベースの重要概念
結合:
データベースのテーブルは単独でも役立つが、テーブルとテーブルを結合させ、利便性を向上し、さらに利活用しやすくすることもできる。
内部結合と外部結合
テーブル結合の種類。
- 内部結合はテーブル同士共通するデータのみ結合させること。
- 外部結合はメインテーブルのデータにサブテーブルのデータを結合させる。
データベースアクセス方法
データベースのアクセスには管理者が直接操作する方法と、SQLと呼ばれるデータベース言語を用いてアクセスする。
SQLの機能:
- テーブルのデータへのアクセス
- テーブル自体へのアクセス
- アクセス権限の制御
データベースの実装手順
データベースを実際に作成するとき、業務要件の視点とシステム要件の視点の二つの視線から作られる。
業務要件
- 業務ごとに必要なデータや、どのようなテーブルが必要か
- キー項目がどれなのか
- アクセスできる範囲など
システム要件
- テーブルを管理対象ごとに定義、統合、住み分け
- システム観点での項目、パフォーマンス(性能)の考慮
感想
ITの知識としての勉強内容であったが、SAPが巨大なデータベースであることから、SAPとのかかわりとして、導入するときのSAPベーシスという基盤によって様々なOSやデータベース上でSAPを稼働し、SAPのデータベースであるHANA DBが使用されるのかと、関連を意識した。
ITの知識もない初学者だが、ITパスポートの勉強もどんどん進めていって、IT知識に躓きSAPの勉強に支障が出ることがないように進めていきたいと思った。
総帥コメント
データベースは、色々なことを学んでいく上での必修科目の一つ。
ゆっくりでいいから、確実に理解を深めていくようにね。
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