皆さんはIPアドレスの言葉を聞いたことがあると思うが、詳しい内容はわからない方もたくさんいると思う。実際に皆さんはネットワークと切り離せない世界に住んでいる、IPアドレスもネットワークの一環とし、今日はIPアドレスとネットワークの仕組みについて説明する。
概要
IPアドレスは簡単に言うとインターネット上の住所と言える。現実社会の郵便番号みたいなもので、機器間の通信を目標とするアドレスである。つまり通信を行う機器には必ずIPアドレスがある。IPアドレスの形式はIPv4とIPv6に分かれている。
IPv4
IPv4は32ビットの0または1を四つに区切られ、一ブロックに8ビットの0または1の数字があり、十進数に換算すると2^8=256の数字で表せる。つまり0~255までの範囲の数字が四つあり、各ブロックの間は「.」で区切られる。この中に上位の2ブロックはインターネット部、下位の2ブロックはホスト部と呼ばれている。
IPv6
IPv6は128ビットの0または1を八つに区切られ、一ブロックに16ビットの0または1の数字があり、十六進数の形式四つの数字0~9とローマ字A~Fのくみあわせで表れる。各ブロックの間は「:」で区切られる。
IPアドレスの分類
グローバルIPアドレスとローカルIPアドレス
グローバルIPアドレスはインターネット世界のIPアドレス。国際的な非営利法人ICANN、一元管理される。勝手に設定できない。また特徴は固定される、一意性、唯一なものである。
ローカルIPアドレスは一定範囲内のIPアドレス。例えば事務所やショッピングモールの中に、外部インターネットにつながるルーターがある。ルーターはDHCPの機能を通してエリア内の端末にローカルIPアドレスを割り当る。端末はルーターを通して、インターネットにアクセスできる。ルーターと端末は電話の外線と内線の関係に似ているような感じである。
静的IPアドレスと動的IPアドレス
静的IPアドレスは、切断と再接続を繰り返しても同じIPアドレスが割り当てられる。静的IPアドレスはみんながアクセスするものなので(サーバ側、プリンターとか)、変わる必要がない。
動的IPアドレスは再接続するたびに異なるIPアドレスが割り当てられる。DHCPにより分配されるIPアドレス(パソコン、携帯とか)。ローカルIPアドレスによく運用される。
ドメインとDNS
ドメインとはIPアドレスの別称、分かりやすくいうと名前である。ドメインもIPアドレスと同じで一意性を持つ。例えばGoogle.com、Baidu.comなど、ユーザがドメインを通じてインターネット資源をアクセスできる。普段よく見る最後の部分は「.com」「.jp」「.net」のような形はトップレベルドメインと言い、最後の部分は「co.jp」「ac.jp」などのような形はセカンドレベルドメインと言う。
DNSはIPアドレスとドメインを紐付けるものである。ユーザはドメインにアクセスし、DNSはドメインをIPアドレスに翻訳することで、サーバの資源をアクセスことができる。時々サーバが焦げると、別のサーバを変えても、DNSを経由してアクセスしたIPアドレスを入れ替わるだけで、ユーザはインターネットの資源をアクセスする時、ドメインだけ注目すればいい。
WHOIS
WHOISとは、IPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービスである。
・ネットワークの安定的運用を実施する上で、技術的な問題発生の際の連絡のために必要な情報を提供。
・ドメイン名の申請、届け出時に、同一ドメイン名や類似ドメイン名の存在を確認するために必要な情報を提供。
・ドメイン名と商標などに関するトラブルの自律的な解決のために必要な情報を提供。
感想
今回の勉強会でIPアドレスの詳しい説明を聞き、IPアドレスに対する理解を深めるとともに、私たちの日常生活に便利を持ってくるインターネットはこんなに複雑な仕組みがあると感慨深い。
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