この記事では、現在大学4年生で就活中の中国人の私が、今まで行った就職活動や総体的な日本の就職活動に対する感想をシェアします。
色々びっくりなこと
就職活動の時期が早い!?
3年生の始まりの頃から就活が始まることにびっくりする。そして、3年生は学校の授業はまだあるので、就職のため、インターンシップに参加したり、企業説明会を聞きに行ったりして授業を休む(学校の教授もそれを許してくれる)ことにびっくりする。
流れが一定すぎ!
日本の就職活動は自己分析→業界分析→企業分析→企業説明会→エントリー→適性検査→(グループディスカッション)→3〜4回の面接→内定をもらう、企業説明会の前にインターンシップに参加する流れに決まっているそうだ。この流れは自分が今後何をやりたいのかわからない学生にとってはいいんと思うが、各プロセスの中で、例えばエントリーシートでは、中学生時代何を一番努力したのを述べなさい、という質問の書き方も一定なことにびっくりした。その書き方で書かないとだめなようだが、しかし、面接官の目線で見るとみんなのエントリーは同じ過ぎて、つまらなくないかという考えも私の頭にある。
「自分の軸」とはどういうこと?
ある日私はキャリアセンターを訪ねて、キャリアセンターの先生からいくつかのワークシートをやってもらいたいと頼まれたが、その中の「自分の軸を固めよう」というワークシートにびっくりした。そのワークシートは自分が仕事を選ぶ上で大事にしたいことを書くものである。しかし私の考えとしては、確かに能力が極めて高い人にとっては仕事を選ぶ権利があるが、我々一般人にとって、企業から選択されるしかないと思っている。確かに、このシートは業界とかの選択に役たつかもしれないが、この大事なことは本当の職場で実現できるかどうかまだ不確実なので、不確実なこともしくは夢のようなことを書くのは意味がないと思う。
外国人として難しいと感じたこと
エントリーシートの書き方
前述したようにエントリーシートの書き方は一律なので、むずかしくないと感じた人は多いかもしれない。しかし、大量のエントリーシートから一目を引くことは非常に難しいと思う。それは日本人にとってもむずかしいので、外国人は言葉の選択など色々な困難なところがある。
適性検査
適性検査は国語と数学から出題され、加えて性格検査のことである。もちろん、外国人として難しいところは国語の部分だ。基本能力の検査より日本語能力検査のものだと思われる。そのほか、外国人にとって問題を解くこと以外に、限られた時間内に問題を読み終えるようにすることは一番難しいと思う。
インターンシップ
多くのインターンシップにも選考があり、選考はエントリーが必要で、そもそも外国人にとってインターンシップの選考が通過できることも難しい。プラス外国人にとって日本語の不安が多く、なかなか参加できない状態だと思う。
今まで行った就職活動に感じたこと
外国人が就職活動を始める時期は極めて遅い
キャリアセンターの先生から聞いたのは、留学生の就職活動が始まる時期は極めて日本人より遅い。理由も簡単だと思う。留学生は国に帰るか帰らないかを迷っているうちに、日本の就職活動は面倒くさいし、難しいし、なかなか始められなくなってしまう。
外国人留学生のためのプロセスが少ない
外国人留学生向けイベントはもちろんあるが、問題なのはそのイベントが極めて少ないことと、イベント開始の時期も遅い。その原因でも留学生の就職活動が始まる時期が遅いと思う。
終わりに
今私が自己PRとエントリーシートを書き終わり、キャリアセンターの先生に修正してもらい、いくつかの企業説明を聞きながら、とある会社の早期選考に入る状態である。また、正選考のため、面接の練習や適性検査を準備している。私の就職活動はまだ終わらず、そもそも開始の時期も多少遅れてしまったが、就職できる自信は持っているし、良くない会社に入ったら人生が終わるという発想も思ってないので、外国人の私たちも日本の就職活動を頑張るべきだと思う!
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