【中国出身の留学生に、日本語の勉強方法を紹介!】日本語の勉強体験記

留学

この記事では、中国出身の私が「日本語を学ぶ経験」を紹介することにより、留学生としての外国人がどのように日本語の会話が上達できるか、留学生がどうすれば日本の大学・大学院に入れるのかを、この記事を見て少しでも参考になればと思う。

(本記事では「聞く・話す」に焦点を当てた内容を紹介する)

日本語を学ぶ経緯

留学する前

中国からの留学生は、留学の一~二年前に塾や言語学校へ行き、日本語を勉強することが普通である。私は突然留学することを決めたので、塾や言語学校に通っていなかったが、留学する半年前からネットを通して日本語の先生(中国人)の授業ビデオを見て学習した。

 

日本に来てから

まず留学するためには、自分の国にいる間に直接日本留学試験を受け、試験の点数の高さにより大学に申請するパターンもある。しかし中国ではその試験の受験する場が用意されていなかったため、中国の留学生は日本に来てからまず始めに日本語の学校へ行くことになる。そこで日本語を勉強しつつ、日本語のテストを受験し、各大学や大学院の校内テスト(一般的な形は小論文+面接)も受験する形である。

私の日本語を勉強した経歴としては、最初に日本語学校の授業を通し、日本人の先生から普段の生活で使われる日本語を身につけていた。当時中国人が開いていた塾にも通っていたので、そこでも中国人の先生に日本語を教わった。

大学に入学したが、私の学部には留学生が非常に少ない。そのため先生は非常に速いスピードの日本語で授業をするため、最初は常に聞き取れなかったが、徐々に慣れてきた。学校生活以外は、アルバイトを通して日本語の会話ができるように勉強してきたため、話すことと聞き取りも徐々に上達してきた。

 

日本語を学ぶ方法

五十音

どの言語にしても第一歩は単語を構成するための音を学ぶことだと思う。日本語なら、五十音からのスタートである。五十音を学習することは主に独学や日本語学校で学ぶことである。英語の26個のアルファベットと同じく言語の基本なので、第一歩の五十音を学ばないと後の学習に進まないと思う。

日本語の教材を使用する

日本語の教材はJLPT(日本語能力試験)を基に作られているものが一番多いと思う。日本語能力試験はN1からN5まで五つのレベルがあり、一番易しいのはN5レベルで、一番難しいレベルはN1である。この試験は外国人が一番多く受験している日本語の能力のテストだと思う。試験は筆記試験だが、その中でリスニングの点数が総点数の50%を占める。そのため、リスニングが日本語の学習の中で非常に重要なことだと思う。

日本語学校により使う教材は違うが、私が通った日本語学校は「みんなの日本語」という教材を使っていた。「漢字」、「文法」、「聴解」、「読解」などシリーズがあり、言語を学ぶにあたり、どの部分も大事だと思う。基本的にはすべてのシリーズを使う必要がある。ちなみに、中国語が漢字だけの構成であるため、中国人にとって、漢字の部分より西洋語から構成されたカタカナが最も難しいと思う。韓国語の語順が日本語と一緒なので、韓国人にとって、日本語の文法は一番優しいと思う。欧米人にとって、カタカナから構成された単語が最も優しい部分なのかもしれない。

「みんなの日本語」は外国人が日本人との交流の場面をストーリーにして作られた内容の教材なので、この教材を通じて日本事情と日本人の社会生活、日常生活の実態が分かるような内容になっていると思う。その教材を通じて、日本で日常生活するため使う日本語が学習できる。

日本のアニメ、映画、ドラマ、音楽、ドキュメンタリーなど見る

中国からの留学生の中には、日本のアニメを幼い頃からみており、日本の文化を体験したい思いで日本へ留学する人が多いと感じる。私はアニメをあまり見ないが、日本の人文に関するドキュメンタリーが非常に好きで、常に見ている。教材に載っている日本語の例文は少しかたく、日常生活ではあまり使わない日本語がたくさんあると感じるが、映画やドラマは日常的に使えそうな話し方が多く表れている。日本語を学ぶためには自国の言語の字幕をみないで動画を見ることが大事だが、日本語の字幕であるとしたら、聞き取れない場合には字幕をみて、わからない単語を直接調べることもでき、日本語の学びになる。

日本人と話す

日本語を自然に話せるようになるための一番速い方法として、日本人とコミュニケーションをとることである。日本に生活している中国人は非常に多いが、買い物程度の日本語が話せれば、日本で生活することには問題がなさそうだが、その程度では留学生にはあまり意味が無いと思う。留学生は知識を身に付けるために日本に来ることが大前提なので、最低でも知識を学習できるレベルの日本語が身につかなければならないと思う。その上、もし将来日本で就職する可能性があったら、更に日本語の会話能力をレベルアップする必要がある。アルバイトをし、アルバイト先の従業員と会話をし、学校で日本人の友人と話すことで自然に日本語が上達すると思う。

 

感想

言語の会話にあたり、その言語を使用する環境にいることは非常に大事だと思っている。中国にいる際に2、3年の日本語の勉強をしたときよりも、やはり半年日本にいる間の方が、日本語の会話が上達できると感じた。また、ネイティブスピーカーから教わることも非常に大事なことであり、母国語を話さない人から教わった日本語が正しいものであっても、使用するにあたり適切でない場合もある。その点は日本語を教える側と学ぶ側の両方とも注意すべきである。

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