【3年ぶりに帰国!】中国の変化で感じたこと

海外

私が日本へ留学してから3年ぶりに母国(中国)に帰国してから、3年前の中国と比べて、変わったと感じることとあまり変わっていないことを紹介する。新しく出たものに対する新奇さとは反対に、久々の帰国なので逆に慣れていないこともあった。この記事を通して、最近の中国について知ってもらえると嬉しいと思う。

 

変わったこと

 

電気自動車(EV)

中国の空港から出る際に、駐車場に向かう途中で緑のナンバープレートを多く見かけたことについてお父さんに尋ね、お父さんから「それは電気自動車だよ」と教えられたということだ。

中国の一般的な車のナンバープレートの色が青に対して、電気自動車のナンバープレートは緑であることが分かった。また、中国政府が新エネルギーを推奨していることから、電気自動車のナンバープレートには制限がないため、多くの人々が電気自動車を選択しているようだ。

さらに、3年前には充電スポットがほとんど存在しなかったが、今回の駐車場にはすでに充電スポットが整備されていたことに驚いた。また、大きなショッピングセンターには電気自動車を売る店舗が2〜3店舗あり、駐車場にも電気自動車が停まっている光景が目についたそうだ。

 

中国政府の新エネルギー政策や充電スポットの整備など、電気自動車の普及が進んでいる様子だ。

 

高層ビル

駐車場から外に出て、都市の中を走ると、目に入るのは高層ビルだった。20階以上のタワーマンションが非常に多く、あちらこちらに存在していた。3年前よりもさらに数が増えたと思う。ちなみに、中国の住居の形態は日本と異なり、基本的には団体のように住むことが一般的になっている。そのため、タワーマンションも一緒に並んでいる。

 

電子化が更に進んでいる

3年前の中国はキャッシュレスが一般的であり、基本的に財布を持たずにスマートフォンさえあればどこでも買い物ができる環境だった。今回も同様であり、他の場所でも電子化が進んでいるようだ。

例えば、中国の多くの住宅は基本的に団地にあるため、住宅に入るための入り口(エントランス)が必ず存在していた。私が住んでいた団地が以前鍵で入る方式だったが、現在は全て顔認識による入場が行われている。今回帰国した際、私の顔が登録されていなかったため、家族が一緒でない場合には自分の家に入れない状況だった。

その他にも、物流業界もますます電子化が進んでいる印象があった。ネットショッピングで返品をしたい場合も、物流事業者に電話をかける必要はなく、アプリを通じて直接依頼ができた。さらに、荷物がどこにあるのかはアプリを通じてリアルタイムで地図の中に反映されている。

 

個人事業者と競争社会

 個人事業者の数が非常に増えていると感じた。あるビルにはすでに個人事業者が経営している店舗がある。たとえば、私が今回帰った際に通ったビルには、パーソナルジム・アパレル・猫カフェ・美容室・勉強室などが揃っていた。そして、これらの店舗は個人経営のため、利用料金が外部の店舗に比べて非常に低い。しかし、一つのビルの中にはパーソナルジムなどが5、6社あるので、競争も激しいと思う。

そのような個人事業者の存在から、中国社会の競争は以前にも増して更に激しいと感じた。ちなみに、競争が激しいことを中国で「卷(ジェン)」と呼ぶ、この言葉が現在は中国で流行語として使われている。また、残業は非常に一般的であり、私の友達の一人は財務の仕事をしているが、毎日夜の12時に残業し、翌日また9時に出勤している。しかし、更に厳しいのは、残業代が適切に支払われない現実もある。

 

変わってないこと

食文化

中国の食文化に対する認識は世界中で共通していると言われている。中国は多様な食材を使用し、様々な料理スタイルや地域ごとの独自の味を持つことで有名だ。また、中国料理は世界中で人気であり、多くの国や地域で中国レストランや飲食店が存在している。

特に中国の都市部では、多くの飲食店があり、食文化が盛んに発展している。街の中心部や観光地周辺には、さまざまな種類の飲食店が密集していることが一般的であり、多様な料理を楽しむことができる。

また、中国の人々は日本料理にも興味を持ち、寿司や寿司焼きなどの日本の高級料理も人気があった。日本のおまかせ料理なども中国で人気があり、高級日本料理店も多く存在している。

 

環境

中国にPM2.5という大気汚染はまだ厳しいと思う。空はまだ灰色で曇っている。そのほか、都市の緑は三年前と比べもあまり変わってないと思う。

 

礼儀

日本に3年住んで帰って、あまり慣れてないのは礼儀の部分だと思う。日本人は礼儀が正しすぎことが原因かもしれないが、中国人の性格は性急さもあると思う。たとえば、エレベーターのドアが開く一瞬、エレベーター内の人がまだ降りていないのに、乗りたい人がもう押し寄せることがあった。また、車道を走っている車も車線変更が過剰であることがあった。

 

お手洗い

以前の記事の中にも、中国のお手洗いについて紹介したと思うが、今回は入れないほどの汚いお手洗いはなかったが、日本のお手洗いの清潔さと完全に比較することはできないほどの差があると思う。特にウォシュレットがない便座がほとんどだし、またトイレットペーパーのないお手洗いも多い。

 

終わりに

3年ぶりの帰国で、中国の新しいものに対する新奇さを感じた。一方で、20年ほど中国で生まれ育ったので、慣れた部分が多く、変わった部分はあまりに感じられないところもある。ただし、近年中国はIT化が非常に進み、人々の圧力が増加している一方、まだ制度などの整備が追いついていない部分もあると思う。

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