【海外留学丸ごとレポート】③留学先での生活

留学

本記事はこちらの記事の続きです。

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大学生活

大学では国際経営学を専攻していたのですが、私が留学していた大学は、授業を一つずつ選ぶ日本の大学とは違い、授業がほぼ決められていて、一部選択があるのみでした。

 

具体的な授業としては、

  • グループプロジェクトの授業
  • 経営基礎(ファイナンス、マーケティング、国際ビジネス法など)
  • 異文化間ビジネス(Intercultural Business)
  • 語学(ビジネス英語、オランダ語)

などを履修していました。

 

実際の企業と共同プロジェクトをしたり、工場の見学に行ったりと、実社会と近い学びが多かった印象です。

また、グループワークをする時間が結構多いのですが、メンバーとうまくいかないことなどもあり、苦労しました。

 

慣れない英語での授業ですし、日本の大学より課題も多かったりして、最初はついていくのが結構大変でした。

下の画像は、特に忙しかった週のスケジュールです。

授業では、わからない単語も結構出てきたりしましたが、その場で調べたり、授業スライドは写真を撮っておいて、あとで復習するなどして対応していました。

テスト前などは、クラスメートと教えあったり、ノートを見せあったりして協力して勉強していました。

 

アルバイト

留学先ではバイトなどをするつもりはなかったのですが、友達から日本語講師のバイトに誘われ、後半はそれを週1ぐらいでやっていました。

オランダは英語で生活できるといっても、飲食店などはオランダ語が出来ないと雇ってもらえませんし、留学生は働ける期間も限られているので、仕事を見つけるのは簡単ではないと思います。

 

学生寮生活

まず住まいについてですが、私は学生寮に住んでいました。

個室があり、シャワー室・トイレ・キッチンが共用です。

 

ずっと実家暮らしだった私にとって、共用スペースに行くと誰かがいて、会話出来る日々は、孤独を感じずにすんでありがたかったです。

共用スペースで週末はパーティしたり、みんなで餃子作ったり、各国の留学生や現地生と賑やかな生活を楽しみました。

 

そのように寮生活は楽しかった反面、ストレスも少なくなかったです。

 

私の寮は共用スペースのクリーニングサービスがあったのですが、それでもキッチンやトイレが汚いまま放置されていることは頻繁にありました。

日本人の私としては、ぴかぴかじゃなくとも、はねたソースは拭き取り、食べ残しはシンクでなくてゴミ箱に捨てるぐらいは当たり前だと思っていたのですが、それが誰にでも通用する常識でないことは明らかでした。

自分のフライパンが勝手に使われたり、無くなったりということもありました。

あとは、単純にキッチンが混んでいて使えなかったり、冷蔵庫がパンパンで食材が入らなかったりという不便も。

 

そして、衝撃だったのが、シャワー室が一応個室なものの、下が10cmぐらい空いているのに男女共用だったことです。

私は割と大雑把な性格なので耐えられましたが、寮生活繊細な人にはオススメできないです。

 

食生活

 

食生活については、基本自炊です。

オランダに限らず西ヨーロッパ全体だと思いますが、外食は高いのでなかなか出来ません。

ディナーだと1食1500円はするイメージです。

が移植したのは、友達の誕生日の時など数回のみでしたが、カフェで友達とお茶することは、わりと頻繁にありました。

 

自炊では、時々肉じゃがなどの日本食を作ることもありましたが、基本は現地で手に入りやすいパスタなどを食べていることが多かったです。

お米は最初鍋で炊いていて、それでもどうにかなってはいたのですが、途中で寮の中国人の子が炊飯器を買って共用にしてくれて、とても助かりました。

 

少し困ったのは、肉でも野菜でも1袋が大きめで1人だと使い切れないことです。

にんじんを買ったら1週間にんじんばっか、玉ねぎ買ったら1週間玉ねぎばっかみたいな生活をしていました。

肉は友達とシェアして使うこともありましたが、あまりに量が多いので、ほとんど買わず、ほぼベジタリアンでした。

野菜や果物は日本より安めなので、助かりました。

あと、私はチーズが大好きなのですが、普通のスーパーでも、たくさんの種類のチーズがあり、しかも安いので食べまくっていました。

 

ショッピング事情

普通のスーパーは家の近くにありましたし、自転車で15分ぐらいのところにアジア系スーパーもあったので、食品や日用品の買い物には全く困りませんでした。

車なしで生活する場合はスーパーが遠いと結構大変なので、家を選ぶ際には最寄りのスーパーを確認しておくのがオススメです。

 

また、服などについても私の留学先は小さめの街でしたが、それでもある程度ファストファッションのお店などはあり、特に困りませんでした。

 

日本と違うなと感じたのは、Facebookグループを利用した個人間の中古品

売買が盛んで、私も自転車をそこで買いましたし、家具や服、キッチン用具なども売られていました。

中古でも気にならないようなものであれば安く手に入るのでオススメです。

逆に私が留学していた時のオランダではAmazonが日本ほど発達しておらず、不便に感じることもありました。

 

その他日常生活について

使う言語は?

ちなみに、冒頭からも少しふれているように、オランダの公用語はオランダ語なのですが、だいたいの人が英語を話せるので、オランダ語があまり話せない私も日常生活には困らなかったです。

時々スーパーで食材の場所を聞くときなどは、オランダ語名を調べて聞くなどはしていました。

ただし、言語の理解はその文化の理解につながりますし、少しでも話せると現地の人と話すのが楽しいので、現地に行ってからオランダ語は勉強して、時々買い物するときはオランダ語に挑戦したりもしていました。

英語で生活できる国でも、現地の言葉を学ぶことをオススメします。

 

交通手段

日常生活では基本自転車をつかっていました。

オランダは一人当たりの自転車保有台数が世界一で、街中にも自転車が溢れています。

少し遠くに行くときは、バスを使ったり、隣の街に行くときは電車を使ったりもしていましたが、車がなくて困ることはありませんでした。

私は向こうについてすぐにFacebookで中古自転車を売ってくれる人を探して買ったのですが、Facebookで売っている人の中には盗んだものを売っていたり、質の悪いものを高値で売りつけたりしようとする人もいるそうなので、注意が必要です。

売り手のプロフィール自転車の入手先は、確認しましょう。

 

美容院

現地で少し困ったのが美容院です。

滞在中に髪を切りたかったのですが、白人のヘアカットと、アジア人のヘアカットには違いがあるそうで、わざわざ隣町の台湾人の方がやっている美容院まで行きました。

今となっては、オランダ人がやっている美容院に挑戦してみてもよかったなとも思います。

 

留学中の恋愛事情

私の場合は、日本に彼氏がいたので、留学中は遠距離恋愛でした。

やはり寂しかったですが、メッセージのやりとりは日本にいた頃と同じぐらいの頻度でしていましたし、定期的に電話もしていたので耐えられました。

時差があるので、電話をする時間は調整が必要でしたが、私の場合は、日本の夜23:00ぐらいが、オランダの15:00ぐらいなので、大学が早く終わる日に週1,2ぐらいで電話していました。

留学中に一度彼が来てくれて、一緒に旅行したのも楽しかったです。

 

周りの友達でも、遠距離恋愛をしている子もいましたが、現地で彼氏・彼女が出来たという子もいました。

日本人だと、大学などのコミュニティーで出会ってというのが多かったですし、ヨーロッパの別の国からの留学生の子はTinderを使って出会ったという子も多かったです。

Tinderについては、日本よりカジュアルに使われている印象でした。

 

自由時間・週末の過ごし方

大学が終わった夜は、友達と出かけたりすることも多かったです。

日本だと居酒屋など外でお酒を飲むことが一般的だと思うのですが、バーは割高なので、誰かの家に集まってスーパーで買ったワインを飲んでから、バーなどに出かけることが多かったです。

また、学生団体が毎週のように水曜日とかからパーティをやっているのは衝撃でした。

でもそこで交友関係も広がったので、毎週でなくともそういったイベントに参加してみるのは良いと思います。

友達とはもちろん出かけるだけでなく、のんびり夕飯を一緒に食べて、Netflixを見るといった過ごし方もしていました。

 

趣味・ボランティア

趣味としては、私は現地でダンスレッスンと、バドミントンクラブに参加していました。

現地の人と関わる機会にもなりますし、単純に楽しかったです。

また、週末には、現地に住む日本人の小学生を対象にした、日本人補習校でボランティアもしていました。

最初は単純に補習校というのに興味があって始めたのですが、現地に暮らす日本人の人たちとのつながりが出来、日本食のおすそわけをもらえたり、情報をもらえたりしたので安心でした。

 

長期休みの過ごし方

日々の生活も楽しかったですが、大学の休み期間は旅行もめいっぱい楽しみました。

留学開始前に、1カ国クロアチア、開始後にアイスランド・ベルギー・フランス・ドイツ・ルクセンブルグ・スペインの7カ国を旅行しました。

旅行のときは、FlixBusというヨーロッパでポピュラーな低価格の長距離バスを使ったり、Airbnbに滞在したりしてお金を節約しました。

 

現地で気を付けた方が良いこと

オランダでも都会は別ですが、私のいた街は、治安も良く、暗い時間でも一人で歩くのに心配はなかったです。

1つ、気をつけた方がいいものとして「Coffee shop」があります。

一見、カフェかな?と思うかもしれませんが、これは大麻ショップです。

オランダでは大麻が普通に売られていて、それに伴い違法な薬物も日本と比べて身近な印象でした。

オランダであっても、日本人は使用すると違法になりますので、注意が必要です。

 

現地で起こったトラブル

小さなトラブルは日常茶飯事ではあったのですが、私が経験した大きなトラブルが2つあります。

詐欺だと疑われた?!

1つ目は、ネットでスマホを購入した際に、日本のPaypalアカウントを使ったら、詐欺?だと思われて注文を取り消されたことです。

結局、ちゃんと説明をして再注文できたのでよかったのですが、何かよくわからないことが起こっているときは、早めにメールや電話でコンタクトをとるのがオススメです。

そのときは、スマホを壊してしまって、注文したので、なかなか届かず困りましたし、まさか詐欺だと思われているなんて想像してなかったので驚きました。

 

帰国日に電車が止まった!?

2つ目のトラブルは、なんと帰国日に電車が止まったことです。

今でも理由はわからないのですが、空港に向かう電車が止まり、そのまま乗っていたら元の駅に戻り始めたです。

周りの人に聞いたりもしましたが、同じく外国人でオランダ語の車内放送はわからず、私は結局戻った駅からタクシーで空港に向かいました。

めちゃくちゃ焦りましたし、お金もかかりましたが、とりあえず間に合って良かったです。

このとき以外にも天候などの影響で電車が止まることは多々あって、鉄道会社のシャトルバスで目的地に向かったこともありました。

そういうとき、英語でアナウンスがされなかったり、そもそもアナウンスがなかったりするので、とにかく周りの人や駅員さんに聞きまくるのが安心です。

日本で電車が止まって困っている外国人の方を見かけたら、絶対に助けてあげようと心に誓った経験でした。

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