【海外留学丸ごとレポート】⑤まとめ

留学

本記事はこちらの記事の続きです。

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留学で良かったこと

私が留学してよかったと感じていることが大きくわけて3つあります。

多様性な人たちと暮らす経験が出来た

私の場合、留学中は、オランダ人だけでなく、色々な国から来ている留学生と過ごすことが多かったので、彼らの国について聞いたり、色々なことについて意見を交わしたり出来ました。

例えば、ベネズエラ人の子が、「内戦で友達を亡くして、もうこの国にいてはいけないと思ってオランダに来た」という話をしていましたが、私はベネズエラが内戦状態だったことすら知りませんでした。

また、香港のデモが話題になっている時期でしたが、香港の子が「中国人は友達。だけど中国の政府は嫌」という話をしていて、そういう考え方もあるのだなと感じました。自分はある国について、政府と国民を一緒に考えているなと反省しました。

そのように、日々ニュースやインターネットで情報を見ていても、私が知らないことはたくさんあるということや、生まれ育った環境によって価値観は様々で、善悪の定義ですら絶対的ではないということを感じました。

また色々なバックグラウンドをもつ友達が世界中に出来たのはすごく幸せでした。

 

今まで自分が生きてきた環境を客観視出来た

私は日本で生まれ育ったので、その菅集中法尿が当たり前で疑問を感じたことはありませんでした。

しかし、オランダでの経験を通じて、日本の良いところ、悪いところを考えることが出来ました。例えば、日本では「こうあるべき」という社会の圧力が強いのだと感じました。

日本では、高校を卒業したらすぐ進学するか、就職する。大学を卒業したら就職するという決まったコースのようなものがありますが、オランダの大学には、一度別の学部に行ったけど、好きじゃなかったから経営学にきたという人や、一度就職してからまた別の専攻で大学に入ったという人、高校卒業後1年間はギャップイヤーでインターンをして、今年大学に入ったという人など様々な学生がいて、それが当たり前でした。

より身近な話だと、日本では大学で化粧をしているのが当たり前ですが、オランダの大学ではすっぴんの子もたくさんいましたし、時々すごいしっかり化粧していて理由を聞くと、「今日はそういう気分だったの!」って言っていて、化粧って自分のためにするものなだなと感じました。

それ以外にも、みんながやっているから、何も考えず自分も同じようにやっていることってあるなと考えるきっかけになりました。

 

1から新たな生活を始められた

日本から物理的に離れることで、これまで続いてきた生活を一回切れたということです。私は一度始めたことは長く続けたくなってしまうタイプなのですが、大学生活、バイトやインターン、趣味など、留学を機に一回ストップし、留学先で自分がやりたいことはなんなのかを考えて、新たに挑戦できたのは、今後の人生を考える良い機会にもなりました。

留学後に就職活動も控えていたので、自分が将来本当にやりたいことや、どのような環境で働きたいのか、どんな人と働きたいのか、どのような生活を送りたいのかなどを考えるヒントにもなりました。

留学によって諦めたこと

私は留学したことに後悔はありませんが、やはり留学したことで出来なかったこともあります。

大学の研究室の活動

1つ目は大学の研究室の活動です。

9月からの留学だったので、その年1年かけてやるプロジェクトは途中で抜けなくてはなりませんでした。

 

日本でのインターン

2つ目として、バイトやインターンを一度やめなくてはいけなかったということです。新たな挑戦をする機会にはなりましたが、日本のインターン先でもまだやりたいことがあったりしたので、それは残念でした。

就職活動に遅れることも?

結論私はコロナで早期帰国になったので影響がありませんでしたが、場合によっては就活の動き出しが遅れることがあると思います。特に外資系に就職を希望している場合は、採用活動が始まるのが早いので、早めに始める人が多いです。

将来にかかわることなので、留学前や留学中に情報収集はしておくと良いと思います。

 

留学に興味がある人はぜひ挑戦して欲しいですが、留学することで、出来ないことももちろんあるので、自分がやりたいことを見極めて、ベストな選択をするのが一番だと思います。

 

オランダやオランダ人の印象

私にとってオランダは本当に生きやすい国でした。

留学するまで行ったこともなかったし、何があるのかもあまり知らないような状態でしたが、食べ物も美味しいし、治安もいいし、物価も西ヨーロッパにしては低めだと思います。

街も美しく、訪れるべき都市もたくさんあります。

 

オランダ人の印象としては、おせっかいなくらい親切な人が多いです。

ありがたい親切もあれば、ちょっと迷惑に思う時もありますが、みんないい人だと感じていました。

オランダ人と仲良くなるのは難しいと聞いたことがあったのですが、私はあまり感じませんでした。

また、自分の意見を明確にもっていてストレートな物言いをする人が多く、自分のことにもオープンですし、結構ズケズケいろんなことを聞いてくるので、戸惑うこともありましたが、慣れてしまえば支障はなかったです。

 

差別はあったか

日本人や東アジア人、アジア人全般に対する差別を感じることはほぼなかったです。

アジア系のオランダ人もたくさんいますし、様々な人種の人がいるところだったので、日常生活で人種差別に遭遇することはありませんでした。

1回だけ、自分の住んでいる街ではないのですが、わりと都会なところで、日本人4人ぐらいで行動している時に、70歳超えたぐらいの女性から罵声らしきものを浴びせられたことがありました。

オランダ語だったので聞き取れなかったですし、一言すぐ去っていったため、気にするほどでもなかったです。

 

留学に興味がある人・留学したい人へのメッセージ

私の場合、留学が人生を180度変えたかというとそんなことはありませんが、確実に行ってよかったと言うことができます。

楽しかったですし、日本では出来ない経験がたくさん出来ました。

 

留学するのには時間もお金もかかりますし、不安もいっぱいあると思いますが、興味があるならぜひ挑戦して欲しいです。

きっと行ってよかったと思うはずです。

 

また、留学では、周りの人に頼る大切さや、助けてくれる人の存在のありがたさを感じることが多かったです。

渡航前の情報収集や準備、現地での生活の中で、たくさんの人に助けてもらいました。

留学経験者はそういうことを経験した人が多いので、留学に興味のあるみなさんが頼れば力になってくれる人も多いと思います。

私自身も、将来留学する人に協力したいと思っており、この記事も少しでもお役に立てばいいなと思って書いています。

 

自分の努力はもちろん必要ですが、周りの助けも借りて、充実した留学をみなさんが実現できることを応援しています!

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