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免許合宿中の生活
免許合宿中の生活について、いくつかの観点から私の体験を共有したいと思います。
合宿でさくっと免許取りたいけど、よくわからなくて不安という人は、ぜひ参考にしてください。
宿舎
免許合宿中の宿泊施設としては、大きく分類して寮、ホテル、旅館の3つがあります。
料金は寮が最も安く、ホテルや旅館だと割高なことが多いでしょう。
寮を選ぶメリットとしては、宿泊しているのが全員、免許合宿生なので、仲良くなりやすいこと。
そもそも免許合宿用に作られているので、長期滞在も快適なことです。
実際私が利用したところでは、簡単なトレーニングマシーンがあったり、カラオケルームがあったりしました。
また、2週間滞在しても飽きないように食事のバリエーションも割とあった印象です。
そして、私が寮を選んだ最大の理由が、女性専用だったからです。
寮だと多くの場合、男性専用と女性専用で分かれています。
免許合宿だとナンパとかも多いんじゃ?と心配な方も多いと思うのですが、女性専用の寮なら安心です。
門限については23:00でした。
夜間に出かける場所などないような環境でしたが、宿泊者であれば門限以後も出入りできるようになっていたので、あまり意味をなしてはいない印象でした。
男性寮だと見回りなどもあったそうなので、門限や外出規則がもう少し厳しいところもあるのかもしれません。
一方で、私が選んだ寮は、お風呂とトイレが共同だったので、完全なプライベートが欲しいなら、個室にバストイレ付きのホテルが良いのではないかと思います。
ホテルや旅館は、温泉がついていたり、部屋が個室で快適だったりというメリットがありますが、2週間の長期滞在があまり想定されていないと、食事がほぼ同じだったり、十分な数の洗濯機がなかったりするケースがあるそうです。
また、宿泊施設によっては古くて汚いなどの可能性もあるので、予約前に写真などを確認しておくことをオススメします。
食事
宿舎のところでも紹介しましたが、食事については、3食つきのプランもあれば、自炊プランもあります。
もちろん自炊の方が料金は低めですが、2週間の食費を考えると結局一緒ぐらいなのではという感じがしました。
また、スーパーが遠いこともあるでしょうし、教習から帰ってきて疲れた状態で料理をするのは、かなり疲れると思います。
友達数人とわいわいという場合はまだしも、一人で行くときは自炊はあまりオススメしないです。
一方、自炊は自分が食べたいものを食べれるというメリットがあります。
寮の食事は美味しかったのですが、女性には量が多め、かつ揚げ物多めだったので、個人的には少しストレスでした。
お腹を休めるため、寮母さんに夕食は不要だと伝えておいて、コンビニで買った軽食で済ませた日もあります。
朝晩は寮での食事でしたが、昼食は教習所の食堂で食べていました。
こちらも、「定食・麺・丼・カレー」ぐらいから選べて、かなりバリエーションがあったので、飽きることはありませんでした。
人から聞いた話だと、教習所によっては食堂がなく、昼食が冷えたお弁当というケースもあるようなので、食堂がある教習所を選ぶとより快適に過ごせると思います。
移動
宿舎と教習所の移動は、教習所の送迎バスがありました。
ほとんどの教習所では同じように送迎があると思うので、宿舎が多少離れていても心配する必要はないと思います。
ただし、寝坊して送迎バスに乗り遅れた場合は、自費でタクシーを呼ぶようにと言われていたので、早起きがどうしても苦手で不安な人は、教習所に近めの宿舎だと安心かもしれません。
宿舎から個人的に出かけたいとき用に自転車の貸し出しがありました。
それでも自転車で行ける場所には限りがありますし、田舎だとバスの本数もすごく少ないので、合宿中出かけたいという人は、大きな駅に近めの地域を選ぶと良いと思います。
ちなみに、初日は、新幹線の通る大きな駅で集合し、そこから教習所までは送迎バスだったので、大きな駅から離れている教習所でも不便は感じませんでした。
免許合宿の進み方
免許合宿は入校してから、第1段階→修了検定→第2段階→卒業検定、という流れで進んでいきます。
合宿中の修了検定や卒業検定に合格できないと補習を受けなくてはならず、日程によっては延泊となってしまいます。
落ちている人は一定程度いたので、もしかしたら延泊もありえるかもと思って合宿から帰った後のスケジュールを空けとくと安心だと思います。
第1段階では教習所内の運転のみですが、修了検定に合格すると仮運転免許が交付され、第2段階では路上で運転できるようになります。
卒業検定は、技能のみで、学科の本試験は合宿終了後に都道府県の免許センターで受験する必要があります。
合宿を卒業したからといって、普通運転免許がその場で手に入るわけではないので注意が必要です。
合宿中のスケジュール
合宿中の具体的なスケジュールはこんな感じです。
あくまで私が行った教習所の場合なので、教習所によっては8日目が丸々1日休みだったり、日曜が休みだったりということもあるようです。
初日は教習所に着くと、昼食をとる暇もなく書類を提出したり、説明を聞いたりして、その後はすぐに教習スタートでした。
朝は私の場合、一番早くても10:00からの教習で、宿舎からバスが出るのが8:55だったので、そんなに朝が早くて大変ということはありませんでした。
ただし、繁忙期は早い時間(7:00)からの教習もあり、その場合は宿舎を6:00ごろ出ることになるので、結構きついだろうなという印象です。
宿舎と教習所の距離にもよると思うのですが、ある程度朝が早めなのは覚悟しておく必要があると思います。
また、空いてる時間が結構あるように見えると思います。
この時間は休んだり、また学科試験の勉強をしたりしていました。
学科試験の対策については、スマホやPCで利用できる問題演習サイトがあり、みんなそれを利用していました。
このスケジュールを見てもわかる通り、午後が空いているような日はなく、観光する暇はほとんどありませんでした。
宿舎に帰ってからも、Youtubeを見るぐらいはありましたが、疲れているし、次の日の朝も遅くないので、あまりのんびりする時間はなかったです。
免許合宿終了後
免許合宿終了時は仮免許状態なので、実際の普通運転免許を取得するには、在住都道府県の免許センターで本試験を受験し合格しなくてはいけません。
免許センターは各都道府県に1〜数カ所あり、複数ある場合は、通常受験地を選択することが出来ます。
受験時期については、教習所の卒業証明書の有効期間が1年間なので、免許合宿終了後1年間は受験可能ですが、合宿で習ったことも忘れてしまうので、たいての人は合宿終了後すぐ本試験を受けます。
合宿から帰ってくると対策へのモチベーションも下がるので、受験は早ければ早いほどよいと思います。
試験の内容は、適正試験と学科試験で、試験手数料と免許交付手数料で3800円程度がかかります。
適正試験については教習所入校時と同じく視力を測るだけです。
学科試験は95問あり、100点満点中90点以上で合格となります。試験時間は50分です。
受験後、少し待ってその場で結果が発表されるのですが、私が受験した時も結構落ちている人がいました。
内容は比較的簡単なのですが、9割とらなくてはいけないので、あまり油断していると危険です。
結果発表後、合格しているとその後すぐ免許用の写真撮影があります。
写真を撮られる用意と覚悟をしておきましょう。
本試験の日は、書類記入などの手続きから待ち時間なども含め丸半日かかります。
免許合宿から帰ってきたあとに、本試験を受けるための日を確保しておくことがオススメです。
ちなみに、本試験前は仮免許ですが、規則を守れば運転することが出来ます。
私は本試験まで少し期間が空いてしまうこともあり、下記のような手作りの仮免プレートを車につけて、規則通り普通運転免許を3年以上受けている人に助手席に乗ってもらって運転していました。
ただし、「練習」目的でしか運転できないため、仮免で運転して買い物に行ったりすると無免許運転になってしまいます。
他にも高速はのれなかったり、著しく混雑している道路での練習もだめだったりします。
このような規則が色々あるので注意が必要ですし、プレート作ったり、つけたりが手間なので、やはり免許合宿終了後はなるべく早く本試験を受けて本免許を取得することをオススメします。
合宿先を選ぶ時のポイント
ここまで色々書いてきましたが、私が感じた、合宿先を選ぶとき気をつけるべきポイント3つを簡単にまとめたいと思います。
ちなみに、合宿先を選ぶときに、私は以下のような総合サイトを利用しました。

理由は、複数の合宿所の比較が楽にできるからです。
申し込む際には一応、その教習所のHPに書いてある価格と、総合サイトの価格を両方確認しましたが、相違はありませんでした。
もしかしたら、値段が違うこともあるかもしれないので、一応確認すると安心だと思います。
それでは、3つのポイントです。
料金
各教習所によっても、時期によっても料金は異なります。費用をなるべく抑えたいのであれば、繁忙期(2,3月/7~9月)は避けることをオススメします。
また、合宿先から交通費がどれだけ支給されるかに差があるため、合宿費が安くても、交通費の自己負担が大きく総合的には割高になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
宿泊施設
ご紹介した通り、1つの教習所でも、寮・ホテル・旅館など宿泊施設に選択肢がある場合もあります。
男女で分かれている寮だと安心だったり、ホテルはプライベートがより確保されていたりと違いがあるので、重視するポイントを決めて、自分に合ったところを選びましょう。
また、新しさや清潔さ、快適さを確認するために、写真や口コミを確認するのもオススメです。
加えて、個人的には、コンビニが近かったことがすごくありがたかったので、最寄りのコンビニやスーパーまでの距離を確認しておくとなお良いでしょう。
卒業日数
私は実際に合宿に行くまで卒業までにかかる日数は全国一律なのかと思っていたのですが、そんなことはないようです。
私の場合の14日は、ほぼ最短で、日曜が休みなどの教習所ではもう1日伸びたりもします。
なので、早く卒業したい人は日数が短いところを、逆に1日ぐらい休みたい、観光したいと思う人は長めのところを選ぶと良いと思います。
加えて、合宿先を選ぶポイントではありませんが、友達やサークルで行くか、一人で行くか悩む人もいるかもしれません。
一人で行った私の感想としては、どちらにもメリットデメリットがあると思います。
友達と行って相部屋だと料金が安くなったりしますが、個人的には合宿中は結構ストレスの多い環境だったので、友達であっても2週間相部屋は疲れそうだなと感じました。
もし一緒に行くなら、部屋は別で、寮での食事は一緒にとるぐらいがちょうどいいなというのが私の個人的な意見です。
一方で、全く話す人や頼る人がいない環境も辛いと思います。
私の場合は4月に行って、一人で来ている人が多く、教習所や宿泊施設で話せる人が結構いたのでちょうどよかったです。
もしかしたら繁忙期、大学生の長期休暇の季節は団体が多く、一人だと辛いかもしれません。
これから免許をとろうと思っている人へのアドバイス
私は短期間かつ低予算で取得するために合宿で免許をとることを選びましたが、通学や合宿などはそれぞれの特徴を吟味し、自分に合った方を選択すると良いでしょう。
加えて、合宿の場合は早めに予約するのがオススメです。
私は1ヶ月弱前ぐらいだったのですが、当初希望していたところは満員で、別の日程、別の教習所になりました。
特に繁忙期は、すぐに満員になってしまうこともあるらしいので、予定が決まった時点で、予約してしまうと安心です。
おわりに
運転免許は日本で最も取得率が高い国家資格ですが、取得するのは時間もお金もかかって意外と大変です。
しっかり情報収集してベストな方法で免許をとり、楽しく安全な運転ライフを送ってください!

新しいことに挑戦するのが大好き!インターン・資格・留学・英語などの記事を書いています。
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