【長期インターン体験記】憧れの?!インフルエンサーマーケティング

インターンシップ

この記事では、私が大学3年生の時に8ヵ月間、経験したインフルエンサーマーケティング業の長期インターンで働いていた時のことを紹介します。

実際に経験した仕事内容や、学んだこと、感じたこと、就職活動で役立ったことなどを書いていきたいと思います。

 

インターンをはじめるまで

インターンをしようと思ったきっかけ

私が大学3年生になった年に、新型コロナウイルスが流行し始め、私が勤めていたアルバイト先が休業することになりました。

また、大学もオンライン授業の体制を整える為にずいぶんと長い期間お休みがありました。

しかし、外へ自由に遊びに行くこともできなかったので、就職活動を早めに始めようと考え、社会経験を積むためにインターンを経験しようと思いました。

 

インターンに求めるもの

私がインターンに求めていたことは、社会人としての常識を身に付けること・仕事をするという経験を積むこと・経験を積むことで自分の仕事の適性や仕事の得意不得意を知ることでした。

私の中で、インターンは就職するための自分の武器になる存在だと考えていたので、しっかり働くことができ、やりがいのある企業を探していました。

 

インターン先を探した方法

私は、大学が規定する就職活動期間よりも早く就職活動を始めたので、大学からの求人案内は使わずに独自で、色々なインターン求人サイトを見比べて使いやすいサイトを利用していました。

また、私はベンチャー企業で働いてみたいと考えていたので、ベンチャー企業の求人がたくさん掲載されているサイトを特に利用していました。

働いてみたいなと思った企業の中から選んだ企業は、インフルエンサーマーケティング業の立ち上げのお手伝いをするインターンでした。

 

マーケティングという言葉はよく聞きますが、実際にどのような業務をもってマーケティングというのかを知りたかったということ、憧れのある業種なので実際に働いてみて自分と仕事の相性が合うかどうかを知りたいと思いマーケティングのインターンを選びました。

 

インターン選考について

私が選考を受けた企業は、一次・二次選考がありました。

一次選考は、履歴書を提出しました。

二次選考は、企業の社長とオンラインで面談をしました。

合否の結果は、面談日から1週間後にメールか電話にていただくことになっていました。

 

私の場合は、面接を受けた時期がよかったことと、社長と波長が合ったこともあり、二次選考の面談が終わった後にすぐ採用をいただきました。

近年は、インターンに参加した人から新入社員を集う企業が増えてきていますが、選考を受けたこの企業は、インターン生からの社員採用は特にありませんでした。

 

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサー(SNS上で影響力がある人)を使って、インスタグラムなどのSNSを利用し、企業の商品・サービスの宣伝や告知をしてもらうマーケティングのことです。

企業が直接、消費者に向けて商品・サービスの広告を出すのではなく、インフルエンサーが企業の商品・サービスをPRすることで、消費者の購買意欲を促進させることができるために近年増えてきているマーケティング法です。

 

業務内容

インフルエンサーの獲得のための戦略

私が入社した時が、ちょうどインフルエンサーマーケティング事業を立ち上げることが決定した時期でした。

事業を立ち上げるにあたり、マーケティングのテーマ決め・個人情報の管理方法・把握するべき情報について・インフルエンサーに声をかけるための準備などを行いました。

私は、個人情報を入力する用紙の作成・情報を保管するフォルダの作成・インフルエンサーの声掛けのためのテンプレートの文章の作成を行いました。

会社で決定したテーマに合った投稿をしているインフルエンサーの方に、DMからメッセージを送って勧誘を行っていました。

声をかけて、会社のインフルエンサーになってくれる方には、zoomなどを利用して直接お話をしてコミュニケーションを取りながら、契約を結び、インフルエンサーにしてもらう手続などを行っていました。

 

インスタグラムの運用

私が勤めていた会社は、もともとマーケティングの会社ではなくお家のインテリアの提案・紹介やDIYの方法・機材の販売などを行う会社でした。

会社を知ってもらうため、マーケティング事業を始めるために、インスタグラムを運用することも大事だろうという話になり、年内でフォロワー1万人を目標に動き始めました。

 

投稿内容は、一般の方のお家のインテリアやDIYの紹介をしていました。

インスタグラムでは、部屋のインテリアを紹介している方が多いので、そういった方々の総集をするアカウントとして運営していました。

年内1万人フォロワーの目標は、達成することができませんでしたが、インスタグラムの傾向などを知ることができ、インスタグラムでのビジネスが行われるまでの過程を知ることができました。

 

クライアント、インフルエンサーとのコミュニケーション

インフルエンサーマーケティングは、クライアント・インフルエンサーとのコミュニケーションをこまめに取ることがとても大切です。

お互いの信頼関係を築くことができるということ、期間で契約するためミスがあってはいけないということがあり、こまめに連絡を取るようにしていました。

連絡をこまめに取っていたおかげで、インフルエンサーに大きなトラブルがあってもうまく対処することができました。

 

私が、実際に経験したものは、インフルエンサーの方のアカウントの偽物が出てしまい、インフルエンサーのアカウントが凍結され、今までに投稿したもの・データが見ることができなくなってしまったというトラブルです。

フォロワーもかなりいたので、新しくアカウントを作るとなると1からのスタートになるので、ある程度のフォロワー数を回復させてから投稿を再開させた方がPRの投稿の効果もあるということで、クライアントに事情を説明し、本来の契約期間から少し残してもらい、ある程度回復してからPR投稿の再開をしました。

見ることができなくなってしまったデータは、投稿するごとに私の会社がレポートを作成するために保存していたので、特に困ることはありませんでした。

この対処ができたのは、普段からコミュニケーションをしっかりとっていたこと、契約期間を延ばしてまでも投稿再開を遅らせた方が良い理由をわかりやすく説明できたこと、今までのデータを保管できていたことにあります。

 

インサイトからユーザーの分析

インスタグラムには、インサイトという機能があります。

インサイトは自分の投稿を見てくれているユーザーの数や、年齢層・性別・閲覧時間など様々な情報を見ることができます。今までに投稿していたもののデータをすべて見ることができるので、データを見比べて分析を行います。

ユーザーはどのような投稿内容を好むのか・見てもらえるのかをインフルエンサーと一緒に話し合いながら、次の投稿内容やデザインなどを決めていきます。

 

レポート作成

クライアントとの契約内容によりますが、期間と投稿回数を決めた状態で契約を結ぶことになるので、契約回数分のPR投稿が終了すると、どれだけのユーザーが見てくれていたのか、インフルエンサーの今までの投稿とPRの投稿とを比べてみてどれだけのユーザーに見てもらえているのか、PRをしてもらった効果はあるのかをレポートにまとめます。

その他にも、クライアントがレポートに加えてほしいという内容があればプラスして作成します。

 

勤務体系・給料について

勤務体系

緊急事態宣言が出ている期間と宣言が出ていない期間は勤務体系を変えていました。

宣言が出ている時はリモートワークで、zoomをつないでコミュニケーションを取りながら仕事をしていました。宣言が解除されている時は、渋谷のコワーキングスペースに集まって仕事をしていました。

 

勤務時間・働き方

アルバイトもお休みが続いており、大学もオンライン授業で時間にも余裕があったので週2日で1日5-6時間働いていました。

勤務日は、ほかのインターン生との兼ね合いもあり曜日は毎週固定で働いていました。

 

お給料

私が勤めた企業は、時給制ではありませんでした。

週1日の出勤で月に5,000円、週2日の出勤で月に10,000円というシステムでした。

渋谷のオフィスに向かうまでの交通費もいただいていました。

 

学んだこと

分析の重要性

マーケティングの仕事は、何をするのかわからない状態で入社したので、何が1番大切な仕事なのかがよくわかっていませんでした。

しかし、様々な業務をこなしていく上でどの業務を行うにしても、分析することや考えることが大事で、その作業を少しでも怠ると、結果が大きく変わることもありました。

これらの経験から、マーケティングは考えること、分析することが大切なのだなと学びました。

 

考える力、対応する力

クライアントは、インフルエンサーの現状などを考えずに自社の都合で要望を出すことが多いです。

ですので、インフルエンサーの負担や、仲介をする私たちの負担などもせずに無理難題を押し付けられることも多かったです。

誰がどう考えても無理なことは、仲介者である私たちがうまくクライアントとインフルエンサーとの妥協点を作り出すことを常に考えていました。

インフルエンサーにも、クライアントからの要望をうまく伝えて、妥協点を作っていただき、バランスを取るようにしていました。

この経験から、考える力を身に付けることができました。

また、理不尽なことを言われても、真に受けすぎず上手く対応する力も付いたなと思います。

 

就職活動に役立ったこと

面接で話すネタがたくさんできた

採用選考で経験や考え方を話せるようになるために、社会経験をしたかったので、インターンでの経験すべてが話のネタになりました。

 

社会人として、人と接するマナーが身に付いた

打合せやメールでのやり取りも行っていたので、言葉遣いや失礼のないような態度を意識するようにしていたので、仕事を通して大人の方々と話す練習になり、実際の面接でも失礼なことをすることなく、話すことができたと思います。

 

面接時にも動揺せずにいられた

採用面接には、質問想定をして答えを準備して臨んでいましたが、想定外の質問をされることもありました。

インターンなどを経験せずに面接を受けていたら、準備していない質問をされたときには緊張して何も答えられなかったかと思いますが、動揺することなく冷静に応答することができました。

 

まとめ

マーケティング事業の立ち上げということで、ただのマーケティングの会社では経験できないことも経験できました。

マーケティングの仕事を経験してみて、どういった業務があるのかなどを知ることができて良かったです。

やりがいも達成感もある仕事だなと思いました。

(Visited 88 times, 1 visits today)

コメント

タイトルとURLをコピーしました