当レポートでは、本質とは何なのか・本質はどう考えるのかなどについて理解する勉強会の内容をまとめる。
表面と本質
物事には、2つの側面がある。表面と本質だ。
表面は私たちが日常的に見えている側面のことで、インパクトが強い。本質は、物事を深堀することで初めて見えてくる側面のこと。本質といわれると難しいことのように感じるが、核・目的・ゴールなどと言い換えることができる。本質が大事な理由は、自分が非効率や不合理を避けるためであり、頭脳労働者として考えなければならない。
本質を考えることができない人は、物事の表面しか見ていないし聞いていない。表面しか見えていないということは、判断を下す時も表面の情報のみで判断をするということになる。しかし、本質を見据えずに表面のみで判断を下すことは行ってはならない。
人は感情に左右されやすい?
人は感情にされやすい。マイナスな感情は特に人に大きく影響されるといえる。
不安
不安の本質は、怠惰。不安は、気になることがある状態こと。気になることがあるのであれば、その気になることに対して対策・解決策を考えるべきである。気になることがあるのに、知らないふりをするのは考えることをサボっているのと同じといえる。
怒り
怒りの本質は、無力感やそれに対する嫌悪感。怒りは、自分の意図に反した行動をされたり、自分が嫌悪に陥る言動をされた時などに生まれる感情といえる。怒るということは、体力・労力を使うが怒っても解決することはなく、無力感が同時に生まれる。人は感情の生き物であるため怒りは避けられないが、これを理解した怒りと理解していない怒りは大きく異なる。
自殺願望
自殺願望の本質は、自虐。自殺願望を公言できるということは、本当に自殺する寸前であるとはいえない。話ができる余裕があるといえる。他人に自殺願望を話す人は、自分が話をして周りがフォローを入れてくれることによって、安心・共感・承認欲求を得ようとしているに過ぎない。
共感すること
共感には、表面的な共感と本質的な共感がある。
表面的な共感は、表情・仕草などの話し手の話を聞いている姿勢をアピールすること。所作を真似るミラーリングなども表面的な共感といえる。
本質的な共感は、表面的には共感できなくとも本質的に共感し合えているとわかることができる。本質的な共感は難しい。
表面的な共感は大事だが、本質的な共感はもっと大事だといえる。
考え方
本質について考え慣れていない人は、いきなり本質が思いつくことはない。本質について考えることに慣れるまでは、考える手順を細かく分けて1つ1つ確実に本質に近づく考え方をすることが大事。
〈本質にたどり着くまでの段階〉
事象のゴールを考える→ゴールの本質を考える→真の本質を考える
感想
今までに無意識的に本質をとらえられていることはあったかもしれないが、意識的に本質について考えたことはなかった。感情の本質について聞かれた時に、どう考えたらよいのか・どう表現したら良いのかわからなかったというのが正直な感想である。この勉強会の話を聞いた今は、なんとなくこんな感じかなと理解できたが、まだ正しく本質を考えられるとは思えない。
今まで本質を考えるクセを付けてこなかったので、簡単に見抜けるわけがないなと思った。
ただ、本質を考えるということは社会に出て生きる上で出来て当たり前のことなのだろうなと思うので、今から少しずつでも考える頭を作ろうと思った。
本質は仕事にだけ存在する概念ではないので、日常生活にある考えやすい物事を例に、考えるクセを付けて本質を考える練習をしてみようと思った。
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