2021年9月24日勉強会レポート 世の中にある業種

社内勉強会

世にある代表的な業種の例

業種について

メーカー

メーカーは、「自社で製造したもの」が商材となる。特徴は、製造から製品を売り出すまでの一連の流れを自社内で行う。

メーカーの特徴は、会社の設立時に設備投資や原材料の仕入れなどを行うので、初期費用がかなりかかる。

しかし、モノづくりのための設備を一度整えてしまえば、その先は最低限のコストしかかからないので、製品の人気が出れば儲けをどんどん伸ばすことができる。

逆に、製品の人気が思うように伸びないと、損失が多くなってしまい、負債を多く抱えてしまうことになる(ハイリスクハイリターン)。

一番爆発的に儲けることができる業種は、メーカーであるといえる。

 

卸売

卸売は、「仕入れたモノ」が商材である。特徴は、他社から製品・部品・原材料などを仕入れ、在庫を持ちその在庫を他社に売り出すことで利益を生み出している。

卸売は、仕入れたモノを横流しする仲介人のような立ち位置なので、仲介人を挟まなくとも仕入れができれば問題はない。

しかし、卸売にしか卸されないモノであったり、柔軟な個数を納品することができたり、メーカーから直接仕入するよりも時間を短縮できたりすることで卸売は成り立っている。

昔、商品の売り出し方がわからない企業のために卸売がモノの販売の手助けをするということが主流であったが、現在ではインターネットの普及が進みネット販売をする企業が増え販売方法が確立できている状況になり、卸売にとっては苦しい状況になってきている。

 

商社

商社は、「仕入したものや開発したもの」が商材となる。

業務内容としては、卸売と共通している部分が多いといえる。仕入れたモノを右から左へ流すという点では卸売と変わりはないが、大きな違いは取引先の規模がかなり大きいことである。

卸売りは国内かつ近隣の相手先に販売を行うことが殆どであるが、商社は国内に限らず海外とも取引を行い相手先も多いため規模が大きいといえる。

商社の経営の特徴は、在庫を持たずに取引を行うことが多いため在庫リスクを最小限に抑えて取引を行うことができる。

商社は、利益となるものはなんでもやる貪欲な人が集まっているため、情報力がとてもある。

情報力に伴い、客先からの信頼も厚いといえる。

 

物流

物流は、「モノを運ぶ」ということが商材となる。

運ぶモノの重さや大きさ・運ぶ距離などで利益が変わる。

物流は、卸売などとは違い、他人の荷物を預かり荷物を運ぶという作業が業務内容になるので在庫などはない。

様々な所へモノを運ぶので、取引先は多い。

コロナの状況になり、以前よりも発展した業種の一つであるといえる。

 

旅客

旅客は、「人を運ぶ」ということが商材となる。

運ぶ人の人数や距離などで利益が変わる。

人を運ぶ手段として、バス・電車・新幹線・飛行機などが使用される。

人を運ぶ業種になるので、物流と同様在庫はない。

取引先は多いがコロナの影響で、以前より衰えてしまっている。

 

人材

人材は、「人」が商材となる。

何らかの依頼に基づき、人が派遣されパフォーマンスを行うことで利益が生まれる。人

材は、登録をしている人が在庫のような立ち位置となる。

派遣先で良い働きができるよう、教育を行うことも人材の業種の中では大事なことであるといえる。

 

金融

金融は「金融商品というサービスや権利という形のないもの」が商材となる。

金融商品(株・証券など)を販売したり、手数料や金利などから利益を得る。

取引先は非常に多い。

カネそのものが金融の在庫のような立ち位置といえる。

金融は、利益を追い続ける為に金融商品の開発や投資などを行う。

感想

就職活動をしている時や大学の学びの中で世にある業種について学ぶ機会はあった。

かし、就職活動の時は、自分の興味のある業種や企業についてしか調べることはなかった。また、大学での学びも大学の講師が決めた範囲の中での業種しか学ぶことができなかったため、業種事態は知っていても業務内容を知らないものが多くあった。

今回の勉強会では、私が触れる機会のなかった業種を多く学ぶことができた。特に、モノを商材として扱う業種は全く触れる機会のない業種なので良い学びになった。同じモノを扱う仕事でも、取引の仕方や取引の相手がこんなに違いがあるのだと知り、面白いなと思った。

 

日々生活している中で、何気ないことにも全てが色々な業種の人によって支えられていると考えたら、今回の勉強会で学んだ業種以外の業種についても理解を深めたいなと思った。

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