はじめに
この記事では、私が1か月間の勉強で合格したITパスポートについて、勉強方法や受験の感想などをご紹介したいと思います。
ITパスポートは就職活動にも役立ち、大学によっては取得することでお金が貰えるところもあるので、チャレンジの際に参考になれば嬉しいです。

受験のきっかけ
私は文系でIT未経験ながらもIT業界に絞って就職活動をしていたため、ITへの興味をアピールするために受験しようと決めました。
最終選考までに取得しなければ意味がないため、タイムリミットは1か月と判断し申し込みをしました。
そのため、受験までの1か月間は受からなくてはならないという強いプレッシャーの元、勉強を進めていました。
使用テキスト
- いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
- ITパスポート試験ドットコム 過去問道場
キタミ式のテキストもよくオススメされていますが、私は考えながら自分で図に整理したいタイプだったため、端的でわかりやすい上記の教材を使用しました。
どちらも書店に並んでいるので、自分で見たうえで判断することをオススメします。
受験の結果と感想
得点はストラテジが750点、マネジメントが775点、テクノロジが735点で、総合760点での合格でした。
まず勉強を通して感じたのが、簿記など他の資格よりも楽しく勉強ができたということでした。
IT業界への就職に絞っていたことから、ITパスポートの勉強が確実に将来のためになると考え、勉強を続けられたおかげかと思います。
私は計算問題は得意でしたが、そうでない方は捨て問と思ってもいいと思います。
ただ、そこまで難しい計算問題はなかったので勉強すれば十分得点できると思います。
元々簿記知識があったことや、就活対策としてIT業界の研究もしていたため、いくつか最初から知っている単語もありました。
そのためどこが知らないか、苦手かなどを分析しながら進めていきました。
勉強方法
1か月で確実に合格するため、かなり細かくスケジュールを組み立てて実行しました。
まず予定では、2週間でテキストを1周し残り2週間を過去問に費やそうと決め、逆算で1日の勉強量を決めました。
週に1日は予備日を設けていましたが、案外勉強が楽しくなり、最終的には予定よりも早く終わらせることができました。
ちなみに私は書いて覚える派だったため、テキストは重要な部分をまとめながら対策を進めました。
過去問は過去問道場にて、5年分×3周を2週間で終わるようにまた予定を組み立ててその通りに行いました。
解いた後は間違えた問題をピックアップしてスキマ時間などで暗記し、2周目で確実に解けるように心がけていました。
実際、2周目で正答率80%以上、3周目でほぼ100%に近いレベルで解ける状況だったと思います。
もちろんどうしても単語としてではなく、「この問題にはコレ」というような覚え方をしてしまった問題もありましたが、そういった問題にはなぜその選択肢なのかが説明できる所まで理解した状態で「覚えた」と考えることにしていました。
試験2~3日前には自分の苦手なところを重点的に対策し、前日には過去問道場にある予想問題を本番同様に受けました。
予想問題の得点率は75%ほどだったため、本番とそこまで変わらない点数でした。
またシラバスが改訂されたことで追加された内容を、一通り目を通すようにしました。
難しかったところ
アルファベットの略語が非常に多く、それぞれ何を意味しているのかがよく混ざってしまいました。
過去問だけではカバーできないと思い、略語表のようなものをルーズリーフにまとめてスキマ時間で覚えるようにしました。
また、公開鍵・共通鍵暗号方式のところでも躓きました。
過去問とテキストを行き来する中で混乱してきたため、IT業界で働く父に教えてもらいながら図解にすることで対策をしました。
今では様々なサイトで分かりやすく解説されているため、躓いた時には参考にしてみるといいと思います。
受験者へアドバイス
ITパスポートは3日勉強して受かった!というようなことを言う人も見かけますが、その人達に騙されてはいけません。
簡単だという人もいれば、過去問道場では本番だけ点数がかなり低かったという人もいたため、正直自分も受けるまでかなり不安でした。
確かに計画的に勉強すれば合格できる試験ではありますが、最後まで自分を過信せず確実に基礎を積み重ねることが重要です。
本番は過去問と違うものが出る可能性もあると頭にいれつつ、過去問に出た内容は全て取ろうという気持ちで取れるところは確実に逃さないようにしましょう!
またITパスポートを取得後に挑んだ最終面接では、どの企業にも「IT業界に就職したい!」という気持ちがより伝わったと思います。
中には内定後にITパスポートを取るように言われる企業もあるので、早めに取得しておいて損はないです。
私はシラバス4.6の頃に受験したため現在のシラバス5.0とは内容が少し異なりますが、シラバス5.0にはAIなどこれからのIT業界において重要な要素が追加されているとも言えるため、今後の動向を探るためにも勉強というよりニュース感覚で読んでいました。
その方が楽しく感じることができますし、IT企業の面接のネタになる可能性もあるのでぜひ気にして目を通してみて下さい。



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