- はじめに
- ブスの25か条
- 1.笑顔がない
- 2. お礼を言わない
- 3. 美味しいと言わない
- 4. 目が輝いていない
- 5. 精気がない
- 6. いつも口が「への字」をしている
- 7. 自信がない
- 8. 希望や信念がない
- 9. 自分がブスであることを知らない
- 10. 声が小さくいじけている
- 11. 自分が最も正しいと信じ込んでいる
- 12. 愚痴をこぼす
- 13. 他人を恨む
- 14. 責任転嫁が上手い
- 15. いつも周囲が悪いと思っている
- 16. 他人に嫉妬する
- 17. 他人に尽くさない
- 18. 他人を信じない
- 19. 謙虚さがなく傲慢である
- 20. 人のアドバイスや忠告を聞き入れない
- 21. 何でもない事に傷つく
- 22. 悲観的に物事を考える
- 23. 問題意識がない
- 24. 存在自体が周囲を暗くする
- 25. 人生においても仕事においても意欲がない
はじめに
ブスの25か条とは、宝塚歌劇団に伝わる戒めのことで、こうするとブスになるといった要素を25個に分けて書き出されており、人間としてあるべき姿を逆説的に説いているものである。
ここでの「ブス」とは外見のことではなく、言動や心の持ち方で内面からブスになり、それが外からも見える形となるという意味合いと言える。言い換えると、不幸せから遠ざかるための25個の要素である。
ブスの25か条
1.笑顔がない
笑顔がないと、周りにもその影響を及ぼし、暗い雰囲気になってしまう。笑顔でないだけで機会を失ってしまうケースもある。周りのためにも笑顔でいることは重要である。
2. お礼を言わない
何かしてもらったことに対してお礼を言えないことは、そもそも人間として論外であるし、気遣いとしてのお礼が言えないことは配慮と尊重を欠いている。他者に対して心の中で思うだけに留まらず、言葉にすることが重要である。
3. 美味しいと言わない
「美味しい」も気遣いの1つである。値段や味は関係なく、1回1回の食事を美味しく食べることは他者だけでなく自分の心身のためにも良い。また、単に皆が幸せになるポジティブな言葉であるため、口に出した方が良い。
4. 目が輝いていない
外面の良し悪し関係なく、目が輝いていることで美しく在る人は多い。目が死んでいる人と接したいと思う人もいないだろう。
5. 精気がない
精気がない人と付き合うことは自分にもその悪影響が及ぶということである。エネルギーは貰うばかりでなく、人に与えられるようなポジティブな人間であるべき。
6. いつも口が「への字」をしている
「への字」になるということは、怒りや不快感などの気持ちを持っていることであり、周りに不用意にその感情をあらわにする意味はない。「への字」である時間が長いと元が「への字」の顔になってしまうようにも思える。
7. 自信がない
自信とは必ずしも「成功できる」という確信のみを指すわけではなく、「とりあえずやってみよう」と思える自己肯定感も包含している。仕事で自信がないという言い訳は勿論通用せず、経験がなくともチャレンジしてみることが大事だ。
8. 希望や信念がない
希望・信念・夢などは自分のモチベーションに繋がり、これがないと自分を輝かせることは不可能である。前述の「目が輝いていない」などにも大きく関係する。
9. 自分がブスであることを知らない
この25個の要素を理解していない、もしくは見ないふりをしている人のことである。自分のことを客観的に見つめなおさないと、問題の解決や改善の兆しがない。
10. 声が小さくいじけている
指摘された時や失敗したときになりがちだが、更に印象を悪くしてしまい、今後の対人関係にも影響を及ぼしてしまう。
11. 自分が最も正しいと信じ込んでいる
見栄やプライドを重視してしまうと自分を正当化する傾向がある。自分のやり方が絶対であることはなく、世の中には常に自分より上の人間がいるという意識も持つべき。
12. 愚痴をこぼす
誰でも愚痴をこぼすことはあるが、常に何かに対しての不満を口にしてはいけない。解決・改善にもつながらず、聞いていて良い気分になる人はいない。
13. 他人を恨む
恨みたくなる気持ちは誰でもあるが、恨みで何かが良くなることはない。その気持ちを糧にして見返してやろうと努力してこそようやく意味が生まれる。
14. 責任転嫁が上手い
人のせいにしても何も変わらない。潔く自分の過ちを認め、改善する方が自分の成長にも繋がる。
15. いつも周囲が悪いと思っている
周りのせいにしても、周りが変わることはない。解決しないものに時間を割くのは非生産的であり、自分自身を変えることに時間を割いた方が良い方向に進む。
16. 他人に嫉妬する
嫉妬という感情は相手のことを自分と同レベルもしくは自分以下に見たときの言いがかりである。嫉妬がプラスに働くことはなく、尊敬や羨望といったポジティブなスタンスの方が良い。
17. 他人に尽くさない
常に他人に尽くせという意味ではなく、尽くす気持ちをゼロにしてはいけないという事を指す。give and take ではなく、take and giveである。他者を尊重し、まずは自分から何かをしないと相手から返ってくるものは1つもない。
18. 他人を信じない
信じるとは、この人になら裏切られても良いと思える関係のこと。もし裏切られたとしても何か理由や事情があったと思うことができることをいう。
19. 謙虚さがなく傲慢である
謙虚さとは自分を卑下することではなく、上には上がいることを認め、人を見下し横柄な態度を取らない姿勢を指す。自信を持つことと謙虚さを両立させることは可能であり、自信があることと傲慢であることを履き違えてはいけない。
20. 人のアドバイスや忠告を聞き入れない
素直に聞けない背景は、頑なになっている、感情的になっていることを意味する。何にも改善せず意味のないことであり、少し感情的になりそうでも自分とは違う見方として取り込む姿勢も持った方が良い。
21. 何でもない事に傷つく
自分から傷つくネタを探しているようなものであり、そのようなことを続けると自己否定に繋がり、負のループに陥ってしまう。被害者面して良いことは何もない。
22. 悲観的に物事を考える
ネガティブに考えても好転することはない。考えられるリスクからどうすべきかを考え、将来的にネガティブな結果にならないよう努めるべき。
23. 問題意識がない
自分を客観的に分析せず、問題を見つけようとしない姿勢には大きな問題がある。問題点だけでなく、いつまでに・どうすべきかまで考えられるのがベスト。
24. 存在自体が周囲を暗くする
今までに挙げたブスの要素が多いほど、結果的に周囲を暗くする存在となってしまう。裏を返せば、ブスにならないように戒めることで周囲を明るくできる人間になれる。
25. 人生においても仕事においても意欲がない
人生や仕事に情熱を持っていない人は話していても楽しくないし、高め合うこともできない。何かに情熱を持つことが重要であり、それを1つずつクリアしていくことで得られるものも増えていく。
美人の25か条
ブスにならないためにはブスと反対のことを心掛けることが大切である。そこで、美人の25か条はブスの25か条の内容を裏返したものをいう。つまり、幸せになるための方法である。
- 笑顔でいる
- お礼を言う
- 感情表現ができている
- 目が輝いている
- 生気に満ち溢れている
- いつもニコニコしている
- 自信がある
- 希望や信念がある
- 自己成長の意欲を持っている
- はっきりと大きな声で話す
- 周りの意見に耳を傾ける
- 愚痴をこぼさない
- 他人を恨まない
- 自分の選択の責任は自分で持つ
- 周囲に愛を持っている
- 他人に嫉妬しない
- 周りの人を支える
- 周りの人を信じる
- 謙虚さを持っている
- 人のアドバイスや忠告を受け入れる
- 何でもないことは気にしない
- 楽観的に物事を考える
- 問題意識を持っている
- 存在自体が周囲を明るくする
- 人生においても、仕事においても意欲がある
まとめ
1つ1つを見ると当たり前のようにも感じるが、それでも自分には何かが足りなかったり、出来ていない日が存在したりする。
自分がなぜそのような状況に陥っているのか、何が足りていないのか、などと自分を見直す力が一番重要であり、それがないとこの話を聞いても何も感じることはないと推察される。完全体でないことにネガティブな感情を持ってしまいがちだが、ブスにならないようにするには自分がどういった人間なのかを深堀りし、何が足りないのか等分析をして、それに対する努力をするべきである。
自分の欠点に落ち込み、見て見ぬふりをすることこそがブスに近づいてしまう。
1つ1つは独立した要素ではなく、何らかの繋がりを持っている。例えば「目が輝いていない」と「精気がない」はどちらもエネルギーがなくため息ばかりついているような状況であり、目は輝いているが精気はないといった人はあまりいないだろう。
そのように何か1つ欠けると関連付いた他の要素にも影響が出る。このように独立したものと考えるのではなく、関連付けて考えることも大事である。
学生のように責任を問われない年代なら許されても、大人になるとそう言ってはいられない。社会人になると人生の大半が仕事となり、仕事では様々な人と付き合っていく必要がある。自分の人生を幸せにするためにも他者への尊敬や気遣いは絶対に忘れてはならない。
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