このレポートは、8/20に行われた勉強会を元に、システム導入プロジェクトについて書いていきます。
システム導入のあらまし
はじめに
すぐに使えるシステムはありません。
システム導入には、当然のことながら、時間やお金を費やすことになります。
そのため、目的や期待する成果を必ず達成する必要があります。
システム導入の目的
企業の果たしたい目的に対して手段として用いるのがシステムです。
いわば、企業のより良い未来を創る道具であります。
それには、企業として果たしたい目的を明確にした後にシステム導入をするべきです。
システムを導入したら、なんとなく業務の助けになるだろう。などの考えは、システム導入を失敗に導きます。
念押しするようですが、システム導入は手段であり、企業の果たしたい成果(より良い企業の未来)こそが、システム導入を行う目的です。
システム導入にあたり我々が意識すべきこと
我々のようなシステム屋は技術職である反面、サービス業でもあります。
お客さんをハッピーにすることが、我々の目標であります。
そのためには、技術+αをお客さんに提供する必要があると考えます。その+αとは付加価値です。
システム屋の我々にとっての付加価値とは、信頼やブランド力やお客さんの望みをどれだけ叶えたかなど、他にも沢山あります。
お客さんの望みをかなえる。というのは、お客さんから言われたことを言われたとおりに行う。というものではなく、ユーザの望みを我々ベンダ側が引き出すことが不可欠です。
そのためには、ユーザとベンダの相互協力が必要になります。
お互いの関係構築がうまくいっていないと良いシステムを作ることができません。
とりわけ、技術はあって当然。それに加えてどれだけの付加価値を提供できるかがユーザの満足度を高められるかと言えます。
プロジェクト
プロジェクトには明確なスタートと終わりがあります。
スタートから終わりまでの大きな作業のかたまりをフェーズとよび、フェーズごとに目標を達成する必要があり、その達成した目標がアウトプットされ次のフェーズのインプットとなります。
プロジェクトの成功には、Quality(品質), Cost(予算), Delivery(納期)QCDを遵守しなくてはなりません。
システム導入プロジェクトの流れ
フェーズごとに概要、タスク、Outputを書きます。
※ここではウォーターフォール型のプロジェクト導入の流れを説明していきます。
※プロジェクトの流れを捉えることが目的のため、タスクやoutputなどの内容は簡略化して書いています。
各作業工程とテストの関わり
V字モデル:品質担保のプロセス
各工程と、テストには順序性があります。また、各工程とテストの種類は互いに関連しています。
まとめ
システム導入において、システムを導入することで企業のより良い未来を作ることが我々システム屋の目標であります。
そのためには、ユーザとベンダの相互協力や、ベンダが技術+αを提供することが必要不可欠であります。
プロジェクトにおいて、プロジェクトはQCDを意識して各フェーズの目標を達成する必要があります。
各作業と、テストにおいて、ユーザが要望したシステムの品質を担保するものであります。

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