スキルなし未経験大学生がExciterで過ごした2年間。
大学1年生の時からインターンを経験してみたいあなた。
なんとなくインターンに行ってみたいけど、「どこの会社に応募すれば良いか分からない」「スキルがないから採用されるか分からない」などと最初は僕も考えていました。そんな僕が、Exciterで2年間長期インターンを行うこととなった経緯や行った活動を記していきたいと思います。
インターンとは
インターンとはインターンシップの略です。
学生が興味のある企業で実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことを指します。
アルバイトは収入を得ることが目的の一方、インターンは仕事内容の理解、習得が目的となっています。
インターンは短期インターンと長期インターンの2つに大きく分かれます。
短期インターンは長期休みを利用して行われることが多く、期間は1週間から1ヶ月程度です。選考を兼ねている場合も多いそうです。
長期インターンでは数ヶ月から数年、企業に勤めます。
学生のうちから社会人としてのビジネススキルを身につける機会になったり、実際に業務を経験したりすることができます。
多くの場合は給与が支払われるので、働きながら経験を積めます。
応募のきっかけ
まず始めにインターンに応募しようと思ったきっかけは、人と違うことをしたいなと思ったからです。
大学生になると大体の人はアルバイトを始めますが、インターンに行っている方が学びも多くてお金も頂けて一石二鳥だし、何より1年生からインターンに行く人、「珍しいしかっこよくないか」と思いインターンに応募することを決めました。
一応インターン先が見つからなかった場合に備えて塾講師の面接も受けていましたが、お世話になることはなかったです。
インターンに応募するためにインターンシップを探せるマイナビなどで様々な会社を調べていたのですが、未経験O Kで募集しているところは少なくインターン先に困っていました。そんな中Exciter という会社は未経験歓迎であり、また服装・髪色も自由ということもあり速攻で応募を決意しました。(髪を染めたい願望はあったのですが、結局一度も染めることはなかったです。)
面接
応募後すぐに会社の方から返事のメールをもらい、一度面接をすることになりました。
私服で大丈夫ということだったのですが、最後までスーツで行くかどうか悩んだのを覚えています。
面接では、始めに会社の概要などを説明してくださり、その後履歴書の内容を確認していく流れでした。真面目な話をしつつも、自分の強みである囲碁や社長の趣味である釣りなどの話も盛り上がって非常にリラックスした状態で面接を受けることができました。
自分が1年生であり長期インターンができること、ばりばりコーディングを学びたいというよりも社会人としての常識などを学びたいことが評価され、その場で採用が決まりました。
面接で印象に残っていることは、「大学生に顧客と関わる大事な仕事をさせることはしない」と言われたことです。高校卒業したての僕は、インターン生は社員の方と同じような業務をすると思い込んでいたのでこの言葉を聞いてはっとしました。
今思えばそんなわけないだろと思いますが、当時の僕はそのように勘違いしており勝手にプレッシャーを感じていました。
採用後の活動
オリエンテーションで会社のルールを一通り学んだ後は、資料作成や勉強会をしました。
大学でpower pointを用いて資料を作ることはあっても、人からダメ出しをされることはなかったので、非常に良い経験になりました。
読みやすい色や見やすい構図、今まで配慮しきれていなかった部分まで意識できるようになったので良かったです。
勉強会では、社会人のマナーやIT業界の常識を教えてもらったり、Exciterのメインの仕事であるSAPについて学習したりしました。
僕はSAPに関する業務に携わっていなかったので、プログラミングの基礎などの勉強会を受けることが多かったです。しかしながら途中からはリモートワークの割合が高くなったので、勉強会を受ける頻度は減ってしまいました。
始めの1ヶ月くらいは資料作成や雑務を中心にし、その後は社長との話し合いの末、僕が囲碁の全国大会に出場した経験があることもあり、囲碁を外国人に知ってもらうための「IGO Channel」の企画を主に担当していました。
チャンネルのコンセプトを決めるところから始まり、次に台本や動画の作成に取り組みました。IGO Channelでは主に囲碁をまったく知らない人が囲碁を打つことができるようになるための解説動画を投稿しているのですが、時々番外編として少年ジャンプで連載されていた「ヒカルの碁」の紹介や、自分の専門であるAIに関する投稿などもしました。番外編は想像以上に好評で、番外編を通じて囲碁の解説を見始めてくださる視聴者もいて嬉しかったです。
外国人に囲碁を知ってもらうというコンセプトなので、日本語版だけでなく英語版、中国語版での配信もあり、色々な視聴者のことを考えながら動画制作するのはとても楽しかったです。
インターンを通じて感じたこと
僕が2年間のインターンを通じて良かったと思ったことは主に2つあります。
1つ目は将来を考えるきっかけが増えることです。
実際の職場で働くことで、職種へのイメージを持つことができました。エンジニアはコーディングをする人みたいなイメージがありましたが、顧客の要望を聞き出すなどコーディングの他にも大切な仕事がたくさんあるのだと知れたのは自分にとって有り難かったです。
また勉強会ではキャリア形成に関する回もあり、「将来自分がいくら稼ぎたいのか」「そのためにはどうしたら良いのか」と考える良い機会になりました。
2つ目はお金を稼ぎながらスキルアップできることです。
アルバイトはマニュアルがあり決められたことをやるという側面が強いですが、インターンでは自分で考え責任を持って行動しなければならないことが多いので、自分の成長に繋がりました。
冒頭でもお伝えしましたが、お金を稼ぎながら自分も成長することができるなんて一石二鳥です。学生のうちに社会人のビジネスマナーを身につけられるのもありがたいです。
未経験の大学生へ
未経験だからということを理由にインターンをしないのは、非常にもったいないと僕は思います。
スキルがないからこそ、採用されたら頑張るのだという雑草根性があれば、大体のところでは絶対やっていけます。
未経験だからといってインターンから逃げずに、とりあえず応募だけでもしてみるのはどうでしょうか。実際にインターンするかどうかは、面接などが終わった後に考えても遅くはないはずです。
おわりに
2年間Exciterで働き、様々な経験をすることができました。
一番心に残っているのはやはりIGO Channelの企画・運営です。どうしたらより多くの人に動画を視聴してもらえるかと試行錯誤の日々でしたが、最後の方では視聴回数やコメントも増えきて嬉しかったです。
僕は次のステップに進むために、Exciterを退社します。3年生になり自分のやりたい分野がはっきりとしてきたので、よりその分野に近い企業で新たにインターンをしようと考えています。優秀な人達の中に飛び込んで揉まれて挫折しながらも、成長してこようと思います。
新たな場所での挑戦になりますが、ここで得た経験が間違いなくそこでも役に立つと思っています。本当にとても良い経験になりました。
拙い文章でしたが、これにて僕のインターン体験記はおしまいです。
最後に2年間楽しく働かせていただきありがとうございました。
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