2022/3/29に行った勉強会「思考のギア」のレポートと感想である。
人間の頭脳は車と同じく、物事を考える時、色々なペースがある。しかし、ずっと同じペースで違う仕事に対応すれば非効率である。そこで、今回の勉強会では、仕事によって自分の「思考のギア」を調整する方法について勉強した。
思考の三つの「ギア」
自動車におけるトランスミッションと同じ、人間の頭脳も物を考える時、「ハイギア」、「ミドルギア」、「ローギア」といった三つのパターンがあるとされている。
①ハイギア:これは頭の回転が速い人はよく使うパターンである。だが、車と同じ、トップギアで走行する時、タイヤが速く回転しスピードは上がるが、力は弱くなる。そして、運転手は周囲の景色もはっきりと見えず、視野も狭くなる欠点がある。
人間は「ハイギア」で思考したり行動したりする時も以上の特徴がある。例えば、仕事中でコミュニケーションをする時、相手の話を早く聞いてしまったら、表面的な内容は分かるが、その話の本質が理解できていないので、結局は効率が悪くなる。それに対して、自分の意見を述べる時、話しのスピードだけに注目すると論理性や自己検証が弱くなりかねない。また、「ハイギア」で仕事の課題や方向性などの抽象度が高いことを考える時、視野が狭くなる恐れがある。そこで、具体的な場面によって、「ハイギア」は共感力や効率性がよくないパターンとなる結論が出せると思う。
一方、事務所の掃除というような作業内容と手段が明確で必要な情報も揃えている仕事をやる時、「ハイギア」のペースで、さっさとやるのは効率的なやり方である。実は車の運転も同じである。高速道路で運転する際に、「ハイギア」のままで運転すれば、時間とガソリン代を節約することができる。そして、相談でアウトプットまでのスピードを重視する時、たとえ自分の回答の正確性と信頼性が低くても「ハイギア」により、自分の意見を素早く答えても大丈夫だと思われる。
②ミドルギア:「ミドルギア」とは、名の通り「ハイ」と「ロー」の中間のペースである。市内の一般道路で運転する際に、「ハイギア」と「ローギア」の間によく切り替えたらエンジンによくないので、「ミドルギア」のままで走行するのは良い選択肢だと考えられる。そして、「ミドルギア」で運転する時、スピードがちょうどいいので、運転手の視野も良くて平気に運転できると思われる。
人間の頭脳も同じである。仕事中でしばしばテンポを切り替えたら、体力の消耗が激しくて効率も悪くなる。そこで、「ミドルギア」はホームポジションとして設定したほうがいいと考えられる。そうすると、普段の仕事を進む時、穏やかな状態で思考することができる。
仕事の内容と優先度によって、またほかのペースに切り替えるのは効率的な方法である。そして、「ミドルギア」は人間の標準的な思考の速度なので、コミュニケーションする時も自分の意見もしっかり伝えて、相手の意見もしっかり聞けると考える。
③ローギア:「ローギア」は自動車の変速機の中で、変速比の最も低い組み合わせである。それによって、車を運転するとき、ぬかるみから脱出する時、よく「ローギア」が使う。なぜかというと、「ローギア」を使ったら、「ミドルギア」に比べて、スピードはさらに遅くなるが、回転力は強くなるからである。したがって、「方向性」を決める時、または、作成物を見直す時、スピードより、質のほうが重視しているので、「ハイギア」のような考え方をやめて、色々な方面を丁寧に考えるのは非常に重要だと思う。また、他人のお話を聞くと時、落ち着かないと、その話しの本質が聞き取れない。そこで、以上の場合で「ローギア」のパターンを推奨する。
以上は、思考する時に存在する「三つのギア」を紹介した。最も重要なポイントは仕事の場面に応じて、適切な「ギア」を選ぶ方法を述べたいと思う。
感想
確かに、世の中の人間は性格や習慣によって、「思考のギア」も違う。例えば、せっかちな人がよく時間を省くため、いつも「ハイギア」で思考している。しかし、頭脳労働者は肉体労働者に比べて、頭で考える仕事は圧倒的に多い。そこで、思考の効率性を重視しないといけない。以上で、今後、仕事を効率的に進めるため、適切な「ギア」を選ぶことは必要となると思う。
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