【硬式テニスと軟式テニスの違いとは?】経験者のおすすめはどっち?

スポーツ

テニスには硬式テニスと軟式テニス(ソフトテニス)の2種類のテニスがあります。私は硬式テニスを3年、軟式テニスを3年間やっていました。今回はこの2種類のテニスについて何が違うのかを書いていこうと思います。

 

道具について

テニスをするには主にラケットボールの2種類の道具が必要不可欠です。

ボール

硬式のボールと軟式のボールの違いは柔らかさです。

硬式のボールは固いゴムにフェルトが巻き付けてあるものを使います。重さは56gくらいです。

一方、軟式のボールは柔らかいゴム製のボールで重さは30gと硬式ボールの半分くらいの重さです。

ラケット

ラケットは硬式テニスも軟式テニスも同じ形をしていますが、重さやガットの張る力が違います。

下の図を見ればわかる通りラケットの重さは100gも違います。

理由としては、硬式ボールは重いため軽いラケットは力負けしてボールに腕を持っていかれてしまうことがあるためです。逆に軟式ボールは軽く、速度が速いため、素早く振る為に軽いラケットになっています。

ガット

最後にガットについてです。そもそもガットとはラケットの真ん中に張られている糸のようなものであり、ナイロンやポリエステルで作られています。ガットをラケットに強く張ると反発力が良くなりますが柔らかく張ると吸い付くようになります。言い換えると緩く張るとボールがよく跳び硬く張ると跳びづらくなります。

そのため、硬式テニスは硬く張り軟式テニスは緩く張ります。2倍くらい強さが違ってきます。

道具の違いまとめ

硬式テニス 軟式テニス(ソフトテニス)
ボールの重さ 56g 30g
ラケットの重さ 300g 200g
ガットの張る力 硬く張る 緩く張る

 

 

ルールとスコアについて 

硬式テニスと軟式テニスではルールは同じです。コートで打ち合いをして打ち返せない、線からボールがはみ出てしまうと相手の得点になってしまうシンプルなルールです。

 

一方、硬式テニスと軟式テニスではスコアの数え方が大きく違います。

硬式テニスの計算の仕方は0,15,30,40(ラブ、フィフティーン、サーティー、フォーティー)軟式テニスは0,1,2,3(ワン、ツー、スリー)とそのまま計算します。

 

また、ゲームの勝敗を分けるスコアにも違いがあります。

硬式テニスは6ゲーム先取した方が1セット取り、1ゲーム取るには先に4ポイント取らなければなりません。どちらもスコアが40-40になることをデュースと呼び、デュースになった場合は先に連続2ポイント取らなければ1ゲームを獲得できません。プロの試合は基本3セットマッチか5セットマッチが採用されています。3セットマッチの場合2セット先取、5セットマッチなら3セット先取になっています。

軟式テニスもデュースなどの基本ルールは同じですが、軟式テニスは7ゲームマッチが主流です。

 

コートについて

軟式と硬式のコートは世界で決まっている同じ広さですが、コートには沢山の種類があります。

表面が芝のグラスコート、土のクレーコート、セメントやアスファルトで作られたハードコート、砂が入っている人工芝のオムニコート、絨毯でできているカーペットコートの5種類があります。コートによってボールの弾む力や球速は違います。

日本で一番普及しているのはオムニコートですが、海外では普及していません。理由は球の速度が遅くなるためボールが弾まず、迫力がなくなってしまうからです。

逆に日本で多く取り入れられている理由は維持費が安いからです。日本は雨が多い国ですが、オムニコートは速乾性があり、コートのケアも表面をブラ掛けするだけで済むからです。オムニコートは住友ゴム工業という日本の会社によって開発され、オムニという名称は住友ゴム工業が商標登録しています。

球の速さ 主に使われる試合
グラスコート 速い ウィンブルドン
クレーコート 遅い 全仏オープン
ハードコート 速い 全豪、全米オープン
オムニコート 遅い 日本の大会など
カーペットコート 速い 屋内限定

 

ネットについて

ネットの高さにも違いがあります。

テニスのネットには真ん中にセンターストラップという器具がついており、この器具は軟式テニスでのみ使います。センターストラップによりネットがしっかりと張られ、真ん中と端の高さが一定になります。

センターストラップを使わない硬式テニスは真ん中が少し緩く垂れていて、端と真ん中では15㎝も高さが変わります。

 

打ち方について

硬式テニスと軟式テニスではラケットの持ち方や打ち方が違っています。

持ち方

硬式ラケットはラケットの面と自分が向かい合うように持ちます。ラケットを地面に置きそのまま持てば完成です。

軟式テニスはラケットの面が自分に対して横になるように持ちます。

打ち方

テニスには利き手側で打つフォアハンドと逆側で打つバックハンドがあります。フォアハンドはどちらも基本片手うちですが、バックハンドは軟式テニスの場合は手を反して片手で打ち、硬式テニスはそのまま両手で打ちます。

理由は硬式テニスのボールは重く反動が大きいので片手では弾かれてしまうからです。プロや力のある人は片手で打つこともありますが、基本は両手で打ちます。

 

さいごに

私は現在テニスを辞めてしまいましたが、ストレス発散にもなり友達と共通のスポーツをやるのは楽しかったです。

もし、これからテニスを始めるなら、自分は軟式テニスより硬式テニスがおすすめです。軟式テニスが悪いと言っているわけではありませんが、硬式テニスは軟式テニスよりも知名度、人口が多いので始めやすいと思います。テレビでは硬式テニスが度々移りますが軟式テニスのテレビ放送は地方のロ-カルテレビくらいしか映りません。

そして、硬式テニスは軟式テニスより打つだけなら技術もいらず、歳を重ねても長く楽しめるためおすすめです。

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