日常生活では、時間、場所、状況によってさまざまな人に出会う。そして、他人に対してマナーが重要である。そこで今回は、マナーとは何か、いつ、どのように守るべきかを理解する。
マナーって何?
マナーとは、相手に嫌な不快感を与えないための気持ちである。
それは、ある行動やある言葉を発したときに、他の人がどう感じるかを考慮することである。例えば、誰かが病気になったとき、まず薬を飲ませる。あるいは、その人が休んでいるときに、少なくともその人の休息を妨げるような大きな音を立てないようにする。これらの行動はどちらが正しいということではなく、相手に対して配慮する気持ちからその人なりの行動を選択する。つまり、行動は気持ちの次であり、まずは相手に配慮する気持ちが重要である。
関係者が何か、あるいは自分自身について嫌な思いをしないように、いつものようにマナーを示すべきだ。
状況によって守るべきマナーが2種類ある。
①固定的なマナー
これらはすでに決まっていることであり、ビジネスマナーやテーブルマナー、冠婚葬祭でのマナーなどのことを指す。例えば、日本の結婚式では、結婚祝いとしてお金を贈ることが重要である。そして葬式では、敬意を示すために明るい、楽しい言動は使わないことだ。
②流動的なマナー
これらはケースバイケースで変化するものだ。マナーは相手の立場や、年齢、状況によって守るべきもの。例えば、目上の人と話す時は常に丁寧な言葉を使うべきだが、同僚にはカジュアルに話すことができる。年齢についても同じ。年上の人にはリスペクトを示すべきだ。そして、状況に応じたケースについて、家で誰かがまだ寝ているときは、できるだけ大きな音を立てないことだ。
マナーを気にするのは、どんな時?
自分一人だけのとき、私たちは間違いなく他人のことを考えずに自由に動くことができる。また、家族などすごく近しい存在と一緒にいる場合でもほとんど気にしなくてよい。あなたは一人ではない。でも、彼らはあなたの近くにいるのだから、自分らしくいられるし、彼らと一緒にいるときにあなたがどんな行動を取るかなんて、そんなに気にしなくていい。
しかし、自分や自分と近しい存在以外の人がいる場合は、いつ、どこで、どのような行動をとるかによって、適切な対処をすることが重要である。職場や公共施設など、自分の家や自分1人の空間以外は、常にマナーが求められる。
ポイント
マナーをよりよく理解するために、覚えておくべき3つの重要なポイントがある。
心構え
心構えとして、覚えておくべき3つのポイントがある。
①行動より気持ちのほうが大事
行動を起こす前に、相手がどう感じるかを考えることのほうが重要なのだ。例えば、誰かがクッキーを焼いてプレゼントしてくれたとする。試食してみると、それほど美味しいとは思わないが、一生懸命作ってくれたのだから、美味しいと言えばいい。
②やらなければならないことと、やってはいけないこと
絶対にやらなければならないことと、やってはいけないことにも注意しなければならない。例えば、先に述べたとおりだ、日本では結婚式でお金を渡す習慣がある。また、葬式では、敬意を示すために言ってはいけない言葉ややってはいけないこともある。
時間がなくてもマナーは忘れずに
時間は誰にとっても重要。そして、他の人にどのように対応し、行動するべきかを考えるにも、時間がかかる。しかし、時間がなくてもマナーは忘れずに大事だ。疲れてでも、面倒でもー人に敬意を払う。例えば、就業後、自分の机にいろいろな書類や荷物がある。も、そのオフィスには他の人も働いているのだから、疲れていても、急いで帰っても、机の上は片付けなければならない。
所作・立ち振る舞い
振る舞い関して、覚えておくべき2つのポイントがある。
①余計なことをしないと言わないのは大事
状況によっては、余計なことはしない、言わない方がいい。
空気を読まないでいると、余計なことを言ったりやったりしてしまう。
例えば、誕生日パーティーで、恋人と別れたばかりの友人に出会い、あなたは即座に「どうして別れたの?」と聞くとする。あなたの友人は楽しむためにパーティーに来た。しかし、これは気分を変え、かえって悲しませてしまう。
②ネガティブとポジティブな感情
基本的に、ネガティブな感情を出さないとポジティブもあまり出さないほうがいい。自分の行動が周囲にも影響を与えるのだから、周囲がどう感じるかを考えて行動することが大切だ。
言葉使い・話題
言葉使いと話題に関して、覚えておくべき3つのポイントがある。
①敬語を使う
どのような言葉を発するかによって、その人がどのような性格であるかも反映される。特に初対面の相手は互いに性格や立場など分からないため、まずはどんな相手でも敬語を使うこと。敬語を通して相手にリスペクトの気持ちを伝えることで、よいコミュニケーションがとれる。
②ため口(フランク)
フランクの話は相手によって使う。例えば、最初に会っても、年下に気軽に話しかけるのはいい。でも、敬意を示そうとしている相手にタメ口を使ってはいけない。
初対面の人と会うときは、相手の緊張をほぐし、雰囲気を明るくするために、気軽に話すこともできる。ただし、相手が不快に感じるかもしれないので、昔から知っているようなフレンドリーすぎる態度は見せないこと。
③雑談大事
周囲の人たちと信頼関係を築くことが大切だ。少なくとも、お互いの一日の様子を確認するために、ちょっとした会話をすることも含まれる。重要ではないように思えるかもしれないが、雑談をすることで本当の会話を始めることができる。チームとつながり、お互いの興味や趣味、私生活を知る機会にもなる。そうすることで、信頼関係を築き、コミュニケーションを改善し、誰にとってもポジティブな職場環境を作ることができる。また、助けが必要なときには、周りの人に尋ねることもできる。
まとめ
私たちは毎日、性格も生活状況も異なるさまざまな人々に出会う。人それぞれ違う人生を歩んでいるし、他の人は嫌なことがあった日だってある。だから、私たちは常に親切でなければならないし、他人に敬意を払わなければならない。
たとえ嫌われても、誰に対しても思いやりを持つことが大切だ。そして、他人に敬意を払わなければ、困ったときに誰も助けてはくれない。
また、特に社会人の若手のうちは仕事もできない。だからこそ、せめてマナーでカバーするしかない。
従って、他の人からも尊敬されるよう、常に良いマナーを示す必要がある。また、あなたがしてくれた良いことで、人々があなたを覚えていてくれることは、心温まることだ。
感想
勉強会について
勉強会に参加するのは初めてで、最初はどうなるのか見当もつかない。私は一生懸命に言葉を聞き取り、特に理解できなかったところはすべてノートに書き留めた。
言葉や意味が理解できないこともあるので、少し難しいのですが、社長は私に理解できる言葉で丁寧に説明してくれました。
また、新しいことを学んだり、特に日本語を学んだりする良い機会でもある。
マナーについて
どこでも、いつでも、マナーが大事だ。
日本に来て最も感心するのは、日本人がいかに時間と清潔さを大切にしているかということだ。フィリピンから来た私は、すべての人がそうではないが、一部の人がマナーや正しい行動を実践していないことを見てきた。
人々がマナーを守らなかった一例として、特に交通システムの悪さが挙げられる。交通ルールを守らず、自分の都合で運転する人がいる。その結果、他人に迷惑をかけることになる。
交通渋滞は毎日予測できるものではないので、仕事やイベントに遅刻するのはよくある言い訳だ。また、渋滞を避けるために、渋滞を想定して2、3時間早く出勤する人もいる。
適切な道路マナーが守られるようになれば、交通システムも変わり、時間も節約できると思う。
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