19歳の時、約半年をかけ自転車で日本一周をしました。
それまで、バックパック経験はなく、旅行もあまり行った事がありません。小さい頃からアウトドアをやって育ったわけでもなく、ごく普通の現代人生活をしていました。
自転車も旅も馴染みがなかったのですが、無事に一周して帰ることができました。
これから、自転車で旅をしてみたいな、けど何をどうしたいいか分からない!と言う方は、是非参考にしてみてください。
きっかけ
田舎の市立中学校をでて、地元の進学校へ進学した私は保守的な学校と刺激のない日々に悶々としていました。
つまらないと思いながら高校へ通うことはかなりの苦痛で、家庭環境や自分の将来、友人関係などたくさんのことに悩んでいました。
将来何がしたいのかも分からず、それなら大学へ行こうとも思えず、何かでっかいことをしでかしたい!とだけ強く思っていました。
そこで、思う存分旅をしようと考えました。
進学後フリーターとなり自転車で日本一周をすることにしました。
自転車で日本一周することを選んだ理由は、誰もやってなくて、ワクワクする面白いことをしたい!と思ったからで、もっと広い世界をみたい!と感じていた私には旅はビッタリでした。
旅をするなら、車ではなく自分の力で行くものがいいと考え、特に期間を決めることなく流れに任せて旅をすることにしました。
準備するもの
自転車

約3.5万のクロスバイクに乗っていました。
自転車のクオリティと値段はピンキリなので、自分の目的や走行距離などを考慮して自転車を決めるといいと思います。
タイヤのチューブ(パンクした時用)
常に2つは持ち歩いていました。多い時は1日に3回ほどパンクします。
田舎だと自転車屋が見つからないことも多々あるので、予備として持っておくとスムーズに旅が進められます。
自転車によりチューブは異なるのでお店で相談して購入してください。
空気入れ
携帯用の簡易的空気入れがあります。
スティックのようなもので軽量なため自転車に装着して持ち歩いていました。
荷台(キャリア)とバック
日本一周となると荷物が多くなるので、自転車の後輪上部に荷台をつけます。
その荷台にリュックを2つぶら下げて走っていました。
着替え・洗面用具
夏を中心に走っていたので、2組ずつ着替えを持っていました。
毎日手洗いで洗濯をして、できるだけ手持ちの荷物を減らしました。
また、歯ブラシ、シャンプー類などお泊りグッズをそのまま持ち歩いていました。
お風呂は銭湯や公園で水浴びをするなどして過ごしていました。
最近では温泉も結構高いので、どうしても入れない日は汗拭きシートで耐えていました。
カメラ
今はスマホでも十分だと思いますが、せっかく回るなら一眼レフなどのカメラで撮影するとより旅が充実すると思います。
カメラをやったことない方もこれをきっかけに始めて見るのもいいと思います。
地図
私が愛用していたのは以下2冊です。
まず大体のルートを決めます。
勾配を読み取れるので、急な道を避けたルートを選ぶのに重宝します。
こちらはとてもおすすめの本です。
エリアごとに出版されており、見所や宿の情報がしっかり乗っています。
実際旅をしている中で、旅人のほとんどがこの本を持っていました。
コンパクトで軽いため、この一冊でも十分旅できると思います。
テント
私はコールマンの組み立てるタイプを使っていました。
しかしおすすめは、ワンタッチテント!
3秒で設営できるので、キャンプ場へ着くのが遅くなってしまった時や、旅でヘトヘトになった時とても便利です。
キャンプ泊がほとんどだったため、簡単に設営できるとすごく楽です。
テント設営に時間が減り、他のことに時間を割けるのでオススメです。
そして値段がとても安い。
丸状なので持ち運びには不便かもしれませんが、工夫して持ち運んでみてください。
ルート

岡山から出発し北の鳥取へ向かい、海沿いを中心に時計回りに周りました。
自転車は左側通行なので、時計回りに回ると海のそばを走ることができます。
点線は交通機関やヒッチハイクなどで移動しています。
宿泊
キャンプ場・野営場
一番多かった宿泊場はキャンプ場です。
特に野営場は無料のところが多く、予算がない旅人にはとても重宝します。
夏だと何組か泊まっているパターンが多く、ひとりっきりで不安ということも少ないです。
全国のキャンプ場についてまとめているサイトや、本が出ているので手軽に宿泊できます。
テント持参だと、一泊1,000円前後なのでおすすめです。
ゲストハウス・ユースホステル
雨の日を中心に利用していました。
その地で有名なゲストハウスなどがあり、興味本位で泊まったり、情報収集のため宿泊していました。
旅人の友達ができ、一緒に観光するなど人とである楽しさがあります。
一泊3,000円前後くらいで泊まれます。
友達の家
古くからの友人や、親戚に泊めてもらうこともありました。
安全で費用もかからないので、とてもいい宿泊先です。
その地について詳しいことが多いので、観光へ連れて行ってもらったり、一緒に遊んだりして楽しめます。
地元の方の家
旅の中で出会った方の家にも泊めてもらいました。
特に田舎になればなるほど、オープンでウェルカムな雰囲気です。
向こうから声をかけていただいたり、こちらから話しかけたりする中で仲良くなりそのままお邪魔することが多々ありました。
全国でも10人前後の方のおうちへ泊めてもらいました。
注意点
- 夜は危険なので気をつける、または走らない
- パンク用チューブを常備する
旅を面白くするポイント
自分ルールを決める
例えば、全てに”Yes”と言う、その県で10人以上話をする、乗せてもらえる時は必ず乗る、など自分オリジナルのルールを加えるとさらに旅が面白くなります。
私の場合は、人に誘われたらYesと言うと決めていたので、車で乗せてもらったり、一緒にご飯を食べたり泊まったり、人との交流がとても多くなりました。
未経験なことはやってみる
せっかく旅に出るなら、見たことないもの・やったことないことにはぜひ挑戦して見てください。
刺激的で、旅が格段と面白くなります。
アクティブに、フットワーク軽く行きましょう。
計画を立てすぎない
今日は〇〇でご飯を食べ、あそこへ寄り、〇〇まで行く!など綿密に計画を立てると、その場その場で起こる面白そうなことに挑戦できなくなってしまう可能性があります。
例えば、急にご飯へ誘われた、つい話し込んでしまうなどはよくあります。
自分のやりたいことをやることを目標にしている場合はいいのですが、流れに身を任せると非日常体験ができるチャンスに出会えるかもしれません。

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