【大学での専攻分野の決定とは?】理系・情報系学部1年生の悩み

大学

はじめに

まず自己紹介から始めようと思います。僕は現在都内の大学に通っている大学一年生です。

情報系の学部に進学して今は教養科目をメインに学習しています。

二年生に進学する頃、専攻分野を大まかに決める進路選択があり、今どこに進もうか悩んでいる状況です。

 

情報系に進学した理由

小学生、中学生の頃は両親、親戚の影響もあって漠然と医学部に進学しようと考えていました。

中学生の頃、落合陽一さんのメデイアアートの作品を見たときに科学の凄さを目の当たりにして理工学系に進もうと意識し始めました。

シャボン液をモニターにして蝶の映像を映し出す作品や物を空中で動かす作品などが特に好きでした。

高校生になり真剣に進路について考え出して、人口知能や機械学習に特に興味を持ち情報系に進学することを選びました。

定期的にくるAIブームのせいか情報系の学部の倍率は近年物凄いことになっていますよ。

 

進路の選択肢

僕の学部では情報工学系と、数理計算・科学系という二つに分かれます。

ここで大まかな進路が決まり四年生の研究室配属で専門分野が決まります。

情報工学系では機械学習、自然言語処理、AI、医療情報システムなどコンピューターや情報に関する幅広い分野を学習します。

数理計算・科学系では暗号技術、最適化、ビッグデータ、シミュレーションなど数学的側面から情報技術にアプローチするためにデータサイエンスを学びながら数学を主に勉強します。

 

学年の約6割が情報工学系、約4割が数理計算・科学系に進みます。

人気なのは情報工学系です。上記の説明を聞いてわかる通りどちらの系も興味深いのですが、少し前まで高校生だった僕には正直専門についての知識がないのでどちらに進学すればよいか分かりません。

人気だから適当に情報工学系というわけにもいかないので今広く浅く様々な分野について学習しています。

 

取り組んだこと

暗号の勉強

まず始めに取り組んだのは暗号の勉強です。

暗号技術は今世界のあらゆるところで使われていて社会に必要不可欠なものになっています。

暗号技術の基盤にあるのは数学で、高校数学では暗号技術を理解するのに十分ではないですが一部の概要を掴む程度のことはできました。

素因数分解などの複雑な問題を利用して暗号技術を作っているようです。

量子コンピューターの出現により、近い将来、現在の暗号ではセキュリティが弱くなるかもしれないという話を聞くと、自分が社会の情報を守るべく新たな暗号を開発してみたいなと考えたりしてしまいます。

何年か前に少し話題になったブロックチェーンも暗号技術の一つです。仮想通貨に深く関わる重要な技術、ブロックチェーンについてもまた今度学習してみようと思います。

 

機械学習

次に僕が興味を示したのは機械学習です。機械学習はいつか絶対勉強しようと高校生の時から思っていました。

人間の簡単な作業は機械が代わって仕事をするようになりましたが、まだ人間の経験や勘が大事にされる分野では機械化はまだ発達していません。

膨大なデータを機械に分析させることで人間の経験よりも信用できる機械を作ることができる機械学習はとても夢があり魅力的です。

現在、自動運転技術の開発や製薬などに利用されています。

 

最近の話題でいえば、コロナウイルスのワクチンが驚くべき速度で開発できたのも機械学習が大きく関わっています。

機械学習に関しては学校で最先端で活躍するエンジニアの講演を聞く機会が多くあり、講演を聞くたびにおもしろそうだなと思います。

詳しい内容は規制されていて言えませんが、大企業などのAI事業計画は物凄いなと実感させられました。

機械学習への数学的な側面からのアプローチは夏休み後から始めようと思っています。

 

自然言語処理

最後に僕が調べた分野は自然言語処理です。

自然言語処理とは人間が日常で使っている言葉をコンピュータに処理させる技術のことです。自動翻訳や文章生成などで非常に活躍しています。

最近では論文などの要約などもできるようになっていてどんどん技術が進化していっています。

自然言語処理がここまで進化してきた一因にニューラルネットワークという技術があります。

簡単に説明すると、言葉と意味を一対一に対応させるのではなくさまざまなものに関連づけて考える技術です。

導入部分しか僕は理解できませんでしたが、とても興味深い技術でした。

 

最後に

僕が進路を決めかねている理由の一つに研究室があります。

 

四年生になることに研究室に所属しそこで主に研究をします。

学士課程で最も重要とされるのが研究室なのですが、自分が興味ある分野の研究室に所属できたとしても必ず自分の想像する研究ができるというわけではありません。

大体は教授が研究しているものに関連するものを学生も研究します。

また、成績の関係で自分の志望した研究室に必ず行けるわけでもありません。

 

僕が元から興味のあった機械学習関係で行きたいと考える研究室が各系に一つずつしかありませんでした。

これでは希望した研究室に行けなくなったときに辛い思いをする結果となってしまうので、研究室の選択肢を増やすためにもさまざまな分野について調べていました。

僕の数学の能力が未熟なのもあって自然と避けていた暗号などについて学習し、暗号に関する研究室を調べたところ非常に興味深いところもあったので今僕の気持ちは数理・計算科学系の方に傾いています。

自然言語処理自体はとても面白いと思いますが、自分が数年費やして学習したいかと言われるとそこまでではありません。

自然言語処理ももちろん機械学習を使っているのですが、僕は画像処理の方に興味があるので機械学習関係に進むとすればやはり研究室はそちらの分野の方に行きたいです。

まだ調べられていない分野もあるのでもう少し学習してから本当に数理・計算科学系で良いのか吟味してみようと思います。

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