この記事では、私がオンライン通信教育サービス立ち上げの長期インターンで、3ヵ月働いた時に感じたことや学んだこと業務内容などを紹介します。
インターンを始めたきっかけ
私は起業に興味があり、女性起業家が社会で活躍している所で働いてみたいと考え、女性起業家が新規事業の立ち上げをするインターンの求人を探していました。
学生の間に、学べることはたくさん学んで、いつか起業する時にこの経験を少しでも生かすことができたら良いなと考え、上記の条件で長期インターンの求人を探しました。
選考
選考は、一次・二次選考がありました。
一次選考は、履歴書の提出をして、二次選考は、リモートでの社長との面談でした。
今回の通信教育サービスの立ち上げは、2人の女性の社長共同のサービスになっていたので、面談も2人の社長と行いました。
採用不採用の通知は、1週間以内に来ることになっていました。私は、面談が終わった次の日に採用の通知が来ました。
サービスの概要
サービスのターゲットは、20~30代の女性です。
これから自分の人生をどう生きたいか、自分がどんな大人になりたいかをテキストを使用して可視化できるようにし、自己分析をしていく手助けをするためのサービスを考えていました。
業務内容
インスタグラム運用
サービスをリリースするにあたり、サービス専用のアカウントのこと・サービスを立ち上げる社長2人のことを世の女性に知ってもらう必要があります。
そこで、インスタグラムを運用して、女性に人気があるコンテンツをたくさん投稿し、アカウントの存在を知ってもらうことから始めるという方針になりました。
コンテンツ内容としては、女性起業家の紹介・ライフハック(美容やツボなど)・PC術などを投稿していました。
インターン生の仕事としては、投稿するネタ集め・画像作成・投稿文章作成・ハッシュタグ選定・投稿でした。
慣れない仕事だったので、作業にはかなりの時間がかかり大変でした。
テキスト校閲
ユーザーに郵送するための、テキストの校閲も行いました。
校閲では、実際にテキスト化するデータを見ていきます。
誤字脱字がないか・テキストの内容とイラスト、配色に違和感がないかを確認していきます。
改善点を伝えるときは、テキストのデータに直接書き込むことと・文章のみでは伝わりづらいこともあるのでミーティングの際に口頭で伝えるようにしていました。
ミーティング
コロナウイルスの影響もあり、週1回でオンラインミーティングを行っていました。
ミーティングでの内容は、インスタグラムの投稿内容のフィードバック・次の週の仕事の確認・テキスト校閲についてでした。
その他
テキストの印刷を受注する企業・サービスの告知動画を作成するクリエイターを探す仕事もしました。
インターン生がそれぞれ探すものを割り振られて、色々なサイトを見比べて選定していました。
シフト・お給料
シフトは特に決まっていませんでしたが、仕事量がかなりあったので、週合計10時間以上は作業をしていました。
お給料は無く、月に1度の対面ミーティングの時の交通費の支給と、ミーティング終了時のランチ代のみでした。
辞めた理由
社長2人が人としての常識を持っていなかった
私が働いていた期間は、約3ヵ月ですがそのうち対面ミーティングができたのは、入社した1ヵ月目の1回のみでした。
社長2人が、指定した日時でのミーティングを忘れてインターン生のみがミーティングの場所に集合してしまったことがありました。
その日は、その場で解散となり複雑な気持ちになったことを鮮明に覚えています。
社長がインターン生の様々な状況を把握していなかった
仕事を振るのは社長なのに、作業時間が実際にどれだけかかっているのか、スタッフ1人1人が抱えている仕事量を把握しきれていない様子でした。
また、大学の授業や課題が忙しいという状況を伝えても話を流されてしまい、把握してもらえていないことが多かったです。
こういった所で社長としてスタッフの状況や仕事の進捗具合を管理しきれていないことがおかしいなと思いました。
業務に関することで色々と非常識な言動もあり、入社して1ヵ月が過ぎたころから社長に対して不信感を持つようにもなりました。
実際に働いてみてシフトとお給料の話が違っていた
シフトについての話を、面談時にされていました。
面談時では、週での作業時間は3時間程度といわれていました。
週での作業が3時間程度であれば、お給料が出なくても学べること吸収できることが多いので、お給料をもらえなくても良いかなと思い、納得して入社することにしました。
しかし、実際に働いてみると週の作業時間は10時間を超え、お給料なしで働くのには見合っていない作業量と業務内容でした。
お給料が出ないことでモチベーションが下がった
少しでもお給料をもらうことができたら、どれだけ仕事量があっても忙しくても頑張ることができたかと思うのですが、お給料もいただけずに忙しく働いていたので、働くというモチベーションが下がってしまいました。
メインの業務内容がインターンで学びたいものではなかった
女性起業家のもとで、マーケティングを学ぶことができるインターンという説明を受けて入社しましたが、マーケティングについて教えてもらえることはなく、ひたすらにインスタグラムの投稿素材を作り続けることしかしていなかったので、私が求めていたことを学ぶことは出来ていなかったと思います。
インターンをしてよかったこと
テキスト校閲にやりがいを感じられた
業務の中で、一番楽しかったものはテキスト校閲でした。
修正部分を指摘したり、デザインについて話し合いをしている時には、仕事のやりがいを感じることができました。
この経験から、教育企業でテキストを作る仕事も楽しいかなと思い、子供の教育に関わる企業を探し始めました。
他のインターン生との良い出会い
同期として入社したインターン生は私を含めて3人でした。
3ヵ月と短期間でしか一緒に働くことはできませんでしたが、今でもお互い近況を話し合い、たまに会って話すくらいに良い関係を築けています。
まとめ
社長の姿を見て、反面教師にしようと思えたという点で、人としても成長することができたと思います。
自分が経営者として、誰かを雇い入れる時、スタッフにはこのような嫌な思いは絶対にさせないようにしようと強く思いました。
辛いことの方が多かったインターンでしたが、自分がどのような企業に就職したいか、自分が楽しいと思える仕事を知ることができたので、良かったかなと思います。
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