【バーテンダーバイト体験記】読んだらあなたもやりたくなる!?

アルバイト

はじめに

この記事では、私がワインバーのスタッフ(バーテンダー)として2年半働いていた時の仕事内容・身に着けたスキル・感じたことなどを書きたいと思います。

バーテンダーとは、どんな仕事があるのか、どのようなスキルを身に着けられるのかなど知っていただけたらと思います。

 

そもそも大学に入学した時から、お酒に興味があり、バーテンダーという仕事に漠然とした憧れがありました。

美味しいカクテルを作ってみたい、自分で作ったお酒が飲んでみたいと思うようになり、居酒屋などではなくお酒をメインで扱うお店で働きたいと考えたことが、バーテンダーのアルバイトをしようと思ったきっかけです。

 

業務内容

研修

バーテンダーのアルバイトでの研修内容は、お酒の注ぎ方・カクテルの作り方・接客などです。

私が働いていたバーでは、研修は営業時間内に行っていました。

営業時間でしか、お店での仕事を教えてもらうことはなかったので、自分で店長の行動を見て覚えていたこともありました。

研修期間は、特に定められておらず、一通り仕事ができるようになれば終了という形でした。

私は、週2日出勤でお酒に関する知識は0の状態で入社したので、研修期間は5か月ほどかかりました。

お酒・フードの提供

私が働くバーでは、お酒以外にもお食事も用意しています。

お酒は、お客様の味の好みや気分などを聞いて提案したり、希望されたお酒があれば希望のものを提供します。

フードは、ご飯ものからおつまみまで色々取り揃えていますので、お客様から注文されたものを作って提供します。

お客様によっては、マリアージュを聞かれることがあるので、飲んでいるお酒との相性を考えてフードを提供することもあります。

接客

お客様は、お酒や店の雰囲気、話をしたい、など色々な思いでバーにいらっしゃいます。

居心地よくお酒を楽しんでもらうためにも、スタッフが明るくふるまうことがとても大切です。

また、新規の方(初めていらっしゃるお客様)と常連の方とでは、話す内容や対応が変わります。

ゆっくり一人きりでお酒を楽しみたい人・楽しく話をしながらお酒を飲みたい人とお酒の楽しみ方は人それぞれなので、お客様1人1人の様子を瞬時に判断し、対応を変えるようにしていました。

発注

飲食店のバイトは、食材やドリンクなどを発注する作業もあります。

食材やお酒だけに関わらず、店舗によっては、氷やおしぼりなども発注します。

発注を忘れてしまうと次の営業に大きく影響があるので、在庫の数などをしっかりと確認して、忘れないように注意していました。

インスタグラム運用

お店の営業日の情報お知らせするためにインスタグラムのアカウントを運営していました。

投稿内容は、店内のインテリア・新作メニューの紹介・練習で作ったカクテルなどをおしゃれに撮って投稿をしていました。

投稿を見てお店に来てくれるお客様がいたり、カクテルの投稿を見てあのカクテルを作ってほしいと言ってくださる方が増えました。

運用を手伝うようになり、フォロワーが増えたこと・投稿を見てくれている人が評価してくれたことがとても嬉しかったです。

 

時給・シフト・服装

時給

時給は、1,000円からのスタートでした。

今では、一人でお店を営業できるようになったので、1,200円に昇給しました。

バーでのアルバイトは深夜のお仕事なので、高いお給料をもらえる所が多いと思うのですが、私が働いていた職場はお給料が低い方かなと思います。

シフト

自分の学校の予定などを優先してシフトを組んでもらうことができます。

ほかのアルバイトの方は、自分が出勤できる日を提出してシフトを組んでもらうというシステムでした。

私の場合は、1人で営業する曜日が固定決められていて、週末に出勤してほしいといわれていたので、シフトはほとんど固定でした。

学校が忙しくても休みを取ることに罪悪感があったので、シフトを自由に組みたい方は、スタッフがたくさんいるバーで働くことをお勧めします。

服装

制服はありませんでしたが、シャツを着ることと、サロン・エプロンなどを身に着けることが決まっていました。

立ち仕事でたくさん動き回るので、靴やパンツは、動きやすいもの、また、汚れてもよいものを着るようにしていました。

 

身に着けられるスキル

コミュニケーション能力 

バーは、お客様にお酒や雰囲気を楽しんでいただく所なので、言葉遣い・ふるまい・話し方・聞き方には細心の注意を注ぐようにしていました。

私が働いていたバーのお客様は、年齢は30代以上の方ばかりで、会社でも上の役職に就いているような優秀な方ばかりでした。

私の言葉遣いや態度で不快な思いをさせないためにも、接客は特に集中するようにしていました。

明るく楽しそうにふるまうことはもちろん、砕けすぎず硬すぎず接することを意識していました。

入社した時から、意識していたことなので、今では無意識に不快感を与えない対応ができるようになったと思います。

バーテンダーは、お客様の目線・表情・仕草などをよく見ています。

それは、お客様により良い時間を過ごしてもらうためです。少しの変化にも気づけるようにしていました。

今では、仕事以外でも他人の変化にいち早く気づくことができるようになり、気遣いができるようになりました。

 

また、バーは、お酒をメインで扱うお店なので、酔って嫌なことを言われたりすることもありました。

傷ついたこと、怒りを感じることもたくさんありました。

ただ、そういった方に一喜一憂するのはもったいないという考えに至り、うまくかわして誰も傷つくことがない話に切り替えたり、明るく笑い飛ばして平和的に話を終わらせられるように対応できるよう意識するようにしました。

バーは、スタッフとお客様との距離が近いように、お客様同士も距離が近いので、嫌な雰囲気はすぐに伝わってしまいます。

話をうまく切り替えることで、安心してお酒を楽しむことにもつながります。

バーで働く時以外にも必要な力だと思うので、培うことができてよかったです。

 

お酒の知識

今の会社に入社したのが20歳になりたての時だったので、お酒に関する知識はほとんどなく、ハイボールが何なのか・ウイスキーのロックは何なのか・ウイスキーとリキュールは何が違うのかなど、何もわからないような状態でした。

色々なことを知りたいと思い勉強に励んだ結果、2年経った今ではワインに関しては、ブドウの品種やワインの生産国からどのような味わいになのかがだいたいわかるようになりました。

カクテルに関しては、何を組み合わせたらよいのか、美味しいものが作れるのかが感覚と想像でわかるようになりました。

カクテルを作る練習を始めた時は、自分の味の好みを押し付けてしまいそうなものしか作ることができませんでした。

しかし、色々なカクテルをたくさん作って練習したり、店長やお客さんに試飲してもらい感想を言ってもらうことで、自分本位の美味しいという感覚だけでなく、他人が飲んでも美味しいと感じる美味しいカクテルを作ることができるようになりました。

知識だけでなく、味覚や嗅覚も磨かれたので嬉しかったです。

 

バーテンダーバイトのメリット・デメリット

メリット

バーテンダーの仕事のメリットは、自分が知らない色々なお酒を知ることができる・色々な人と出会うことができる所かなと思います。

今の年齢で、バーで働いていなかった知ることも飲むこともないワインやウイスキーなどの様々なお酒に出会うことが出来、自分の好みのお酒を知ることもできます。

お酒自体に興味があった私にとって、バーで働くたびに刺激があってとても楽しかったです。

 

また、お客様は世代も業界・職種もバラバラなので、それぞれの仕事内容の話を聞いたり、業界の話も聞くことができたので、就職活動をしている時期にはたくさんお話を聞かせていただき、参考にしたりしていました。

色々な世代の方と話す機会はなかなかないですし、色々な職種の人にたくさん出会える機会もほとんどないと思いますので、とてもよい経験になったなと思います。

デメリット

バーテンダーのアルバイトのデメリットは、深夜の勤務が大変なことと、精神的に辛い時があることかなと思います。

夕方から朝までの営業になるので、夜の遅い時間に働かなければいけないのは体力的に大変かなと思います。

また、お酒に酔ったお客様に嫌なことを言われたり、ストレスから八つ当たりされることもあります。

サンドバックとして利用されることもあるので、傷ついたり・頭にくることもあります。

上手くかわせるようになる力はつきますが、精神的に疲れることもあります。

 

バーを1人で営業していた時の様子や感じたこと

初めて一人きりでお店を営業した時は、まだ入社して半年しか経っていない時でした。

本当に心細かったし、不安なこともたくさんありました。

しかし、いつも私のことを気にかけてくれる常連のお客様や友人に支えられ、楽しく問題なく営業が出来たことで自信が付けることができました。

1人でも営業を問題なくできるということで、毎週お店の一人での営業を任せてもらえることになりました。

会社から信頼を得ることができたことが嬉しかったし、良い経験を積むことができるということでとても楽しみながら営業することができました。

1人でお店を営業することで、自分自身で問題を解決しなければいけないという状況に置かれることで、私自身の人間力も成長させることができ、コミュニケーション能力も鍛えられたかなと思います。

 

まとめ

漠然とした憧れだけで始めたバーテンダーのアルバイトでしたが、想像以上に学ぶことがたくさんあり、やりがいもある仕事だったと思います。

私はバーテンダーのアルバイトを経験できて本当に良かったなと思います。

いつかまたお酒に関わる仕事ができたらいいなと考えています。

お酒に興味がある・コミュニケーション能力を養いたいという方にとてもお勧めのアルバイトです。

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