はじめに
この記事では、私が半年間、大手のアパレル店員のアルバイトをしていた時の体験や学んだことをご紹介したいと思います。
大手のアパレル店員がどのような仕事をしているのか、感じているのかなどをしていただけたらと思います。
アパレル店員のバイトを始めたきっかけは、おしゃれな洋服の組み合わせ方・今までに挑戦したことがない服の色合いなどを勉強したかったこと、そして、アパレル店員として働くことに興味があったからです。
職種
私が働いていたブランドは、接客スタッフとバックヤードスタッフと2つの職種に分かれていました。
接客スタッフは、お客様と直接関わり接客・販売などを行います。
バックヤードスタッフは、お客様と直接関わることはなく、商品の在庫確認や在庫部屋の整理などを行います。
接客・バックヤードのスタッフの振り分けは、アルバイトの面接のときに希望を聞かれるので、基本はその時の希望で振り分けられています。
実際に働いてみて、変えたくなった場合や、適性を評価された場合はもともと振り分けられていたものとは違う職種になることもあります。
私は、主に接客のスタッフとして働いていました。
接客スタッフの業務内容
接客
私が働いていたブランドは、新規のお客様がいらっしゃるたびにフロアにいるスタッフが声をかけなければいけないお店でした。
初めのうちは、話しかけても無視されてしまったり拒否されるのではないかと不安が先行してしまい、緊張して声をかけるのに時間がかかってしまっていました。
しかし、声をかける人数が増えて経験を積んでいくうちにだんだんと自信もついて、不安もなくなりすんなりと声をかけられるようになりました。
子供の話や服の話をしながら色々と購入していただくものを提案するのはとても楽しかったです。
レジ業務
レジ業務は、レジ周辺の仕事も同時に担います。
業務内容は、お会計・店舗にかかってきた電話の対応・プレゼント用のラッピングなど大きく3つの業務があります。
お会計に関して、私が働いていたブランドのレジの扱いは、他のブランドと比べても特に複雑な処理方法が多かったです。
また、アパレルは頻繁にセールが行われるので、お会計の時に割引の処理なども行います。
店舗にかかってきた電話の対応では、洋服の在庫の問い合わせやサイズの交換などの問い合わせが多くきます。
私は子供服のフロアで働いていたので、出産祝いやお誕生日祝い用に服を購入していただくことが多く、プレゼント用のラッピングも多く行っていました。
ラッピングをするのにも、注意点がいくつかあったので、ミスのないように意識するようにしていました。
この3つの業務は、レジ業務を担当している人がすべて捌くので、店舗が混雑している時は、本当に大変でした。
時給・シフト
時給は、研修期間など関係なく、1,015円でした。
社内限定の資格があるので、その資格を取得すると、時給がいくらか上がるとも話を聞いていました。
私は、働いている期間が短かったので社内資格を取ることはありませんでした。
シフトについては、都心の店舗で働いていたので、週末に人手が必要ということで週末に固定で入れていました。
また、終日入ってほしいともいわれていたので、1日8時間働いていました。
身に付けられるスキル
洋服のたたみ方
アパレルならではのスキルかと思いますが、トップスやパンツの基礎のたたみ方を身に付けることができました。
また、洋服をたたむスピードも上がったのでお店でも役立ちましたが、自宅での洗濯物をたたむ時も早くきれいにできるようになりました。
洋服の扱い方
アルバイトをするまでは、洋服を商品という目線で扱ったことがなかったので、洋服の扱い方などを意識したことがありませんでした。
洋服のサイズとハンガーのサイズを合わせること、ハンガーにかかっている洋服を取るときは、首の所からとるのではなく、裾のほうからハンガーを取るとヨレにくくなるなどを学ぶことができました。
辞めた理由
アルバイトを半年で辞めてしまったのは、上司が嫌な人たちばかりだったからです。
今思い返してみると、上司のストレスの捌け口として八つ当たりされていたのかなと思います。
アパレルの仕事は、ストレスもよくたまる仕事だと唯一信頼している上司に言われていました。
心構えをして働いていましたが、上司からそのような扱いを受けるとは想像もしていなかったので、悔しかったし辛かったです。
学んだこと
アルバイトを辞めたことは、悪いことばかりではなかったと思っています。
嫌な上司たちのような大人にならないようにしよう・本当に辛い時は逃げ出してもよい・自分の意志は相手が上司だろうと伝えるべき時はしっかりと自分の意志を伝えるということを学ぶことができました。
アパレルバイトのメリット・デメリット
メリット
洋服の扱い方やおしゃれな服の組み合わせ方、自分の体形にあった服を選ぶことができるようになります。
今までは、シンプルな服装しかしていませんでしたが、黒や白のシンプルなデザインのものばかりでなく明るい色や派手なデザインの服も着ることができるようになりました。
ファッションセンスを磨くことができることは、大きなメリットかなと思います。
デメリット
直接お客様と接する仕事は、気を遣うことも仕事ですが、精神的に疲れることも多いかと思います。
都心の店舗になればなるほど、忙しくなりますし、考え方が異常なお客様もたくさんいらっしゃいます。
アルバイト・社員関係なくスタッフ1人にかかる負担も大きくなります。
そのため、精神的に疲れることがこのアルバイトのデメリットかなと思います。
まとめ
辛い・悔しい思いをしたことが一番鮮明に残ってしまっているアルバイトの思い出ですが、大変だったことも良い経験です。
アルバイトを通して、私が人として成長出来たので、アパレルのアルバイトの経験をすることができて本当によかったなと思います。
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