はじめに
この記事では、私が約2年間経験した塾講師のアルバイトについて、感じたこと・仕事内容・学んだことなどをご紹介します。
講師として業務内容や身に着けることができるスキルなど、この記事を読んでいただき知っていただけたら嬉しいです。
塾講師のアルバイトをしようとしたきっかけ
私は、人に伝える力・表現力を養いたいと思い、話すことがメインの仕事になるアルバイトを探しました。
また、子供が好きなので子供と接することができるアルバイトをしたいと考えていました。
そう考えたときに、思いついたのが塾講師でしたので、塾講師のアルバイトをしてみようと思いました。
塾アルバイトでの職種
私が勤務していた塾には講師・事務・チューターという職種があります。
講師は、生徒に直接関わり、授業などを行ういわゆる先生と呼ばれる人です。
事務は、教室の受付・事務備品の補充・教室の簡単な清掃などの事務作業をしてくれる人です。
チューターは、自習室で勉強している生徒の見回りや、わからない問題の解説を行う人です。
この職種の中で私は、講師として勤務していました。
講師の中から、チーフという役職を持つアルバイトが2~3人います。
チーフは、アルバイトリーダーのようなものでチーフを中心に講師は統括されます。
私は、講師兼チーフとして仕事をしていました。
講師の業務内容
授業
授業に関連する業務では、科目内容の説明をすること以外に、生徒とのコミュニケーションをとること・科目内容の解説やテストの実施・1週間分の宿題の用意・次回の授業までの学習計画を立てることなどがあります。
保護者対応
保護者対応では、直接保護者とあって話をすることと、電話での対応をすることがあります。
保護者と講師が話をする主な内容は、塾での授業中の生徒の様子、生徒のことに関する悩み事、保護者の悩み事、学習状況の相談などがあります。
講師は、授業中に生徒とたくさんコミュニケーションを取ることで、保護者が聞き出すことができない話を生徒から聞き出すことができます。
保護者とも生徒ともコミュニケーションをしっかりととることで、家族の問題を少し緩和させることもできます。
そういった面でも塾は、家庭を支える立場にあると思います。
事務作業
講師は、授業をおこなった際に、生徒が授業に出席したか欠席したか、自分自身の勤怠の入力、時間割の管理などを行います。
チーフの業務内容
講師の統括
チーフは、教室に在籍する講師たちと積極的にコミュニケーションを取ることや明るい職場づくりをすることも仕事の1つです。
私自身が明るくふるまうことで、ほかの講師も笑顔になったり、元気になり教室の雰囲気も明るくなります。
講師に元気がないと生徒にも伝わってしまいます。
自分自身の事情を仕事に持ち込むことはよくないので、講師同士でカバーしあうことも大切です。普段、明るくふるまっていれば自分自身が困ったときに、助けてくれる人がたくさんできます。
教室運営
私が在籍していた校舎は、小規模なところだったので社員は室長しかおらず、残りのスタッフはすべてアルバイト、パートタイマーで構成されていました。
室長が不在の時は、チーフが主に教室を運営します。電話対応や、来塾された保護者の対応などを行います。
時給・シフト
時給
時給は、勤続年数が上がるにつれて少しずつ昇給します。
入社1年目の時給は、1,210円でした。
ただし、私の勤務していた塾は授業1コマ(80分)で1,210円だったので、だいぶ時給は安かったかなと思います。
昇給についてですが、本当に微々たるもので1年ごとに10円ずつしか昇給しませんでした。
週1での出勤で、生活費を稼ぎたいという人には、物足りないかもしれません。
シフト
シフトは、月曜日から土曜日までの間で基本固定して組まれます。
自分の生活スタイルに合わせて週何日勤務できるか、何曜日の何時から勤務できるか、担当可能な科目は何で、担当する生徒を先生に振り分けます。
1日に実施できる授業数は決まっており、先生の都合で授業数を増減させることはできないので、平日は3コマ、休日は5コマの中で、上手く時間割を組んで生徒それぞれの授業を行っていました。
服装
服装はスーツまたはオフィスカジュアルと決まっていました。
髪色は、黒か茶色の指定があり、ネイルもオフィスネイル(ベージュやピンク)などと規定がありました。
また、職員全員にネームプレートが配布されており、塾にいる間は、必ず身に着けておくことが決まっていました。
このアルバイトを通して身についたスキル・知識
私は、塾講師のアルバイトが人生で初めてのアルバイトの経験でしたのが、社会人として身に着けておくべき最低限のことを身につけられたと思っています。
私が身につけられた主なスキルは、ホウレンソウ(報告、連絡、相談)・相手を不快にさせない対応方法・言葉遣いです。
身に着けたスキルのおかげで、塾で働いている時も、それ以外の接客業のアルバイトも経験しましたが、私自身クレームは1度も受けたことがありません。
これは、仕事に対して自分の自信にもつながります。
塾講師のアルバイトのメリット・デメリット
メリット
メリットは、子供と触れ合うことができる機会が増える・1人1人の仕事量が多いのでやりがいを感じることができる・自分自身のスキルアップが望める・個人情報を守りながら仕事ができる部分かなと思います。
デメリット
デメリットは、休みを気軽にとることができない・仕事量が多いのでサークルや友達との遊びを優先させることが難しい部分・ほかの職員が休む時に負担が大きくなることなどがあるかと思います。
まとめ
塾講師は、やりがいや達成感をたくさん味わうことができる仕事だと思います。
生徒を担当する期間が長くなればなるほど、成長していく過程を見ることができるのでそういった部分でも仕事が面白いと感じるのではないかなと思います。
子供が好きで、話をするのも好きな人におすすめの仕事だと思います。
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