【3年ぶりの帰国】アフターコロナの中国大都市

海外

私は中国の上海出身の留学生です。2019年12月に帰国して以来、コロナのせいで、3年間なかなか帰国できませんでした。今年から中日両国の水際対策が大幅に緩和したため、夏休みと冬休みの間に出身地の上海に戻りました。そこで、今回の社員ブログで上海市民の視点で現在の上海の状況を紹介したいと思います。文章で書いているのは表面化の現象に過ぎないが、コロナ後の上海について知ってもらえると嬉しいです。

変わったこと

入国手続き

結論から言うと、速くて簡単になりました。上海の浦東国際空港(PVG)も人口窓口を代わりに、自動化ゲットの運用も始まったので、入国手続きをする時間は大幅に減少されました。中国人なら基本はパスポートの読み取りと指紋認証、顔認証しかありません。しかし、コロナのせいで、WeChatで事前申告をする必要があります。基本は入境する前の14日の間に滞在地及び当日の健康状況を報告したら大丈夫です。

 

交通状況

3年ぶりの上海の交通機関を利用しなかったため、自分にとって、変わったことがたくさんあると思います。一番印象的なのは地方出身のタクシー運転手が増えることです。そもそも、上海のタクシー市場は4つの国有企業で独占されて、コロナの前に、ほぼ地方出身の運転手はあまり採用しないようです。そこで、上海語が話せない運転手の増加に伴い、標準中国語が上手ではなく、方言しか言えない高齢者にとってややこしいになるかもしれません。そして、ハイブリットのタクシーも増えて、車種の更新と共に値段も上昇しました。

道路の交通状況はコロナの前に比べ、悪くなりました。2016年から上海では交通ルールやマナーに関わる「交通安全性向上運動」を展開して以来、規制をさらに厳しくしたり、多くの交差点で警備員を設置したりしていたので、交通事故の減少や安全意識の向上にとても有効だと考えられます。しかし、コロナ以降は以上の処置は一気に撤廃し、出前や宅配便の原付自転車の運転手さんは時間を節約するため、交通ルールを無視していて、歩行者にとって、相当危ないと思います。そこで、現在日本人の方は中国の道路で歩いている時、普通以上注意した方がいいです。

地下鉄は、保安検査が強化されました。上海の地下鉄は約10年前から乗客に対する安全確認を行なってきたが、基本は形骸化されていました。最近は、急に厳しくなりました。スーツケースは必ずエックス線検査を受けて、小さい鞄も開ける必要があります。前より時間がかかるが、検査員の態度はだいぶ良くなりました。

 

飲食店

昔ながらの小さい飲食店や売店が更に少なくなったが、チェーン店の数が多くなった。「SNS経済」の時代で、若者の好みに合わせて、独創性が失うことはどの都市にとっても仕方ないでしょうか。

そして、電子マネーは全面的に普及した。外出する時、現金を持たなくても、AlipayやWechatが搭載するスマホがあれば特に問題がないのです。これはとても便利です。

 

銀行、行政機関のサービス

最も印象的なのは自動化が進んでいることです。3年前に銀行で手続きを行ったら、基本は窓口で処理します。一方、現在は90%以上の業務は自動化機械のディスプレーで完成できます。しかし、銀行員にとって、仕事の量は多くなってしまいました。場合によって、一人の銀行員は同時に5人の顧客を対応しています。なぜなら、機械の操作について案内しないといけません。また、上海も高齢化社会で、タッチパネルの操作に慣れていない年配の人が多くて、人手不足の時、銀行の警備員まで助けてくれることもあります。

そして、サービス品質も大幅に向上したと思います。銀行も行政機関の窓口も専門化トレニングを受けた若年層の係員が増えて、無愛想で偉そうな態度で対応することはすでになくなったと思われます。

 

変わっていないこと

消費水準(不動産価格、人件費など)

筆者個人の体験と言ったら、消費水準はあまり変わっていません。物価は上がっていたが、通常のインフラで納得できる範囲です。しかし、米中貿易摩擦やコロナでもたらした不況で、就職は難しくなったし、バブル時代みたいな不動産価格もやや下げました。これから中国の景気どうなるか中国人としてやや心配しています。

 

インフラ整備

利便性があまり変わっていないが、老朽化のイメージがあります。例えば2010年に「万博展覧会」の開会を皮切りに、市内で多くの道路や地下鉄を新設したが、10年以上を経って、すでに旧くなりました。コロナの3年間に上海もロックダウン政策を実行して、メンテナンス作業もしっかりできなかったと思います。

また、停滞している工事も増えています。自宅マンションの隣の古い団地が道路建設のため解体撤去されたが、道路工事はなかなか始まらなく、5年以上敷地の状態で放置しています。これは前例がありません。

 

最後に

3年ぶりの帰国で、やはり私にとって逆カルチャーショックのこともあります。正直に言うと、テクノロジーの発展で生活利便性が向上したが、コロナの前に比べて、国際都市及び中国の経済センターとしては、高度経済成長時代の雰囲気や市民に対する思いやりがだんだん消えていると感じています。だが、大切で唯一の故郷としては、いつまでも愛しています。

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