この記事は、中国から留学に来た私がExciterで約1年半にわたりアルバイトを経験した際の業務内容、難しかった点、学んだこと、そして成長した経験について共有するために作成しました。機会があれば、ぜひ学生のうちにExciterでの仕事を経験してみることをお勧めします!
業務内容と感想
①勉強会の内容に基づいて資料を作成することです。
週に1回または2回の勉強会を通じて、社長からITの基礎知識やロジカルシンキングなどさまざまなことを学びました。ホワイトボードに簡単なメモを取られたり、口述を受けながらまるで授業を受けているようでした。その後、できるだけ自分の言葉でレポートや資料を作成しました。
感想:
将来IT企業に就職するためには、基本的なIT知識と社会人としての基本的なマナーが必要です。内容自体はそれほど難しいものではありませんでした。ITの基礎知識はITパスポートに記載されている内容と似ていました。また、社長は食べ物などを例にとって説明することが多かったので、分かりやすい勉強会だと思いますが、外国人の私にとって、日本語のリスニングスキルが不足している中での受講は非常に厳しいものでした。
② ブログ記事
社員ブログの素材として使われている記事なので、内容は基本的に自由で、資格やアルバイトの経験など、身の周りで起こった出来事をたくさん書くことができました。私は中国からの留学生なので、中国の地域、食べ物、お酒などを紹介したり、留学中に感じた日本と中国の文化の違いなどについてたくさん書きました。
感想:
文書を作成する過程で、日本語の文書力が向上しました。私は元々アイデアを脳内で練り、それを具体化することで、単語を文章に結びつけるスキルを磨くことができました。特にExciterでの事務の方(優しいおねいさん)が日本語の修正をしてくれたおかげで、日本語のスキルが更に向上しました。
③ 囲碁動画の翻訳、撮影、編集
Exciterでは囲碁チャンネルを運営しており、最後の仕事は日本語の囲碁動画を中国語に翻訳することでした。最初には日本語の台本を中国語に翻訳する仕事から始めました。囲碁に関連する専門用語が多く出てきましたが、それは課題でありながら、日本語のスキル向上にも繋がりました。
Exciter内でもう1人の中国人スタッフが台本のチェックをしてから撮影に入りました。撮影は主に自分一人で行い、アーニャの役でカメラの前に台本を読むだけの作業でしたが、読むスピードに気を付けないと非常に早口になりやすかったです。最初はカメラの前で緊張しましたが、本数を増やすにつれて慣れていきました。
最後には動画編集のアプリを使って動画編集を行いました。将来、ユーチューバーになれば、これは貴重な経験だと感じています。
感想:
一つの動画を作成するためには、それなりに手間がかかることを初めて理解しました。囲碁に対する興味はあまりなかったものの、動画編集には以前から興味があり、この機会を通じて新しいスキルを身につけました。
困難なこと
① 表面的
社長から、物事の本質を理解せず、表面的であると指摘されたことがあります。この指摘は私にとって非常に反省すべきものでした。なぜなら、物事の本質を理解するには時間が必要で、面倒な経験を積まなければならないからです。私は元々、新しいことを試みることを避け、楽を求める性格だったため、この弱点は資料作成の段階で露呈してしまいました。たとえば、資料の対象読者を考えないと、その資料は単なる情報の羅列になってしまいました。対象読者に対して、資料を通じて提供する価値を考慮していませんでした。そのため、私が作成した資料は社長から叱責されることが多かったです。
② 本音
24年間の生涯の中で、Exciterで初めて「馬鹿」や「頭が悪い」といった侮辱的な言葉を浴びました。侮辱されると、人は不快に感じるものです。私も例外ではありませんで、それは非常に辛かったです。Exciterは現実的で、本音を隠さずに教えてくれる環境です。
学んだこと
① 日本語
Exciterでの仕事は多岐にわたり、共通点として多くの日本語を使用する必要がありました。主にパソコンを使用して黙々と作業を行うため、日本語の文書化能力が向上しました。また、事務のスタッフは非常に明るく、休憩時間に日本語を使用してコミュニケーションをとりました。その結果、日本語のタイピング速度が向上し、文章作成能力も飛躍的に成長したと思います。
② 就職と将来
私は将来、IT業界で働くことを希望しており、ITベンチャーのExciterで働くことにしました。しかし、入社当初はITに関する知識が皆無でした。Exciterでの勉強会を通じて、ITの基礎知識を習得し、当時の同僚たちがITパスポート試験を受験していることを見て、私も同試験の勉強を始めました。結局、ITパスポート試験に合格しました。就職活動において、資格を取得するための努力は非常に重要で、面接官の注目を集める要因の一つだと思います。最終的に私も順調にIT企業に就職しました。
また、社長と相談の結果、学生のうちにさまざまな経験を積むことが大切だと感じ、Exciterの仕事を辞退し、今まで経験したことのない職種に挑戦することにしました。将来もIT業界でキャリアを築くつもりなので、知識をさらに充実させる必要があります。現在も基本情報技術者の試験に向けて準備を進めています。
③ より本質的
前述の通り、社長から表面的であると指摘を受け、それに真摯に向き合いました。物事を深く理解し、より深い洞察を持つために、継続的に考察が必要だと感じます。送別会の際、社長から「黄さんは以前よりも表面的ではなくなった」と言われたことに、正直、自分自身が本質的か表面的かはまだ完全には理解できていません。しかし、上司や年上の人々とコミュニケーションを通じて、異なる視点や意見を理解し、自己認識を深める努力を重ねています。
最後に
Exciterでの1年半の経験は、瞬く間に過ぎ去りました。Exciterでの経験を要約するなら、「成長」と言えるでしょう。社会人としてのスキルや資料作成、動画制作など、学生生活では得られない貴重な経験を積むことができました。私の成長はこの経験において重要なものであり、成長を望む人にとって、Exciterの仕事はおすすめできると思います。
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