【丸わかり免許合宿体験記】前編 概要

資格試験

はじめに

この記事では、大学4年生の春に運転免許合宿に参加した私が、免許合宿のメリット/デメリットや、合宿中の生活、合宿先を選ぶ時にみた方が良いポイントなどをお伝えしていきます。

私が取得したのは普通AT限定運転免許ですが、ATでもMTでも免許をとりたい人には参考になる内容になっています。

そもそも「ATとMTって何?」という人もいると思うのですが、後ほど<AT限定免許とは>で説明しているのでご心配なく!

 

私が合宿に行くきっかけとしては、単純に時間に余裕が出来たからです。

運転免許自体はずっと取りたいとは思っていたのですが、必要な時間が確保できる時期が無く、行動には至っていませんでした。

そこで、就職活動も終わり授業も少なくなった(かつオンライン)の大学4年の4月に、免許合宿を利用して短期間で取ることにしました。

普通運転免許とは

一般的に普通運転免許と呼ばれるものの正式名称は「普通自動車第1種運転免許」です。(この記事では、以下、普通運転免許や免許と表記します。)

これを持っていると、乗車定員10人以下、車両総重量3.5t未満、最大積載量が2t未満の自動車を運転できます。(※取得した年によって条件が異なることがあります。)

車の大きさに関係するこれらの条件に加えて、タクシーなどの旅客運送を行うには、第2種免許が必要ですので、普通運転免許をとっただけではタクシー運転手などにはなれません。

加えて、普通運転免許をとると、原動機付自転車と小型特殊自動車も運転できるようになります。

 

受験資格は、年齢が18歳以上であることと、視力が両眼で0.7以上(眼鏡やコンタクト着用可)であることです。

その他にも障がいや持病によって運転が制限されることがありますが、それについては、<適正相談・安全運転相談>のところでお話しします。

 

AT限定免許とは

最初にも少し触れましたが、自動車にはAT車(オートマチック)とMT車(マニュアル)があります。

MT車の方はより運転が難しいことから、免許には「AT限定免許」があります。

MT免許をとれば、どちらも運転が可能です。

一般的に普通自動車ではAT車の方が多いですが、自家用車がある人は一度確認してみると安心です。

レンタカーやカーシェアリングの車も基本的にAT車だと思うので、自家用車がAT車であれば、AT限定免許で困るような状況はごく稀だと思います。

 

もちろん、まずはAT限定免許をとって、あとからMT免許をとる(AT限定解除)ことも可能です。

教習所で最低4時間の教習を受け、審査に合格したのち免許センターで手続きを行います。

費用は、50000円前後です。

AT限定免許しか持っていないものの既にMT車の運転方法に自信がある場合は、講習を受けずに免許センターで技能試験を受けることも可能です。

 

適正相談・安全運転相談

視力のところで書いたように、安全な運転に影響する障がいや持病がある場合、運転が制限されたり、免許がとれなかったりします。

該当する症状を伴う、障がいや持病については、免許をとる前に申告が必要になり、都道府県の適正相談(安全運転相談)窓口で相談を行います。

 

適正相談(安全運転相談)が必要な病気

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/sodan/tekisei00.html

私の場合は治療中ではなかったのですが、既往症があり、免許合宿に申し込むプロセスの中で、教習所から適正相談(安全運転相談)をするように指示を受けました。

まず指示通り、居住都道府県の適正相談(安全運転相談)窓口に電話をしました。

その電話で病気やその経過の話をしたところ、診断書は不要ということになりましたが、適正相談済みの書類を合宿先に提出しなくてはいらなかったので、それを免許センターに取りに行き、教習所に提出しました。

私は既往症という形だったので不要でしたが、もちろんケースによって異なり、医師の診断書が必要な場合も多いので、不安がある場合は居住都道府県の安全相談窓口・適正相談窓口に早めに連絡することがオススメです。

 

普通運転免許をとる方法

普通運転免許を取る方法として、大きく分けて「通学」「合宿」「一発試験」の3つがあります。

一発試験という方法は初心者には大変困難で、受験者のほとんどが、何らかの理由で免許を失効した人などです。

そのため、本記事では、主に通学と合宿についてご紹介します。

 

最初に少し、料金の変動についてですが、通学でも合宿でも入校時期によって料金が大きく異なります。

繁忙期の2〜3月、7〜9月は料金が高く、最も低い時期と比較して、10万円以上の差がある場合もあります。

そのため、以下で記載している料金はあくまで目安とお考えください。

 

通学

通学で普通免許を取得するために要する期間は平均2〜3ヶ月ほどで、料金はAT免許でおよそ25万円〜が多いです。

MT免許の場合は、教習数が少し多くなるため、料金もプラス3〜5万円ほどかかります。

通学の場合は、予約しておける数が決まっており、毎回の教習が終わると新たに予約をする形が一般的です。

そのため、繁忙期(2,3月/7~9月ごろ)などには希望の日時で予約がとれず、卒業が予定より伸びてしまう場合があるので注意が必要になります。

 

通学でも、15日ほどで卒業できる短期集中コースがある教習所もあり、通い合宿と呼ばれていたりします。

教習スケジュールが決められており、その期間中は合宿と同じように毎日が教習で埋まります。

慣れた環境の家から通えるのはメリットでもありますが、教習所が遠いと移動時間や交通費がかさみますし、通常の通学や合宿より比較的高価(30万円前後〜)なことが多いです。

 

合宿

合宿の場合、期間は2週間ほどで、MT免許の方が2〜3日長くなります。

また、合宿中の検定に落ちたりすると延長になることもあります。

料金は宿泊料など込みでAT限定免許がおよそ20万円〜、MT免許がそれにプラス2万ほどが一般的です。

私の場合、4月中旬で約21万円でした。

 

合宿の場合、首都圏から離れた地域のことが多いのですが、自宅から合宿先までの交通費が支給されるかどうかについては注意が必要です。

私の場合、出発地域によって合宿先から支給される交通費の額が一律で決まっていたのですが、私の家からだと新幹線での往復分には少し足らず、足りない分は自己負担でした。

長距離バスなら足りる金額だったのですが、所要時間などを考えて新幹線を選びました。

交通費が結構かかるため、支給の有無が合計費用に大きく影響します。

予約の際には確認することがオススメです。

 

非公認教習所とは?

一般的に教習所と呼ばれているのは公認教習所(指定自動車教習所)ですが、それ以外に非公認教習所(届出自動車教習所)というのもあります。

非公認と言っても、何か怪しいことをしているわけではありません。

料金が安く、卒業までの期間も短めですが、独学になる部分が多かったり、難易度の高い免許センターでの本免許技能試験を受けなくてはならなかったりといったデメリットがあるので注意が必要です。

 

通学or合宿のメリット・デメリットまとめ

通学

・日常生活と両立しながら免許がとれる

・一定期間通い続ける必要がある

・繁忙期は希望通り予約がとれないことがある

・短期プランは料金が高く、毎日の移動に時間もかかる

 

合宿

・免許に集中して短期で卒業できる

・通学より料金が安いことが多い

・期間中他のことが出来ない

・検定不合格などにより予期せぬ延長がある

 

実際に合宿に行ってみた感想は次の記事をお楽しみに!

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