この記事は「①資格の概要編」の続きです。

難易度
保育士試験の難易度は、偏差値58ほどといわれています。
2019年には、77076人が受験し合格率は23.8%でした。
やはり筆記試験の8科全てで6割をとるというのは、なかなかハードルが高いということでしょう。
正確な数はわかりませんが、複数回目の人も含めた合格率が2割ほどということで、一発合での合格率は非常に少ないことが予想されます。
個人的な感想としても、覚える内容は高校受験の理社ぐらいではという印象です。
私はちょうど同じくらいの偏差値の大学に通っていますが、合格まで2回受験したので、1発合格を目指す人は、既に保育や福祉関係の知識があったり、暗記が得意だったりしない限りは、だいぶ気合をいれる必要があると思います。
また、保育や福祉関連に従事した経験がある方、子育て経験がある方でも、試験内容は理論が中心ですので、新たに覚えることも少なくないでしょう。
一方、実技に関しては近年の合格率は8割以上、9割に近い年もあるので、そこまで心配する必要はないでしょう。
試験の対策については、次回の記事で、詳しくご説明します。
独学vs予備校
保育士試験に限らず、資格試験の対策法として、大きく分けて独学と予備校があるかと思います。
私の場合は独学で合格しましたが、保育士資格の場合、通信講座などを利用して対策されている方がわりといる印象です。(某大手通信講座のWEBページによると、2019年度の保育士試験合格者の8%ほどが、受講生だそうです。)
また、実際に通学する形式の予備校も地域は限られていますが存在します。
価格帯としては、通信講座では4万〜6万円ほどが多いです。
通学型のところだと、筆記試験対策のみのところで10万-30万円ほど、実技対策や就業サポートがついているところでは35万円-45万円ほどかかります。通学期間は短期から半年まで様々です。
個人的には、どうしても自分で勉強するのは無理そうという人や、高いお金を払わないとモチベーションが湧かないという人以外は、独学で良いのではないかと感じます。
通信講座では質問などが可能とありますが、実際に勉強してみた感想としては、ひたすら暗記なので、理解できなくて質問したいとかはありませんでした。
また、動画で勉強したいということであれば、無料動画サイトなどにも解説動画があるので、そちらを活用したら良いのではないかと思います。
なので、あえてモチベーションを上げるためにという以外では、自分で教材を用意する独学がオススメです。
勉強教材
勉強教材について、私は2回受験しているのですが、1回目に受けた時には、フリマアプリで中古の通信講座の教材を購入し、2回目に受けた時には本屋さんで買った対策本を使いました。
なぜ教材を買い直したかというと、保育士試験の科目、特に法律や制度の内容は毎年のように改定事項や、新しい内容の追加があるからです。
1回目に中古の教材を購入した時は、1年度古いものだったのですが、「大丈夫だろ」って思っていたら、変わってしまっている内容があったので、教材は必ず最新のものを購入するのをオススメします。
また、解説が丁寧かなと思って通信講座の教材を購入しましたが、私は2回目の受験で使用した一般的な対策本の方が、持ち運びも楽で使いやすかったです。
具体的に私が2回目の試験対策で使っていたのが、「いちばんわかりやすい保育士合格テキスト(上巻・下巻)」の2冊です。
選んだ主な理由は
・比較的コンパクトで持ち歩けそう
・一問一答がついている
・レビューが良い
の2つです。
本屋さんに行くと、対策本は何種類かありますので、ペラペラめくって自分が使いやすそうなものを選ぶのが良いと思います。
過去問と予想問題が載っている問題集も売られていますが、過去問は無料で公開されているので、私は買いませんでした。

新しいことに挑戦するのが大好き!インターン・資格・留学・英語などの記事を書いています。
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