【ブライダルバイトは楽しい?きつすぎ?】ぶっちゃけ体験記

アルバイト

はじめに

この記事では結婚式の披露宴でサービスを行う「ブライダルバイト」を経験した私が、その仕事内容や、やりがい・大変だったことなどをお伝えします。

ブライダルバイトに興味がある方にも、そうでないという方にも楽しんで読んでいただければ幸いです。

 

ブライダルバイトをやろうと思ったきっかけ

私がブライダルバイトをしていたのは高校生の頃です。

どういうきっかけで、ブライダルバイトの存在を知ったかというのは覚えていないのですが、接客業に興味があって、ちょっと珍しいバイトで面白そうだと思って応募しました。

また、高校生にしては時給が高かったのもあります。

大変なこともたくさんありましたが、経験して良かったバイトの1つです。

 

ブライダルバイトとは

ブライダルバイトとは、冒頭でも触れた通り、主に結婚式の披露宴でサービスを行うバイトです。「バンケットサービス」などと呼ばれることもあります。

結婚式場の場合だと、披露宴だけでなく挙式に関わることもあります。

 

ブライダルバイトには大きく分けて、派遣会社に所属して複数の会場で仕事を行う場合と、式場やホテル自体に所属して、そこでのみサービスを行う場合があります。

 

派遣会社の方が、短期が可能だったり、シフトの自由が効きやすい一方で、複数の異なる会場に行くので、覚えることが多かったり、慣れるのに時間がかかったりします。

ただし、派遣会社でも、基本的には同じ人を同じ会場に派遣するようにはしていると思います。

 

特定の式場やホテルに所属する場合だと、長期間の就業が求められたり、週◯時間以上などの制約が厳しかったりします。

 

ブライダルバイト(派遣)の選考

私は派遣会社に所属していたのですが、選考らしき選考は無く、オフィスでの登録会という感じでした。

そこで書類を書いたり、シフトを確認したり、ごく簡単な初期研修のようなものを受けました。

 

派遣でも面接などの選考があることはありますし、特定の式場やホテルに応募した場合は面接があることの方が多いでしょう。

面接ではコミュニケーション能力や、意欲、見た目の清潔感などが見られるかと思います。

 

仕事内容

ブライダルバイトの主な仕事は、披露宴での配膳で、食事や飲み物の提供を行います。

飲み物の提供では、コップに入っているドリンクを運ぶだけでなく、お客様の目の前でシャンパン・ワイン・ビールなどを注がなくてはいけません。

それら配膳業務の前後や合間で、クロークサービスや、お客様の誘導なども行います。

配膳中などにお客様から会場やお食事について聞かれたり、要望を受けたりすることもたくさんあるため、柔軟な対応が必要でした。

また、乾杯に音を合わせてシャンパンを開け、新郎新婦の入場の際に合図に従い扉を開けるなどタイミングを問われる業務を担当することもあり、とても緊張する仕事でした。

 

それ以外にも、準備や片付けを行うことも多かったです。

テーブルクロスをアイロンがけしたり、ナプキンを折って席に置いたり、グラスやカトラリー(ナイフやフォーク)を拭いてから席に置いたりです。

男性を中心に机や椅子を運ぶこともあり、女性でも時々やらなくてはいけないこともありました。

 

通常の業務は以上のような感じですが、時々式場でなくブライダルサロン(結婚式の打ち合わせなどを行うスペース)でのドリンク提供などを行うこともありました。

また、普段は参加者50人以上の大きな会場を担当することが多かったですが、10〜30人ほどの小さな会場でサービスをすることもありましたし、普段は披露宴で使われている会場でのイベントでサービスをすることもありました。

 

時給やシフト

このバイトを選んだきっかけのところに、時給が高かったからと書いた通り、未経験の高校生だった私でも時給は1,200円ほどでした。

私が高校生の頃の最低賃金は900円台だったので、圧倒的に高いのがお分かりいただけると思います。

大学生以上であれば、時給1,500円以上のところもあり、一般的な飲食系のバイトよりは高めです。

 

シフトについては一般的な飲食系のバイトと同じように、半月ごとに勤務可能な日時を伝える形でした。

特定の式場に所属する場合では、曜日や時間固定のこともあるかもしれません。

 

やはり披露宴が行われて忙しいのは土日なので、平日の昼間や、夜遅くに働きたい人には向いていないかもしれません。

私は当時高校生だったので、土日と時々平日の夕方のシフトにはいっていました。

 

服装や身だしなみ

次に、服装についてです。

基本的に制服は貸与でしたが、会場によっては、Yシャツと黒いズボンは持参で、ジャケットのみ貸与ということもありました。

また、靴は自分で用意しなくてはなりません。

 

加えて、明るい髪色や、ピアス、ネイルなどは禁止です。

髪色は男女問わず黒の人が多かった印象ですが、女性では濃いの茶色であれば大丈夫というところもあると思います。

髪型についても、女性の場合、前髪が目にかからないようにする、ロングの場合はシニヨンヘア(頭の下の方でまとめたお団子)などの規定が会場ごとにありました。

男性の場合も清潔感とキッチリ感のある髪型が求められます。

 

化粧については、詳しい規定はありませんでしたが、派手すぎないナチュラルメイクかつ、きちんとして見えるメイクをしなくてはいけませんでした。

 

ブライダルバイトのやりがい・メリット

私が感じたブライダルバイトのやりがいやメリットは主に4つあります。

 

コミュニケーション能力や、気配り能力がつく

披露宴の参列者は小さなお子様から、お年を召した方まで様々です。

相手に合わせて話し方を使い分けたり、どんな人にでもわかりやすいように話さなくてはいけません。

また、グラスが空いている人がいたら飲み物を勧めたり、寒そうにしている人がいたらブランケットをお持ちしたり、食事がお皿に残っている時その人の様子を見て片付けるかお聞きしたり、周りをよく見て行動する能力や柔軟に対応する力が上がりました。

また、そういった気配りがお客様に伝わって、感謝された時や評価いただいた時は、とても嬉しいですし、やりがいを感じます。

加えて、担当のテーブルの前で最初にご挨拶やご案内をすることもあるので、人前で堂々と話す度胸もつくバイトだと思います。

 

マナーや敬語を学べる

日常生活の中で、カトラリーの並べ方や使う順番を学んだり、最上位の敬語使うことはあまりないと思うのですが、そういった機会を得られます。

フレンチでお魚料理を食べるときに使うフィッシュスプーンの存在なども、バイトを通じて知りました。

 

披露宴という貴重な場に立ち会える

基本は忙しく働いているのですが、待機している時には式の出し物を見ることも出来ますし、なによりも披露宴自体が喜びに溢れている素敵な空間で、私はそこにいるだけでも幸せでした。

 

時給の高さ

こちらは<時給やシフト>のところでも書いた通りです。

高時給のバイトを探していて、接客が好きな人にはおすすめです。

 

ブライダルバイトの大変だったこと

大変だったことは、3つあります。

 

体力面できつい

3~5時間ぐらいは立ちっぱなしですし、重い料理やドリンクを運ばなくてはいけません。

また、お皿が熱かったり、料理がすごく崩れやすかったりということも日常茶飯事です。

ブライダルバイトと聞くと、華やかな世界をイメージする人もいるかもしれませんが、肉体労働が中心といっても過言でないお仕事内容なので、体力に自信がない人は難しいと思います。

 

精神的なプレッシャー

披露宴という大事な場ですので、失敗のプレッシャーは居酒屋やファミレスに比べて圧倒的に高く、精神的にも大変でした。

ただし、私自身も飲み物を盛大に零したり、料理を崩したりしたことはたくさんありましたし、誰でもミスはすると思うので、そういった失敗をして怒られても、次から頑張ろうとポジティブに考えらえる人には向いているバイトだと思います。

 

覚えることが膨大

テーブルの中で料理を出す順番やドリンクの注ぎ方、カトラリーの並べ方ぐらいは、どこでも共通ですが、初めての会場ではトイレや喫煙所の場所を覚えなくてはなりませんし、料理は毎回違うので、毎回覚えなくてはいけません。

もちろん全部暗記できないので、お出しするときに料理名だけ裏で覚えて、詳しい料理の内容はメモに書き、お客様に聞かれたら「確認してまいります」と言って、裏でメモを確認して答えたりしていました。

ドリンクについても、式ごとに提供できる種類が異なるので、毎回覚える必要がありました。

 

おわりに

最初にも書いた通り、私はこのバイトをやって良かったと思っています。

怒られて落ち込むこともありましたし、キツくてやめたくなったこともありましたが、それ以上に多くのことを学び、成長できました。

人と関わったり、人に喜んでもらうのが好きという人にはオススメのバイトです。

(Visited 217 times, 1 visits today)

コメント

タイトルとURLをコピーしました