今回は私が大学3年生の時に行っていた広告代理店での長期インターン経験を紹介します。広告業界に興味のある学生は、インターン選びの参考にしてください。
インターンをはじめるまで
インターンをしようと思ったきっかけ
WEB広告業界に興味があり、就職活動の前に、業界や業務への理解を深めようと思ったことがきっかけです。
インターン先を探した方法
「Wantedly」という求人媒体で、「広告代理店×長期インターン」というキーワードで検索し、応募しました。
会社の業界・事業
WEB広告代理店です。メインの事業はクライアントの予算で広告を運用し、リードを獲得することです。
その会社にした決め手
- 職種
WEB広告業界で、1番興味のある営業という職種で働くことができるという点が魅力的でした。
- 規模
会社が設立して半年で、規模が小さいこともあり、幅広く業務を任せてもらえる点が魅力的でした。
業務内容
広告運用の数値報告
クライアントに広告運用の結果の良し悪し、そしてその原因と対策を伝えることを担当しました。運用のテクニカルな部分に関しては知らないことが多数あるため、社内の運用メンバーと相談し、報告内容を決めました。広告運用の結果の悪化はトレンドによるものや競合によるものが大部分を占めるため、原因となるようなデータを事前に集め、報告内容に説得力を持たせることを心がけました。
制作物の依頼と品質チェック
社内の制作メンバーへの制作物の依頼と品質チェックを行いました。まず、制作物の依頼に関しては、クライアントの要件を整理し、それが伝わるように指示書を作成し共有しました。制作がスケジュール通りに進むことができるように、作業の進捗確認とリマインドを積極的に行いました。次に、品質チェックに関しては、指示書通りに制作がされているか確認していました。品質チェックが甘いと、メディアでの広告の審査落ちにつながるため、入念に何度もチェックを行いました。
資料の作成
クライアントへの提案に使用する資料を作成しました。構成や伝えたいことは決まっている場合が多かったため、レイアウトを担当しました。相手の担当者目線で、文字の大きさや色、配置などを見やすいように工夫しました。
競合調査
広告戦略の立案につながるデータの収集を行いました。インターネットで「自社」「競合」「市場」の3つの視点からデータを収集し、エクセルにまとめました。戦略を担当する上司がそのデータから広告施策や企画に落とし込む役割でしたが、自分でも施策や企画の案を持っていくことを心がけました。
勤務体系・給与について
- 勤務体系
出勤時間に指定はなく、月・火はリモート勤務、水・木・金は出社という勤務体系でした。私は月、火はMTGへの出席のみ。水、木、金はフルタイムで勤務していました。
- 給与
時給は1,200円でした。インセンティブ等はなく、退職するまで一定でした。
学んだこと
インターネットで検索し上位に表示されるものは、必ずしも良いものではなく、広告費をかけている商品ということを学びました。例えば、インターンを行う前までは、ランキングサイトの上位のものが1番良い商品だと誤認していました。しかし、インターンを通じて、ランキングサイトの上位の商品は、品質など関係なく、成果報酬単価が高い商品ということを知ることができました。このように、マーケティングの裏側を知ることで、ネットショッピングで騙されることは減りました。また、比較検討の際に参考になるのは、信頼できる人の口コミだけという結論に至りました。
役に立ったこと
就職活動の際に、面接で話すエピソードとして活用することができました。新卒採用の面接では、定量的なエピソードが好まれます。WEB広告業界は全て結果が数値で帰ってくることが特徴であり、エピソードとして話しやすかったです。また、学生の間から企業でインターンをしている人は少ないため、他の就活生のエピソードと差別化することができ、興味を持たれることも多かったです。
辞めた理由
Exciterでインターンをしたいと思ったからです。私は大学4年生のはじめに、就職活動を終え、卒業後はSAP業界に進むことを決めました。そこで、インターンとして学生のうちからSAPの経験が積めるExciterに転職するため、広告会社を辞めることにしました。
終わりに
広告業界のインターンは、マーケティングの考え方や裏側など、学ぶことが非常に多いインターンでした。多くを学ぶことができたのも、営業という職種で、メディア・戦略・運用・制作等、別の職種の人と関わる機会が多かったことが影響しています。広告業界に興味のある学生、業界理解を深めたい学生は営業という職種でインターンに参加することがオススメです。
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