本記事では、中国人が日々食べている朝ご飯の種類や食事をする環境をシェアします。
この記事を通して、中国に興味を持ってもらえると嬉しいです。
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朝食する場所
日本人が自宅で朝食をすることのほか、コンビニやカフェで朝食をとる人が多いイメージがある。中国でも自宅で食べる人はもちろん数多いが、朝ご飯の外食する場所が日本と非常に違うと思う。
中国では、写真のような人が常に路面店の軒先や露店などの場所で朝ご飯をとる。
特徴としては、朝忙しく通勤や通学する人にとって、店に座ってゆっくり食事をすることができないので、短い時間で熱々な朝ご飯を購入し、歩きながら食事をする。
定番の朝ご飯
定番の朝ご飯とは、中国のあらゆる地域で人気があり、どの地域でも売っている食べ物を指している。
豆乳と油条(ヨウテャオ=揚げパン)
中国では「豆乳と油条」という名前のソングがある。それぐらい、中国人にとって豆乳と油条の組み合わせは定着している。
包子(パオズ)と小籠包(シャオロンバオ)と生煎包(シォンジエンバオ)
この3つの「バオ」は日本で買えるが、それぞれの違いを知る人が少ないと思う。
包子(パオズ) ↓
日本のコンビニで肉まんとか中華まんが売っているが、それは中国の包子(パオズ)と似ていると思う。しかし、中国の包子の外側の白い皮は日本よりもっと硬く、強いて言えば、コンビニのセブンイレブンの中華まんが最も中国の包子に近いと思う。日本の中華まんの種類は多種多様だが、ピザまんは中国的ではないと思う。代わりに、あんが漬物の包子が中国で非常に人気がある。
小籠包(シャオロンバオ)↓
小籠包(シャオロンバオ)は中に熱々な汁があり、食べる際に十分注意する必要がある。日本に売っている小籠包の味は中国とほぼ同じだが、中国人が小籠包を食べる際に、醬油と酢のタレをつけるのが一般的である。日本で小籠包を食べたことがないので何をつけるのか知らないが、日本の酢と中国の酢の味が完全に違っており、中国の酢には甘みがない気がする。機会があったら、是非中国の酢を試してみてください。
生煎包(シォンジエンバオ)↓
生煎包も日本にあり、中華街に大人気の生煎包専門店もあるが、その店はいつも長い行列ができている。私は実際に食べたこともあり、中国で食べた生煎包と何か違っている。その店の生煎包は汁が多いが、中国で売っている生煎包はあまり汁がない気がする。
水餃子と馄饨(ワンタン)
水餃子↓
日本での餃子の食べ方としては焼き餃子が主流だと思う。中国でも焼き餃子を食べる人ももちろんいるが、水餃子の方がもっとメジャーである。水餃子は酢と醬油を混ぜて食べる。
ワンタン↓
その他にも、少し水餃子と似ている作り方はワンタンである。水餃子よりもワンタンの方が皮がもっと薄く、柔らかい。ちなみに、ワンタンもスープに酢を入れる食べ方が主流である。中国人は、小麦粉から作られた食べものと酢を一緒に食べることを好むように感じる。
地域ごとの朝ご飯
広州(南にある都市)
広州省にある早茶(ザオチャオ=飲茶)が世界中でも有名だと思う。早茶とは、中国茶を飲みながら蒸される点心を食べることを指す。中国人の私でも、早茶に対してとても不思議だと思うことがある。まず、朝ご飯としては食べる量が多すぎると思う。そして、量が多いので食べる時間も非常にかかると思う。広州の人々は本当に朝をのんびり過ごしていると思っている。
広西-コウシ(南にある都市)
広西の人は米より米粉の方が好きである。写真のようなものは螺狮粉(ロースーフン)と呼ばれている。
螺狮粉の特徴としては、匂いはいいとは言えないが、食べるとわりと美味しい。しかし、この螺狮粉の匂いで気持ち悪くなることもあり、うけつけない中国人もたくさんいる。
天津-テンキン(北にある都市)
天津の朝ご飯の名物としては煎饼果子(ジェビングォズ)だと思う。煎饼果子の外側はパリパリの食感であり、中には油条、ソーセージ、野菜などが含まれている。この煎饼果子は中国では一般露店で売っている。天津はその煎饼果子の発祥地だが、北の都市ではその煎饼果子が大人気なので、売っている店がたくさんあると思う。
西安-シアン(北にある都市)
西安の朝ご飯の名物としては肉夹馍(ロージャモ)である。
外側は焼かれた硬いパンで、中身は豚肉とピーマン炒めである。 外はカリカリで中は柔らかな食感。紙やレジ袋に入っており、何処かにも持ちやすい特徴があるので、朝急いで通勤する人にとって朝ご飯のいいチョイスだと思う。
まとめ
ご存知の通り、中国の地域が広いので、地域ごとにそれぞれの食文化があり、一言では述べることができないと思う。しかも、私自身でも中国のすべての美食を食べたことがない。上に述べた各地域の特色物は中国の全国でも買え、例えば油条ヨウテャオ、肉夹馍(ロージャモ)などは日本ですら買うことができるが、やはり本場に行かないと、本物の味を味わえないと思う。そのため、是非中国のあちこちに旅行へ来て、本場の美食を食べてみてください。
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