【武術は皆できる⁈】外国人に勘違いされやすい中国のこと

紹介

この記事では、私の経験を含めて、外国人が中国や中国人に対し、勘違いしていることを紹介する。

事例

中国の一般人でも太極拳などの武術ができる

私は日本の大学のスポーツ健康学部に所属している。ある日、ゼミのトレーニングの授業で、先生から「太極拳を皆に教えてほしい」ということを言われた。しかし、私は太極拳をやったことも全くなかった。

外国人は、中国の80年代のアクション映画(代表的な有名な役者はブルースリー、ジャッキーチェンなど)の影響を受け、中国の武術に関する強い印象を持っている。確かに武術は中国の伝統文化の一つとして、国家が武術の発展を重視しているが、武術をすることは極めて危険性が高く、専門性も高いので、一般人が武術ができるかと言われるとそうではない。中国では武術を習得するために専門学校へ行く必要がある。

ちなみに、太極拳は武術のひとつだが、他の武術と比べたら極めてレベルは優しい。精神を癒す機能も持っているので、近年から高齢者の中で非常に人気がある。

中国人は皆、卓球が上手

卓球は武術と同じく、中国の代表的なスポーツとして認識されており、中国政府は卓球のスポーツ選手の育成を非常に重視している。しかし、中国のスポーツ選手の選抜は、スポーツの専門学校でしか行われてないので、一般人の我々としては学校内で卓球をやる機会が少ない。そのため、中国人であっても卓球に対する認識は他のスポーツと同じ感覚である。他の国と同じように、卓球が上手な人と全くできない人の、両方とも存在している。

中国人がいつも喧嘩をしている

世界の中でも、中国人はうるさく、声が大きいイメージがあるらしい。そのため喧嘩をすることが多いと思われているらしいがそうではなく、言語の発音と関係があると思う。例えば、日本語は口をあまり開かなくても発音ができるが、中国語は口が大きく開かないと発音しにくいので、それと同時に声も大きくなる。もし中国人同士が大きな声で喧嘩をしているような場面を目撃したら、それはただ普通の会話をしていることだと認識して欲しい。

中国は落後な国家/中国にお金持ちが多い

前働いたアルバイト先で40代の従業員と会話をしたとき、「中国には自転車を乗る人がたくさんいて、車を持つ人が少ない印象がある」と言われたことがある。それは、中国に対する印象がまだ90年代の頃に留まっているのであろう。現代の中国では、車の渋滞が極めて厳しい問題となっている。

一方、近年から海外で中国人の爆買い行動により、中国にはお金持ちが多いというイメージの人も徐々に増えている。実はこの爆買い行動は購入代行であり、中国の人口が多いことで需要量も多くなるからである。また、海外での購入は免税があるため、自国の購入よりやすい値段で買えることで、爆買い行動が発生する。

現代の中国では貧富差別が極めて大きいと思う。中国にもお金持ちは多くいるが、総人口に占める割合は極めて少ない。

中国のパンダのキャラクターがいつも可愛らしい

パンダと言えば、常に「可愛い」印象を持っている人が多いと思う。パンダは海外でも大人気である。特に冬季北京オリンピックの開催とともに、パンダのマスコットキャラクターも世に広まった。無邪気な様子でとても可愛らしい。

   参照:https://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/3828946

 

しかし、中国には可愛いとは言い難いパンダのキャラクターも存在している。それは中国の若者たちの中でとても人気があるパンダのキャラクターのスタンプである。パンダの体だが、変なおじさんの顔がついている。 全然可愛らしくないが、非常に面白いと思っている。

まとめ

人は固定観念に影響されやすい。外国人が中国に対する印象はまだ90年代に停留している部分もあり、一部分の中国人からの先入観も影響されている。この記事を通して、中国に対する印象が少し変わって頂ければ嬉しいと思う。



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