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はじめに
2022/02/20に再受験した簿記3級についてのレポートである。当レポートでは、簿記3級のあらましや、試験対策から試験当日までを時系列で述べ、簿記3級受験者を対象に参考になるものであることを目的として作成する。
簿記3級のあらまし
簿記の資格とは
「簿記」とは、日々の経営活動を記録・計算・整理し、経営状況と財政状況を明らかにする技能のことであり、簿記3級はその技能を習得し活用するために必要な資格である。
簿記の資格には、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類があるが、一般的に「簿記」と言われるのは今回私が受験した日商簿記である。
日商簿記には、原価計算初級、簿記初級、3級、2級、1級と級が分かれており、今回私が受験した簿記3級は、初歩的な商業簿記を学ぶ基本レベルであり、社会人にとっての一般常識に位置づけされる。
試験の概要
試験費用は、税込み2,850円である。
試験の実施方法は、年に3回行われる筆記試験方式と、ほぼ毎日行われているネット試験方式がある。ネット試験はインターネットからいつでも申し込む事が可能であるため便利だと感じ、私は受験する日を指定したい事もあり、後者のネット試験方式にて受験した。
一方で、いつでも申し込めるため準備ができてから申し込もうという甘えにも発展しやすいので、まずは試験の申し込みを済ませ、その試験日に向けてスケジュールを立てるべきだと感じた。
ネット試験当日は、免許書等の身分証と、電卓を持参した。メモを取るための筆記用具は、試験会場で貸し出しを行っているため持参する必要はない。
ネット試験の合否判定は試験終了後に、その場で知る事ができる。
試験科目と合格基準
試験科目について、第1問に仕訳、第2問に帳簿・伝票・訂正仕訳・勘定記入・決算仕訳、第3問に財務諸表・精算表・決算整理後残高試算表が出題される。第1問の仕訳は15問出題され、配点は各問題3点であり、合計で45点が与えられる。第2問に関してはその都度問題数は異なるが、合計で20点が与えられる。第3問に関してもその都度問題数は異なるが、合計で35点が与えられる。第1問～第3問までの合計点が70点以上で合格となる。
簿記試験受験
試験対策
試験対策では、前回から今回の試験までの一週間にどのような対策を行ったかについて記載する。
試験対策には、【スッキリわかる 日商簿記3級 第12版[テキスト&問題集]※以後テキスト&問題集と呼ぶ】と、【スッキリうかる 日商簿記3級 [本試験予想問題集] 2021年度※以後本試験予想問題集と呼ぶ】を使用した。
テキスト＆問題集は、1周熟読した。なお、自分の苦手の箇所については何回も読み直した。
本試験予想問題集は、第1回～第9回までの予想問題が掲載されていた。前回の試験では、第1、2問にミスが多く目立ったため、そこを重点的に対策した。具体的には、第1、2問を第1～9回まで解き、苦手を克服するようにした。その後に、第1～9回までのうち、点数が悪かった回を通しで解くようにした。
前回の試験から、一週間という短期間しか対策する時間がなかったこともあったため、全体的に試験対策をするというよりは、前回の試験の点数が悪かった箇所を重点的に対策した。
試験当日
試験当日は30分前には会場に到着した。流れとしては、受付にて本人確認を行うための免許書を提示し、持参した電卓が規定を守られているかの確認を行い、注意事項が書かれた案内を受け取った。その後、担当者に座席を案内され、注意事項を読み終えた後、自分の準備が整ったタイミングで試験を開始した。
試験時間は60分間あり、そのすべての時間を使い試験を行った。テストが終了するとその場で点数が画面に表示され、自分で合否を知る事が可能である。その後、試験結果を担当者に印刷してもらう。その印刷してもらった試験結果には、QRコードが付いており、合格証明書を各自で発行することが出来る仕組みになっている。
試験の感想
前回の試験から今回の試験までは一週間しか時間がなく、不安ではあったものの空き時間を有効活用し、試験対策に当てられたことが今回の合格に繋がったと感じた。
今回の資格試験を通して感じたのは、全く簿記の知識がない私のような者であっても、独学で3か月ほど勉強すれば十分合格する事が可能という事だ。
最後に
簿記を勉強するというのは、企業の経営状況や財政状況の知識をつける事はもちろんであるが、それ以外にも計算など、今まで中学校で習ったレベルの数学を復習する事も出来た。私は、中学校レベルの数学も忘れかけていたため、今回の簿記の勉強を通して、復習できたことが良かった。
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