この記事では、中国出身の私が、日本での三年間の留学生活で驚いたことを紹介します。中国にはない日本独自の現象や物事、文化の違いについて理解を広めることを目的としています。
びっくりしたこと
トイレの綺麗さとトイレットペーパー
日本のトイレはほとんどウォシュレットでとても綺麗だと感じます。中国では空港やおしゃれなビルやお店などのトイレは綺麗ですが、臭かったり、トイレットペーパーが散らかっていたりと、なかなか入りたくないようなトイレもまだ存在しています。
また、トイレットペーパーの薄さにもびっくりしました。日本では流せる水に溶けやすいトイレットペーパーを使っているが、中国のトイレットペーパーは流せない、ゴミ箱に直接いれる厚いタイプです。
日本の電車
日本に来て三年間の中で一番困ったことは電車の乗り換えです。
例えば、中国ではある目的地にいくためのルートは一つしかありませんが、日本では多くのルートが選択できます。私が日本の電車に乗る時は、乗り換え案内のアプリを使用して路線を探すのですが、アプリを見ても、乗る駅と降りる駅を間違えて探すこともしばしばあります。日本の電車路線の複雑さについては非常に驚きました。
もし日本人の方が中国へ旅行する場合は、電車の乗り換えは楽に思えるでしょう。
マナーがいい
日本で電車に乗る際に、車内の静けさにも驚きました。中国では電車の中で友人と話したり、電話に出たりすることが一般的です。稀にイヤフォンをしないで音がスピーカーから外に漏れているマナーが悪い人も存在しています。
横断歩道の場合も、随分離れたところで車を止めて横断歩道を渡る人々を待つドライバー、頭を下げてお辞儀をする店員さん、ごみを正しく分別する人々……中国ではあまり見られない風景です。
更に、日本では女性が化粧をしないと相手に対する「失礼」という文化があるそうですが、中国ではカジュアルな服装で、スッピンのまま外を歩いている人もたくさんいます。もし旅行に来ても、びっくりしないでくださいね。
割り勘をする
日本では友達、同僚同士などが食事をしたときに割り勘の支払いになることも多いと感じていますが、最近は恋人同士も割り勘をしていることにびっくりしました。
中国では割り勘はあまりしません。割り勘をすると、お互いの友情や関係性に傷をつけるイメージがあります。その代わりに、食事に誘った人が奢って、次は奢られた側がご馳走する形になっています。
性に対するオープンさ
コンビニエンスストアで成人雑誌が普通に買えること、ホストクラブがあちらこちらにあること、繁華街で見られる目立つキャバクラやホストの看板……。こんなことは決して中国では見られない風景なので、私は非常に驚きました。
やはり日本はアジアの中で一番発達している国なので、政府と国民のオープンマインド性が高いと感じます。中国では政府が民衆に対して色々な制限を課しており、気を付けないと違法になってしまいます。
まとめ
この記事では、中国と比べながら自分が驚いた日本のことをいくつか紹介しましたが、まだまだその他にもたくさんの違いが感じられます。それは単純な物事の違いではなく、考え方の違いにも関係があるでしょう。
日本には「他人に迷惑をかけない」という文化があり、「いいマナー」や「割り勘」などはその産物だと思います。中国は「大国」という認識があり、小節に拘らず、和をもって尊きとすることは大事であると考えています。
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